ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

名前

ロンドンのパルから「メイの名前についてだけれど…」と
メッセージがきた。
私のイングリッシュネームのリスト?と思いきや、たった一つ。
Irisがいいんじゃない?と。

アイリス、その名前、私の知り合いにいるわ~とロンドンのパルに話すと
「英語の名前でだれともかぶらないって、難しいわよ」と言われる。
確かに、あら、初めて!みたいな名前は少なくて、
ジェニファーさんは3人、
ジャクリーンも2人、
サラは2人に
キャサリンは3人、
アレクサンドリアも3人…
娘の友達や息子の友達は同じ名前の子なんていないのに
それよりも少ない人しか知らない私のパルたちで
この名前のかぶり具合。
ソフィーとシャーロットもパルの娘ちゃんで二人ずつ。。。

そして、ロンドンのパルに言われた。
「私、あなたの本名、好きよ。日本らしくて。」と。
(ロンドンのパルや海外のパルは日本らしいというけれど
日本人が聞くと、…日本らしい???となる名前です。)

コロラドのパルには「母語によって苦手な発音っていうのはあるのは当然。
そこは相手に頑張ってもらうところで、
名前が発音できないからって、名前を変えなくてもいいんじゃない?
イングリッシュネーム、私はいらないと思う。」と言われ、
あーうーと悩み中。

ロンドンのパルが私のイングリッシュネーム、リストではなく
1つしか考えられなかったのには理由がある。
「最近、朝は調子が悪くて、ずっとトイレで吐いてた。」と。
…それって…それって、
morning sickness?(つわり)
検査は?結果は?と気になったけれど、まだ検査の段階にもないらしい。
彼女の夫はもちろん大喜びで(まだ検査してないのに)
妊娠かもしれない、とロンドンのパルが吐いているのを喜んでいるらしい。
新生児がみられる?!
いつ?!来年の春?と検査もまだなのに日本で私も盛り上がり…
「赤ちゃんが女の子で、アイリスって名前つけたくなったら、
いつでも言って。」と伝えておいた。
「いや、だから検査もまだなんだって…」と呆れられたけれど。

ただ、すでにロンドンのパルの夫は名前について希望を言っていて(早い!)
それがロンドンのパルの価値観と一致せず…
どうなるの????と思ったら、
「そんなときのためのミドルネームよ!」と。
なんだか長いミドルネームがつきそう。

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スヌーピー

小6の娘、花子と好きなキャラクターの話になった。
花子はすみっこぐらしが好き。

私は以前はリラックマが好きだったけれど、
最近はアメリカのスヌーピーが好きなバージニアのパルの影響で
スヌーピーが好き。
バージニアのパルはスヌーピーにファンレターを出し、
直筆サイン入りの返事をもらったほど!
「彼が返事にサインするのは珍しいのよ」という秘書の一言
メッセージ付きで!

スヌーピー、ただのだらけた犬だと思ってた。
ライナスの毛布は心理学で有名、それが私の知っている
スヌーピーのすべてだったけれど、
バージニアのパルはスヌーピーに人生を教えてもらった!という。

どういう意味だろう?と思いながら、スヌーピーを知ると
意外にスヌーピーは哲学的な犬だった。
名言がたくさんあって、私の好きな名言をいくつか紹介すると…

"Life is like an ice cream corn...You have to learn lick out."
(人生はアイスクリームのようなものさ。
なめることを覚えないと。)

 

"You play with the cards you're dealt..."
(配られたカードで勝負するしかない)

スヌーピーの名言ハンコも各種あって、
前から欲しいな~とお気に入りに入れつつ、まだ買ってないのがこれ。

Actually,you're very necessary.
(本当にきみはとても僕にとって重要なんだ)

このハンコが頭の片隅にあって、
インディアナのパルに国際電話をしたのかも。

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覚えやすい英語

リスニング強化するぞ!とリスニング強化方法を模索中。
そういえば、以前に買って寝かしておいた英語の本があった…と
取り出して読んだり、聞いたり…あっという間に飽きたり。

どうも続かないのよね~と年上のママ友に話していて、
一番役立ったのはどの教材?と聞かれた。
結構、英語教材系も買ったりしてきたけれど、
一番役立って、一番頭に入るのは海外のパルたちの英語!
やっぱり英語圏のパルたちからの英語は数行のメールにすら
「ほぉ!」というような発見がある。

昨日のオンラインの英語テストの結果をインディアナ州のパルに
「見て~!!」と送ったら返信があった。

You are way more advanced with English than
I will ever be with Japanese.
(あなたの英語は私の英語よりはるかに上)

You are more advanced English than~、ならわかる。
あなたの英語は~よりもっと上級レベル、という意味。
彼女の英語はそこにwayが入っている。
way:道、方法…以外に知らないんですけれど!!と調べると
こういうときのwayはmoreの前に置き、強調するらしい。

I will ever be with Japanese、のeverも多分、強調表現で…
強調表現をあちこちにこうやって使われると、
読んでいてもパニックになるけれど、
話されたら「ん?さっきのwayはなんだ?everはなに???」と
焦ることになっただろうなぁ。
もう覚えた!ハズ。

インディアナのパルは子供時代は軍人のパパさんが在日米軍として
日本にいたので日本に住んでいた。
子ども時代、日本語に苦労した記憶は全くないほどに
流暢に日本語を話していたっていうのに、いま覚えているのは
「ちょっと待って」だけ。
"If you don't use it, you lose it."
(使わないとダメになる)、
あれって、本当よ~としみじみとメールに書いていた。
私も大学時代は中国人の留学生たちと中国語で恋バナしていたんだけれど、
いまはすっかり忘却の彼方…。

インディアナのパルはメールの最後に書いていた。
「これからもっと会話をしましょ!そうすれば、手紙にすると
長くなりそうな話題についても語れるし、母についてとか…」と。
長くなりそうだから、まずはスカイプをダウンロードして…と
返信しておいた。

I've not stopped smiling since we got off the phone!
(電話を切ってから、笑顔のままよ)

と彼女が電話を切った後のメールに書いていた。
そして今日のメールには

I'm STILL smiling about our phone call.
(私たちの電話で、まだニコニコのままよ!)
Best. Day. Ever.!
(人生で最高の日よ!)

と書いていた。サプライズ成功!

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イングリッシュネーム再び!

インディアナ州のパルとの会話が恐ろしく聞き取れなかった…。
特に病気関連。
手紙ではあんなに単語読めるのに…とショックを受けた。
スペルを覚えているけれど、発音まで気にしてなかったので
頭の中で一致してなかったことを思い知らされた。
彼女のプロポーズ秘話も聞いたけれど、
彼女が笑いながら話してくれた1回目、
「…ごめん、半分からもう一回!レストランの机がなんだって?」と
聞き返し、せっかくの面白い話が半減。

手紙を書くことが多いので、読み書きはできても
(と自分で言うレベルではないけれど)
リスニングできてない?とショックを受け、
CEFRの簡易テストをしてみた。
CEFRのリスニングより3倍は早かったから、
インディアナのパルの英語は!!
私の結果はC1とC2の間でAdvancedだった!!と瞬間、喜んだものの
CEFRで上級レベルより、インディアナのパルとの会話が
できないことのほうが問題なのよ~とロンドンのパルに愚痴る。

「お互い興奮しすぎて早くなるのはよくあることだし、
次はもうちょっと落ち着いて、しゃべるペースも落としてくれるわよ。」
と慰められた。

ロンドンのパルに話したかったのはそれではない!
インディアナのパルは「リー?」と私の名前を発音した。
っで、つい、"No,I'm R・・・.”と発音を修正してしまった。

"Oh dear, the Japanese r is hard for English speakers."
(あぁ…英語圏の人には日本語のRの発音はむずかしいのに。)
とロンドンのパルに言われた。

わかってる、いや、わかっていたのにやってしまった~!!と
私も思った。違うところに電話したかも?と思っていたから、
「リー?」と聞かれて、「いや、リーじゃない」と言ってしまったの!
という話から、
そういえば、前もイングリッシュネームっている?みたいな話になったとき、
「名前は重要よ」という話になり、
「私はあなたの名前、発音できるから問題なし~」と
ロンドンのパルが言っていた。
私が話すパルたちは日本語を習っている人も多く、私の名前のRも
上手に発音していたし、
スペイン語圏のパルたちはR始まりの名前を完璧に発音するので
なんとも思っていなかった…いままで。
でも、私に英語の名前があれば、インディアナの彼女は
もっと心地よく話せただろうなあと思った。
彼女がその後、私の名前を呼ばないように気を付けているように感じたのよ、
どう思う?とロンドンのパルに聞くと、
「そういう必要性があるなら、英語の名前つけてもいいと思う」というので
それをロンドンのパルにお願いしたい!
あなたの英語のセンスに期待しているわよ!と話すと、
「名前を付けることは難しいし、重要なことよね。
あなたのsunny personalityに影響しない名前にしたい。」と
抱負を語ってくれた。
sunny personality:明るい性格
sunny personality!なんて素敵な形容表現!

「ロンドンのパルに任せるわ!」と言いつつ、
でも、できたら選びたい!リストアップして!とうるさく注文。
名前の意味も一緒につけてリストアップしてくれるらしい。
ジェーンとかエマとかいいわ~とジェーン・オースティン好きの私は思ったり、
まさか、サバンナとか入っているのかしら?と思ったり、
ロンドンのパルからくる名前のリストが楽しみ。

『バッタを倒しにアフリカへ』

本屋で平積みになっていて前から気になっていた本。
この表紙で勝手に芸人さんだと思っていた。
だって、ミドルネームがあって、そのミドルネームがウルド。
芸人さんだ!でも、やっぱり面白そうと手に取った本。 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

彼はれっきとした昆虫学者でした!
しかも、アフリカでウルド(〇〇の子孫)という
ミドルネームまでもらっている。
そのアフリカでのフィールドワークがすごく、
でてくるハリネズミ(野生をペットにする)のかわいいこと…。
あっ、研究対象はバッタです。
でも、ヤギ料理についても詳しく書かれていて…面白い!

学者なのに面白い文章!これはあの本と同じ系統!

 

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

 鳥類学者の本と同じかと。


学者が面白い文章を書くだなんて、隔世の感がある。
フィールドワークの過酷さ、ポスドクの未来の見えなさ、
全く知らなかった昆虫学者の世界だったけれど、
フィールドワークの過酷さに脱帽。
外においては厳しい砂漠、中では厳しい博士の椅子取りゲーム。
ほかにもアフリカの文化や交渉術、いろいろとひっくるめて
「これはぜひ、読んで!」と娘の花子にも渡した。

久しぶりに面白かった!と花子に渡したけれど、
表紙で「これが…?」と言っていた。
騙されたと思って読んでみてほしい。
最初の1ページで面白そう!と止まらなくなるから。

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サプライズ決行!

サプライズを決行した!

bitter-chocolate3.hatenablog.com
サプライズの内容はインディアナのパルに”国際電話”。
いつもはスカイプやwhatsapp,lineなどでパルたちと電話をしているので
国際電話のかけ方は…というところから始める必要があった。
もし、家族の人が出た場合には「メルをお願いします」といわなければ、と
ドキドキ。
えーっと多分…これであってる?と電話をしてみる。
時差を考慮してアメリカの午前中。
こちらは結構遅い時間。
初?アメリカへ国際電話!!もうすぐするぞ!の前に
夜寝る前の血圧測定をしたところ、異常に高かった。
ええ、緊張してますとも!!

そして、かけた。
3回コール後につながったら、留守電。
「あなたがかけた電話は***-***-***。
メッセージをどうぞ」と流れる。(もちろん英語で)
あれ?もしかして、番号間違えてる?と自信をなくす。
もう一度、手帳に書いている電話番号を確認し、電話。
同じ留守電。
「伝言をどうぞ~」と言われても、そもそもこの番号であってます?と
不安のためハイテンションで、
「サプライズ~!!日本のメイが電話してるんですけど~!」
なんて残せない。

3回かけて留守電だったので、もう諦めてメールでネタ晴らし。
サプライズ失敗!番号変えてる?それとも基本が留守電?と
メールで聞いてみた。
そして、考えた。そもそも「国際電話は高い!」と留守電メッセージを
聞いたのは1度きりで、以降は留守電とわかったらさっさと切っていた。
でも、ネットで見ると、留守電にもいろいろ種類があるらしいとのことなので
「ハーイ、メルです!」みたいな言葉も後ろのほうには入っている?
それなら、録音して何度でもわかるまで聞けばいいんだ!と
録音する気満々でインディアナ時間では夜にかけた。

「Hello? May?」と出てびっくり!!
えぇ~?!留守電じゃなかったの?メイですけど、メル?
ちょっと、これどうなってんの~?留守電専用電話かと思ったわ!と言うと、
「いまあなたにメールの返信していたところよ。
4回目の挑戦、ありがとう~!!」と。

ついに私たち、お互いの声を聞いて会話しているわ~!!と
電話でキャーキャー興奮する私たち。6年越し。。。
途中で息子君が通りかかったらしく、
「ちょっと、いま誰と会話していると思う?信じられる?日本のメイよ!
彼女のサプライズよ!」と早口で言ったり、
「メイによろしくって~」と私に伝言を伝えたりと忙しそうだった。
そして電話しながら娘ちゃんにもメールしていた、
「メイと電話しているんだけれど!!」と。

I CANNNOT BELIEVE YOU GOT TO TALK TO MAY.
SO AMAZING.
(メイと話しているの!すごいじゃん!)と娘ちゃんから返信があったり、
女子高生顔負けに、とにかくキャーキャー言い合った。
若い子特有の「マジで?」「マジ?」「やばくね」みたいな
実のない会話、やったから。日米で。
「もう興奮!」
「興奮して話せない!」
「私も!」
「っで、手紙に書いてたあの件はどうなの?」と
実は話せるところが若くない。
そして、結構、暗い内容に二人でトーンダウンしたり、
「メイと電話で会話してるなんて、信じられない!!」とまた
テンション上がったり…ジェットコースターのよう。

今日のあなたはどうだった?みたいな話もあり、
「息子の耳鼻科に運転して連れて行ったらまさかの休診で
別の耳鼻科に行って、90分ドライブにぐったり。」なんて私が言うと、
「私の今度の病院は~まで2時間、~まで二時間、~まで二時間」と
えっ、6時間ドライブ?
90分運転しただけで生意気言っててすいません…と話したり、
もう私も興奮しているけれど、彼女も興奮していてすごい早口!
「ちょっと待って!途中からわからなくなったから、ゆっくり言って!」と
何度言ったか…。
もう何から始めていいかわからないと言いながら、
私も彼女もすごい勢いで話の話題があっちこっちしながら話した。

「いつもはこんなに早口じゃないのよ。興奮しすぎただけ。
今度はもっとゆっくり話すわ!」と言われた。
インディアナのパルの英語、早口英語か?!というほどに早かった。
「もう興奮して、キャー!!本当にメイ?キャー?!
私、いまあなたと会話しているの?キャー!」みたいな
内容がほぼない早口は理解できるけれど、
「腎臓の病気の主治医の紹介で神経科…」なんていう病気関連の早口は
ほぼ聞き取れなかった…。精進しようと思います…。

 

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『ホテルローヤル』

花子と読書量対決中なので、積読本をさくさくと読んでいる。
その中のひとつがこれ。

 

ホテルローヤル (集英社文庫)

ホテルローヤル (集英社文庫)

 

 

ラブホテル『ホテルローヤル』を軸に物語は展開していく短編集。
最初の数話はいまひとつだけれど、途中から物語がつながって
結構好きかも~!なレビューに騙された。
最初の一話目から苦手、二話目も苦手、、、以下略。

小6の花子とつけている読書ノートにはあらすじを書くこと、と
ズル防止のために花子が提案した。
ホテルローヤル』のあらすじ…
「廃墟と化したラブホテルで繰り広げられる男女の性の哀しみ」
なんて…書けるか~!!なので、「★2つ」とだけ書いた。

ホテルローヤル』は昔、読んだホラーを思い出させる。
作家名もタイトルも失念した上に探したけれどでてこなかった、
井戸を覗き込んだり、ヤモリがでてくるホラーで、
その上にエッセンス的にセックス。

私の本の好みとは違うといえば、それまでなのだけれど
どうしてこうも性描写が受け付けないのか不思議なくらい、
読んでいて嫌悪感しか感じなかった。
大学時代は耽美派の谷崎や川端が大好きだった。
彼らの性描写は匂わせたり、雰囲気でエロスを作り出す感じと
性のなにかをつかもうとするその必死さが好きだったし、
多分、いまも好きなのだろうと思う。
同性愛で、直接的な性描写が多い中山可穂だって大好きだったし、
性描写=嫌悪感、なわけではないのに、
この作家が受け入れられない理由はなんなのだろう、と。

性の描き方がきらい、というくくりでいけば、
村上龍村上春樹も好きではない、と丁寧に言ってみる。
苦手な作家を考えていて、私が苦手なのは性描写ではなく
冷たい視線なのかもしれないと思った。
同じ理由で森鴎外も好きではない。
ナレーションのような地の文が冷たいから嫌いなのか!
そう思ったとき、私の苦手な分野がいまさらながらかなりわかった。

「次は何を読むの?」と花子に聞かれた。
積読本(明治からある由緒正しき歴史ある言葉!)は多くあるのに
また買った。
「次はサギサワ。」
自死で突然、いなくなった鷺沢萠、彼女のひょうひょうとした文章が、
大好きだった。
中学のときの実力テストで読んだ『川べりの道』の一部分で
これは本で読みたい!!と読んだのが始まりで、
気づくとサギサワの年齢を追い越してしまっていた。
もう一度、彼女の本を読んでみたくなって、久しぶりに買った。
懐かしい人に会いに行く気分。