ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ドイツ人と天気

ドイツのパルたちが私のパルには多い。
ドイツのパルたち、手紙の挨拶部分が
他の国のパルたちに比べて長い、とは常々思っていた。

アメリカのパルたちは
「元気?早速だけれど、伝えたいことがいっぱいなのよ!」
といった具合にすぐに本題に突入することがほとんど。
「今年は暑くて●●℃を記録したわよ」というくらいは
どの国のパルたちも書くけれど、ドイツのパルはその比ではない。

例えば、先週手紙が届いたドイツの50代の女性。
「今年の夏はドイツ特有の天気だったわ。
ドイツは大体、25~30℃で暑いけれど乾燥しているのよ。
極まれに雷雨があるくらいで、雨もあまり降らないのよ。云々」
という天気の話題で2枚!!
便箋2枚!!
3割が天気の話題!!と、さすがの私も読みながらびっくりしたら、
「ドイツ人が天気の話題が好きだって知ってた?
私もやっぱりドイツ人みたいね。
2枚も天気の話題を書いちゃったわ、アハハハ!」と
天気の話題の最後に書かれていた。

知らなかった…。
いや、薄々、ドイツの気象状況について私、その内、
かなり博識になるのでは?と思うほど
ドイツの各地域のパルたちが天気について
かなりの量を手紙で語っていたけれど、
天気の話題=話半分で聞くもの、というイメージだったので
読み流していた。。。

ドイツ人が天気の話題好きって、本当?と、
つい検索してしまったけれど、どうやら本当のようです!
ドイツ人の天気の話題の熱さについていけれな日本人のブログが
たくさんでてきた。
天気の話題って、話すことがない相手や無難なトピックとしてするもの、
というイメージが崩れた。

そういえば、別のドイツ人のパルに大学時代にドイツ語を履修したから
挨拶程度はできると話したとき、
「天気の話題は出来る?」と聞かれた。
”天気”?
天気って、一応、挨拶レベルだから?と
そのときはいまひとつ理解できなかったけれど、
そういうことか!!と今更わかった。

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自分の性格を考える

チェコのパルに「あなたって、どんな性格?」と手紙で聞かれた。
自分の性格は自分自身でもよくわかってない上に
他人からの性格評価にも「えぇ?!」と未だに驚かされる。

ロンドンのパルは私のことを「日本人らしくない。」と言う。
前例とか伝統とかより合理的な考え方をする、と評するし、
中国人の友人たちは「思ったことをすぐ言うところと
声の大きさは中国人」と言っていたし、
アメリカのパルたちは「フレンドリー」だと私のことを言い、
コスタリカのパルは「意見を言わなさ過ぎる」と言う。

bitter-chocolate3.hatenablog.com

「私、意見を言わないって言われちゃった~。
自己主張が足りないんだって。」と夫や友人に言い、
絶句されたのは記憶に新しい。
コスタリカ、私がおとなしい人になる国?
すごい!いろんな意味ですごいぞ!と思っている。

さて、チェコのパルに私の性格をどう伝えればいいのだろう。
国によってパルによって受け取り方は本当に千差万別なことを
文通を通して知った。

私の性格を私自身はどうなっているんだろう?と思っていたら
ポスクロ経由で日本人からメッセージをもらった。
ポスクロで日本にいる日本人からメールを受け取る日が来るとは。
しかし、なんだか日本語がおかしい気がする、と
プロフィールを読むと、立派なご職業が書かれていた。
ネットでのことはすべて”自称”だと思っている私、
一体、なんの目的で私にメッセージを?
「お金は持ってませんけれど」と、つい返信しそうになった。
私の思う私の性格、”疑い深い”かも。

 

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作文と自己顕示欲

夏休みの宿題に追われているこどもたちと同じくらい
夏休みの宿題補佐に追われている。
「私たちがこどものときは、親は宿題手伝ってなんて
くれませんでしたよね~?」とこどもの小学校の同年代の先生に
聞かれたことがある。
私の親もノータッチでした。
でも、いまのこどもたちの宿題はこどもだけで出来ない宿題が多すぎる!
「きょうもたのしかたよ」とか連絡帳に一言日記しか
書いてないレベルの小1の夏休みの宿題に読書感想文。
「たのしかたよ」って、小さい”つ”すら書き忘れるレベルに
原稿用紙2枚の読書感想文…。
それ、どう考えても親が手伝う前提じゃないの~!!と
叫んでいる小1ママさんは全国にいっぱいいるかと。

ほかにも例えば、小5の娘の夏休みの宿題に作文があった。
テーマは”非行”。
小5に非行がなにかをまず教えてよ!と保護者でブーブー言い合ったほど。
小5の花子も「非行ってなに?」からスタート。
えーっと…髪を染めている人?
「白髪染めは?隣の白髪染めしているおばちゃんは非行?」
あぁ、いやいや、そうではなくて、
ゲームセンターとか入り浸りの人、と説明すると
「っで、どこまで行けばゲーセンはあるわけ?」と聞かれる。
えーっと、家から車で30分以上行ったら…。
「どうやって入り浸るの?」と質問され…
「お小遣い貯めて?」と答えると、娘は「えらいやん!」と。。。

私も聞きたい!
小学校高学年の”非行”がなにかすらピンとこないこどもたちに
”非行”の作文書かせるって、どういう意味?

とりあえず、作文っていうのは”いかに自分のことを盛り込むか”だと
娘に伝えた。
非行っていうのは反抗期の人、と言えばわかりやすい?と聞くと
「あぁ~!太郎か!」と。
小3の太郎はただの反抗期で非行のひの字もいってませんが…。

それでは、なぜ太郎が反抗的な態度を取ってしまうのか、
反抗的な態度を取る太郎へのお母さんの接し方を見ていて
あなたが感じたことを書いたら、それは実体験も含まれて
あなたらしい非行の作文につながる、
という話をしたら、「いやだ」と言われた。

娘曰く、「プライベートなことを作文で書きたくない」らしい。
でも、実体験を含んだ具体的エピソードは読者の胸に響くものがあって、
という話をしたものの、
「私、そういう自己顕示欲の塊ではない。」と言われた。
ブログで日記みたいなことを書いているお母さん、
グサッときたんですけれど・・・。

結局、花子は当たり障りのない”非行の作文”を書いた。
「きれいにまとめているけれど具体的エピソードに欠ける」という私に
「そもそもテーマが私には面白くないし、
他人事過ぎて具体的エピソードとか無理。」と。
その口を鉛筆で作文にするだけで、立派な作文が書けそうなのに。

 

アメリカでカルチャーショック

アメリカのパルが3年ぶりにアメリカに帰国する。
「私、どきどきしているっていうより、ナーバスなのよ。
日本に慣れすぎてしまって、アメリカできっと
カルチャーショックを受けると思うの。」と
彼女が手紙で書いていた。

いやいや、日本に3年いたとしても、
アメリカには28年?27年くらいいたわけで、
どう考えてもアメリカの価値観と生活に慣れ親しんでいるあなたが
アメリカでカルチャーショックはないでしょ?と
驚いてLineで聞いてみた。

「例えば、何にカルチャーショックを受けると思うの?」

「アメリカの店員さんは日本ほど丁寧な対応ではないわよ」が
まず最初。
たった3ヶ月日本に滞在したロンドンのパルも
「イギリスに帰って驚いたことが、
イギリスの店員さんが失礼だったことよ!日本ではありえない!」と
怒っていた。
イギリスに35年以上住んでいて、今更そこに驚く?と
私が驚いたけれど。

アメリカのパルのカルチャーショックを受けるだろうこと、
その2は「料理の量」らしい。
「ポテトどーん!とかもう無理なの」と。
和食ラブでお弁当のレシピ本とお弁当箱を買い、
職場にお弁当を持参している彼女、
最初は「こんなにみんなお弁当箱が小さいの?!」と驚いていたのに
いまはすっかりそのサイズに慣れているらしいので
アメリカのサイズには驚くのかも。

とりあえず、カルチャーショックは逐一、私に報告して!
私も一緒にカルチャーショック体験させて~と伝えている。
そんな彼女は明日、日本を旅立つ予定だけれど…
台風でどうなるのかしら。

 

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万年筆が気になる

海外文通を始めてすぐに買ったウォーターマン
英語はすらすらと書けても日本語が書きにくい!
やっぱり日本語は国産万年筆だわ、と
パイロットのコクーンを買い、
ペン習字を始めたし…という意味不明な理由でカスタム74のF。
カスタム74のFが意外に太く、
やっぱり細字はセーラー!とプロフィット…。

カスタム74とプロフィットはまだ使って1年目。
どちらの万年筆も”ペンドクター検品済み!”のものだったけれど
これが使いやすいかというと、全くそうではなく
かすれる、かすれる。
「万年筆を私の書き癖に育てる!」という決意をし、
あまり無理に書かず、毎日書くように心がけ
(書きにくいので実際には週に数日。)
最近、やっとカスタム74が書きやすくなってきた!
プロフィットも育ってきた!
ただし、この2本は”日本語専用”として、
日本語の手紙やペン習字のときに使っている。

こうして、すでに4本はある万年筆、
どれが一番使いやすいか、使う頻度が多いのは?と聞かれると
コクーン
コクーンに入れている色彩雫朝顔はもう注射器で入れないと
インクを吸えないくらいの量になったほど。
毎日使っているコクーン、このままもうコクーンだけでいい!と
思うけれど、最近、はげてきた…塗装が。

夫に「車のスリキズみたいにこの万年筆を塗れない?」と聞いたら
「難しい」と言われ、
では、同じような状況になって何とかした人がいないかしら?と
ネットで探してみたり、
お客様センターに同じような質問した人はいないかしら?と
パイロットのHPをうろついてみたり。

「もう一度、コクーンを買えば?」と夫に言われたけれど、
これは私が4年以上愛用し、育ててきたペン先で、
当たり外れも大きい万年筆で、この書き心地に至るまで
いかに大変だったか!と言いたいところだけれど、
コクーンは最初から書きやすかった。
でも、同じパイロットでもカスタム74には苦労させられた。

そして、いま気になるのはパイロットのエラボーSEF。
やわらかい極細。
カスタム74を買うときも私の書き方を見た文房具店のおじさんに
「SFのほうがいいんじゃないの?」と言われたものの、
いや、ペン習字にはFだ!と思い込んでいたのでFを買った私。
やっぱりSFが良かったかも…。
SF(ソフトファイン、柔らか目の細字)は筆圧が弱い人向けらしい。
鉛筆で書いたノートをコピーしたら真っ白で、
「怪奇現象!?」と友人が驚いたほど私の筆圧は弱い。

それならSEF(やわらかめ極細)ではなく、SF(柔らかめ細字)で
いいんでは?と思ったり、
Fの万年筆はあるのにSFって、かぶってるし!!と現在、葛藤中。
末っ子がいまから広告片手にクリスマスのおもちゃを検討している横で
私も万年筆検討中。
お互いに「クリスマス、遠いね~。」と言い合っている。

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旅行者いろいろ

イランのファーちゃんがトルコに女二人旅をしたらしい。
イラン人がトルコ旅行、女二人旅?!と衝撃を受けたことを
正直に話したら、
「イランについての情報が古いんじゃない?!」と
いつものように怒られた。

ファーちゃんが送ってくれたトルコでのクルージングや
市街地散策の写真などなど、
とてもカラフルで、見ていて楽しかった。
トルコ料理もおいしそうで、
トルコは一度は行きたい国のひとつだし、
アルジェリアのパルが私に送ってくる伝統のお菓子の写真は
どれもこれも未知の世界で、全く味が想像できないけれど
食べてみたい!と思わせる美しさで、とファーちゃんに話すと、
「イランに来たら、私の手作りパンも食べさせてあげる!」と言われ
食べ物の予定だけ埋まっていく。

ファーちゃんの写真を見て、トルコについて聞いた後で
「あなたの夏はどう?」と聞かれたので
フィンランドのパルと日本で会ったことを話すと、
「写真を見せて。」と言われ、ハタと気づく。

写真、たった2枚しか撮ってない!
フィンランドのパルのこどもたちと我が家のこどもたちが
真剣に折り紙をしている様子を撮影していた。
私とパルの写真は一枚も撮ってない。

「写真撮るの忘れた!!」とフィンランドのパルにメールすると、
「私もこどもたちが遊んでいる写真しか撮ってないのを
メイと別れてから気づいたのよ!」と。

それでは、私たちは2時間ほど何をしていたか。
しゃべってた、延々としゃべってた。。。
こどもたちは折り紙をし、
夫たちは子どもの世話をしていた。
2時間近くしゃべり、「続きは手紙で!」と言い別れた。

大阪にはたくさんの外国人旅行者がいたけれど、
横断歩道を鼻歌を歌い、
たこやきを食べながら渡っている外国の人がいた。
この暑いのにアイスではなくたこ焼き?!…と横目に見たけれど、
とても楽しそうだった。
なんでも楽しんだもの勝ちだな~と思う。

 

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フィンランドのパルに会いに大阪へ!

フィンランドのパルと大阪で会ってきた!
そして、”トンボ帰り”。
大阪滞在時間は3時間!「早すぎ…」と大阪の友人に
絶句された。

大阪に向かう車中で、フィンランドのパルに私が選んだ
レストランを4,5箇所送って、
フィンランドのパルも「ここが素敵!」と言ったカフェ、
私も一番のおすすめカフェだった。
半個室で、女子会によく利用されそうなおしゃれさで、
その上、スイーツが充実している!
女子はやっぱりそういうお店よね!と第一希望。
第二希望はパスタがおいしそうなイタリアン。

渋滞にかなり(当家比!)巻き込まれつつも到着し、
フィンランドのパルについに会った。
「メイちゃん~!!」"Nice to meet you!!"と言い合い、
早速ですがランチ。
女子会にもってこいのカフェ!電話してみたら
閉店してました…。休みではなく閉店。
それでは、私たちには第二希望のイタリアンがあるさ!と
徒歩3分のレストランへ。
まさかの、まさかの閉店…。シャッター閉まってる。
看板すらない…
Googleマップ、全くあてにならなかった。
意外に情報が古いのか大阪の入れ替わりが激しいのか。

ちょっと歩けば飲食店の看板ばかりの地域だったので、
「ここは?」「あそこは?」と会話しながら散策。
うなぎはパス、カレーはちょっと…、そばもパス、
魚より鶏肉がよくて…といろいろリクエストを聞いた結果、
チェーン店の喫茶店へ。
私とフィンランドのパルはおしゃべりをし、
フィンランドのパルのこどもと我が家のこどもたちは一緒に折り紙。
お互いにフィンランド語と日本語でしゃべっていたけれど
通じ合っていた。

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フィンランドのパルにお土産をもらったのに、
なーんにも用意していなかった私。
フィンランドに送るから!」と約束して別れた。

フィンランドのパルがしみじみ言っていた。
「エアコンがないと眠れないっていうメイの話が
よーくわかったわ。
こどもたちが暑さで外に出たらものすごい不機嫌になる」と。
そんな彼女一家、明日はUSJらしい。
頑張れ~とエアコンの効いた部屋から応援を送りたい。

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