ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

任務完了!

卒業式が無事に終わった。
卒業生の末っ子よりも、謝辞を読む私のほうが緊張して当日を迎えた。
3時起き…。
推敲に推敲を重ね、読む文章ならば問題なくても
聞く場合には意味がわかりにくいかもしれない、
と思われるような箇所なども修正し、
何度も音読し、自分が納得できるところまでした。
音読しすぎて謝辞を諳んじることができるようになった。

筆耕をお願いした友人が家で音読したところ、
高校生の息子くんに「さすがメイさんの謝辞!」と呆れられたらしい。
えっ?そんなに変だった?と聞くと、
「謝辞っぽくない」と。
小5の別の女子にも「謝辞っぽくない」と言われた謝辞でした。
・・・大人げないから言わなかったけれど、
心の中では「あなたたち、若いのに保守的ね!」と思っていた。
大人げない…。

卒業式前日に謝辞は先生方が総立ちで聞く、と知る。
・・・あれ?前回、謝辞を読んだときは座っていたような…。
立って聞いていただくほどのものではございません!と
さすがの私も恐縮し、前日に
「先生方、どうぞおかけください」の一文を書いた付箋を
謝辞原稿に貼る。(それ以外は筆で書かれているのに)
ついでに言い忘れないように最初に言うジョークも付箋にメモ。

ジョーク、受けたんですよ~。
卒業生にも在校生にも先生方にも…。
小学生から大人までわかりやすい害のないジョークだったので
満足。
その後も、笑ってほしいところではきちんと笑ってもらえた。
卒業生からどっと笑いがでたり、
先生方からクスクス笑いを聞けたり、笑顔が見えて
緊張せず…なんてことはなく、緊張しすぎて自分の声が聞こえなかった!
緊張しすぎもあるけれど、マイクの調整が悪く、
音が出たり、出なかったりで…
それでも地声が大きく響くもので、なんとか届いたようです。

卒業式後、校長先生から「心にしみじみと染み入る謝辞でした」と
声をかけていただいた。
ほかの先生方からも「2回目でも、前とは違う趣で、
エピソードがたくさんあるんですね」と声をかけていただいたり、
「メイさんの仕事は人前で話す仕事なんですか?」なんて言われて
天狗!になりたいところですが、
あのマイク調整はないわ…と落ち込み中。
私の責任ではなかったけれど…リハーサルせずか?!
マイクチェックまで私の責任だったのか?…と溜息が止まらない。
達成感得たかったのに。

それでも、卒業生が謝辞を「面白かった!」と教えてくれて
そう?どこが一番面白かった?と聞いたら、
私の言った一文をそのまま言ってくれた!
ごめん、おばちゃん感動…。
そんなに謝辞をちゃんと聞いてくれていたんだ!
来賓の方にも「感動しながらも、にやりとしましたよ。」と
謝辞を楽しんでくれたようで、よかった。
卒業生のほかの保護者からも「よかった!」と声をかけていただき
(「悪かったよ」と直接私に言いに来る人はいないだろうけれど)
とりあえず、ほっ。

卒業式の日にこどもたちから保護者への手紙を渡された。
卒業生が入場するまでの間に保護者はそれを読み、ウルウル…
という流れになっている。
うちの末っ子の手紙、ウルウル…無理!

「いつも勉強しない僕にあきらめずに”勉強しなさい”と
言ってくれてありがとう。
これからも、あきらめずにがんばってね。」

・・・えーっと、頑張るのは私?
あきらめるなよ、って応援されてるのか?
勉強しろと言い続けろと?勉強しない人を?
おーい!!!!と入場してくる息子に「ちょっと!!」と
言いそうになった。
これからも頑張らせていただきます。
「勉強しろ!」と言い続けることを。