文通相手にママが多い私、特にアメリカのママが多いので、
日本で友達に愚痴る感覚でいろいろと話す。
友人から聞いた女子グループのいじめ、
暴力的な男のこの話、
「はい???」と日本語だったけれど理解できなかった先生の話等々。
文化や言語が違っても、価値観は同じなので、大抵は
”It's crazy!"(そんなのおかしい!)とか
”That's not acceptable!" (納得できないわ!)という
答えが返ってきて、
そうでしょう、そうでしょう!!と愚痴る。
「おかしい!」と思う価値観は共有しているのだけれど、
その理由を語りだすと、日本と違うなぁ~と思うことが多々あって、
そこに文化の差を感じたりする。
今日もちょっと…かなり暴力的な男の子の話になった。
これを日本のママ友で話をすると、
「あの男の子のママ、そろそろきちんとしつけしてほしい!」という
ママのしつけが足りない、という話になる。
あのママはほかの子やそのママが迷惑しているのがわかっているのか?!と
いうように、どちらかというと”しつけ”の話。
同じ話をアメリカのママにしたところ、
「その男の子のママは”責任”について、息子に教えなければ。」
と言い、その後は延々とresponsibility(責任)の話。
このままでは”responsible man(責任ある大人)に彼はなれない、
と言った具合に何度も出てくるresponsibility。
その”責任”という言葉にアメリカや文化の差を大いに感じてしまった。
彼女はアメリカのママの中ではしつけは厳しいほうに属する。
それは、彼女自身がメキシコ系で彼女の両親は
”叩いたり、大声でどなる”といったメキシコではメジャーなしつけを
彼女にしてきたから。
同じことをアメリカですれば、問題になるけれど。
アメリカの若者のひどさを見てられないわ!
私が彼女のママだったら…とよく怒っている。
アメリカのしつけは日本のしつけより甘い、という通念が
私やアメリカのママパルたちの間ではあるけれど、
果たして、本当に日本のしつけは厳しかったのか、
ちょっと私のしつけを垣間見たロンドンのパルと
彼女のアメリカ人婚約者から聞いてみたくなった。
「甘すぎるわ!!」と言われたら、どうしようと怯えながら。