ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

自由に書く!

英検のためのライティング練習をIDIYでしていたけれど、
地味にストレスだったことに気づいた。

英検準1級に関していえば、120字以上150字未満、
というような語数制限がまずある。
それからテーマに沿って、賛成か反対を述べなければならず、
その際には4つのキーワードの中から2つを使うこと、
となっている。
また導入、メイン、結論と三部構成すること、となっている。

これ、なにがストレスだったか、
どっちでもいいテーマや、私の意見とは違うキーワードしかないとき、
もしくは、本当は賛成だけれど、長くなりそうなので
反対意見で書こうなどなど、自分とは違うことを書く練習が
実は嫌だった。
しかも、私の場合はそれを提出して添削してもらっていたので
「こんな意見を持っている人なのか…へぇ~」なんて
思われたらどうしよう!と毎回、思っていた。
自分の意見と違う意見で書いたときは、
「本当は賛成の立場だけれど、このキーワードでは書きにくいので
あえて反対の立場で書いてみました。」とか
「いつもとは違う立場に立って書いてみました」と、
実は違うんです!アピールをしていた。

120~150字だから、いろいろと書きたいところも省略して
簡潔に…と書いているのに、添削では増量されて返ってきたり。
字数オーバーしてるし!!150字までって書いているのに~と
推敲に時間がかかったり。
途中からは意識改革をした。
私はこの英作文で自分の意見を出すのではなく、
英語をミスなく操れることを見せるだけでいいんだ!と。
ミスなく操れることを見せれたことはなかったけれど…。

そんなライティングの足枷が外れた今、自由だ~!!
字数?そんなの数えてもない!
構成?それ、おいしいの?と自由自在に好き放題に書いている。

例えば、数日前の課題は「第三言語を習うメリットは?」
これは書きやすそうだ!と飛びついた。
「私は第三言語を学ぶ必要性を本当に感じているわ。
こどもたちが小さいときは英語でこどもたちに聞かせたくないことを夫と
会話していた、学校批判、先生へのいろいろ、お友達問題などなど。
それでもこどもたちは”スクール”っていう単語はすぐにわかるようになって
”スチューデント”も”フレンド”もすぐに使えなくなった。
わざわざeducation place,(教育する場所) pupil(生徒)なんて
ちょっと違う言い方をしたりしていたけれど、それもさすがに限界。
でも、まだどの言語にするか悩んでいる。」
そんなことを海外のパルたちにメールするように書いた。
In addition to(加えて)
Conclusion, (結論として)
なんていう英検では馬鹿の一つ覚えみたいに書いた単語を使わず、
自由だ~!!と自由を満喫しながら書いた。
すごいダメ出しがくるかもしれない…と若干、ドキドキしながら。

I was very impressed with the quality of your writing .
Your sentences are long and contain complex ideas.
There were very few errors, you should be very proud of yourself!
(あなたの英作文の質にとても感心したよ。
あなたの文章は長く、複雑な考えを入れている。
いくつかのミスはあったけれど、すごい!)

新しい先生(ニュージーランド人)に提出したら褒められた。
気をよくしたので、いつものイギリス人の男性講師にも別の英作文を
提出。テーマはコミュニケーションの難しさと他者への寛容さ。
裁判員をして気づいたけれど、同じ国出身っていうだけで、
海外のパルたちよりつい各種説明を省略してしまう、
そこには、彼らはわかるだろうという思い込みや傲慢さがあったことに
気づいた、というような英作文を書いた。

Your work today was indeed very well-written with only minor
matters for me to comment on.
(今日のあなたの課題はコメントしたように小さなミスが
あっただけで、とてもよく書かれていた。)
小さなミスも、あなたが選んだ言い方よりも自然な言い方があるよ、
と例に挙げたところを確認してほしい、という内容だった。

tried understanding,(理解しようと頑張った)
という意味で書いた文章を”try to understand”にしたほうがいい、と。

'try to ' implies a strong effort and greater intention accompanied
by ultimate failure.
(try toは努力したし、真面目に頑張ったけれど、最終的に失敗したことを含む)
へーーーー、知らなかった!
ちなみに私が「そんな言い方はしない」と言われた単語は
mother language、母語、という意味で使ったけれど
first language か native language、と指摘された。
なるほど…。

ところで、”FANBOYS rule”というのを今日、教えてもらったけれど
とても面白かった。
For
And
Nor
But
Or
Yet 
So
7つの単語の頭文字をとってFANBOYSのようだけれど、
どういうルールかというと、このFANBOYSの前には句読点をつけろ!と。
忘れるのよね~、句読点。
日本語だと自由につけていいイメージがある。
「。」はとにかく「、」なんて自由自在に雰囲気でリズムで
私はつけている気がする…。
「私は、思うけれど」でもいいし、「私は思うけれど」でもいいわけで。
その感覚で英語を書いていると、「句読点をつけろ!また忘れてる!」と
最近はよく言われるようになった。
punctation(句読点)と何度見たか…覚えてしまった。
それまではpreposition(前置詞)だったのに…もしくはtense(時制)。
次々と課題は見つかるものだと感心する。