ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

インディアナのパルからのメール

アメリカ、インディアナ州のパルからの手紙がそろそろ着くはず、
と「手紙出した」メールをもらってからポストをチェックしていた。
7日目でそろそろ?
いやいや、アメリカからなら10日~2週間。
10日目、来なかった…。
2週間経過の月曜日!来ませんでした~。
これって、体調不良でポストに辿り着けなかったパターンなのでは?と
思い始めたころ、インディアナのパルから、メールが来た。
「日々の体調にムラがあって、なかなかポストに行けてない」と。
明日こそは行きたい!と書かれていたメール、
珍しく彼女は落ち込んでいた。

I am halfway crying right now because I can't stand disappointing you.
(あなたを失望させたらどうしようと泣きそう)

オーバーな…手紙を出すわよ!小包出すわよ!と言いながら
2,3か月経過はいつものことじゃないの~と笑い飛ばしそうになったけれど
なんだか、かなり落ち込んいる。
どうやら持病の検査結果もあまりよくなかった上に、
さらに悪いことが判明したらしい。
「続きは手紙で!!」と…メールで告知。
いやいや、メールでついでに教えてよ~!!と日本で叫ぶ。

その一方で、
I told everyone (Dann, the kids, Dann's parents and sisters)
all about Hanako's birth canal Pioneer comment and
they all laughed as much as you and Yasu did.
(私、みんな(夫のダン、こどもたち、ダンの両親に妹たち)に
花子が産道のパイオニアで花子が一番兄弟の中で苦労しているって話、
みんなにしたら、あなたやあなたの夫のヤスと同じように
みんな笑ってたわ。)と書かれていたり。

 

bitter-chocolate3.hatenablog.com

花子はあのときジョークではなく本気で言っていたから
余計に笑ってしまうという…。
日本でしか通用しない笑いもあるけれど、海外のパルたちに通じる
笑いもある、ということで。

ちょっと落ち込み気味の彼女に返信していて考えた。
彼女はよく「あなたを失望させてないといいけれど」という。
もし、私が彼女に失望するなら、どんなときなのかしら…と。
誕生日小包にキッチンペーパーでぐちゃぐちゃに包まれたゴミ…に
みせかけた?ようなピアスが届いても、彼女らしい!と笑えたし、
「小包送るわよ」から1年後に小包送られても平気。
電話の横に置いてあるようなメモ帳で手紙が書かれていても
車の中で手紙書いているの~とすごい文字で手紙書かれていても、
「さすがメル!!そういうところも大好き」で終わる。
でも、もし、宝くじ当たって世界一周している中で日本に寄らなかったり、
日本に寄ったけれど大都市だけ行って地方の片田舎…ではすまない
地方の片隅に住んでいる私に会いに来なかったら、ちょっと失望するわよ、とメールした。
きっと彼女も同じだろうと思うけれど。

本当はもっとあなたに小包を送り付けたいのに日本への送料が高すぎる!と
彼女は嘆いていた。
"Talk to you really soon my soul sister"
(また本当にすぐに話しましょ、私のソウルシスター!)
とメールの最後に書いていた彼女、
今回はあまりにも落ち込んでいるので
「あなたにサプライズすることを決めたから!!」と返信メールの最後に付け加えた。
現在、サプライズの準備をしているけれど、
初めてのことなのでちょっと緊張中。
成功したらまた報告します!

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『羊と鋼の森』

花子と読書記録をつけて、どっちが多くの本を読んでいるか勝負することになった。
「賭けて!!」と夫も参加を強いられていた。
「お金を賭けるのは…」と躊躇した夫、
いえいえ、私たちが賭けているのはカプリコ

 

グリコ ジャイアントカプリコ<いちご> 1本×10袋

 

花子は家のあちこちにいつも本を置いていて、
同時進行で複数冊の本を読んでいく。
喫煙者時代の夫も煙草を家のあちこちに置いていたらしいけれど
発想が同じ。「本を探す時間がもったいない」らしい。

私は1冊ずつ!ただし、家と外(持ち歩き)では別の本。
そして、昨日読み終わったのがこれ。

本屋大賞を受賞し、調律師の話ということで
知られざる調律師の世界?と期待して読んだ。

 

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 平坦な話だった…。これで本屋大賞
前はもっと本屋大賞はよかった気が…と
ちょっと思ってしまった。
調律の知られざる世界!!というほどに話も深くない。
きっと家にピアノがあって、調律師が年に一度くる家なら知っている程度で
すごく調べたのね!取材が徹底されてる!という感じではなかった。
音に対する文章もかなりあっさり。
ストーリーも起伏もなく、事件が起きそうでもあっさり解決。

調律してもらう音のリクエストはそれぞれにある。
我が家はピアノの先生の紹介の調律師さんなので、
最初のリクエストは「ピアノの先生のところと同じくらいの鍵盤の重さ」。
先生の家はグランドピアノで、我が家はアップライトだけれど。


おしゃべり好きな調律師さんなので、毎回2時間ほどおしゃべりタイムがあり、
調律師さんのお話をほぉほぉと聞いている。
年に一度でも2時間も話せばさぞかしピアノに詳しくなるだろうと思うでしょう。
話している内容はもちろんヤマハ
あっ、ピアノではなくバイクのほうで…。だから、カワサキもでる。
ほかにも車とか車とかカメラとかバイクとか…たまにピアノ。
あと調律師の裏事情…ということで、ピアノには詳しくなってない。

調律されたピアノ、という大前提がありながら、
同じピアノでも弾く人によって本当に音色が十人十色になる。
こどもたちの発表会でもキラキラと輝くモーツアルトを弾いたこがいた。
天井からシャンデリアの光が降り注ぐようなキラキラ。
そうかと思えば、次のこはズドーンとくるハイドンを弾き、
女子力いっぱいのふんわりとした曲もあり、
転がり回る小型犬が目に浮かぶ子犬のワルツを聴いたこともある。
同じピアノでこんなに音が違うの?
このピアノがそんなにすごいの???
このピアノを買ったらすごい上手に弾けるんじゃない?と思うけれど、
次郎が同じピアノを弾くと無味無臭の音がして…
ピアノじゃない、腕か…となる。
そういうお話を読みたかった。

直木賞本屋大賞W受賞の『蜂蜜と遠来』に期待。

佐藤ママに共感する

尾木ママと佐藤ママの教育激論をYoutubeで見ていて、
私…佐藤ママの理論、すごい共感できる!!とショックを受けてしまった。
尾木ママに偏差値を重視しすぎるといわれていたけれど、
私も夫に「数字にでないとだめなのか」とよく言われるんだわ~と
反省。
文学部卒の私が数値にすべてがあらわれると期待し、
理系の夫が数字では表せないものがあるというのも
面白いなぁと毎回思う。

佐藤ママのどんなところに共感できるか、
例えば、「こどもが勉強しない」どうしたらいい?に
尾木ママは「一人でやれるようにアドバイスする」、
佐藤ママは「一緒に勉強する」。
私は断然、佐藤ママ。よく「勉強しなさい」というママが問題になるけれど、
子どもにだけ勉強させるから子どもがいやがる。
「一緒に勉強しよう」とか
「さぁ、勉強するぞ!」と私はこどもと一緒に勉強する。
もちろん、嫌がられるけれど。

そうすると必ず、「もう難しすぎて、こどもの勉強がわからない」と
いう人がいる。
それは数Ⅲ?化学?物理?と聞き返したくなる。
中学生までの内容なら一度やっているんだから、わかるはずだし
わからないなら、それこそわかりやすい参考書を買うなりして
親が勉強して、その姿勢をこどもに見せることが大事なんじゃないの?と。
私はすでに算数のセンスがないことが花子や次郎にバレてきているので
単元を花子より先に予習。
問題集は一度、頭の中で解いてみる。
できない問題は数学の得意な夫から解説を受けておく…のが私流。

算数などきっちり答えのでてくる問題はまだ教えるのも楽。
問題は社会や理科などでこどもからでてくる疑問に答えること。
「先生に聞いたけれど、わからないって~」という質問、
結構、多い。
先生に質問すると「ちょっとカンニングさせて~!」と先生が
スマホで調べることも多いらしい…ありか?それはありか?と
聞くたびに複雑な気持ちにさせられる。
まずは、スマホの前に図書室にでも誘導してほしかった…。
社会や理科の疑問には我が家では”仮説を立てる”ということになっている。
家族みんなで仮説を立て、それぞれにその仮説を証明するための本を
探したり、ネットで調べる。
その議論がとても楽しくて、それが勉強の醍醐味だと子どもたちに言っている。

勉強は先手必勝で、予習がすごく大事だと我が家のこどもたちを
見ていると思う。
小学校の勉強も1つ前の単元を予習するだけで全然、違う。
1回でわからないことも2回聞けば、さすがにわかる。
わかる!簡単!と思いながらテストで高得点がとれると、
「もしかして、私、勉強できるかも!」と勘違いする。
でも、この成功体験による勘違いの積み重ねが
とても大事なのだと思う。
我が家の子どもたち、多分、みんな「勉強できる」と勘違いしている。


先日、読んだ教育関係の本で知り、ずっと引っかかっているのが
テセウスの船”。
テセウスアテネの若者とともに帰還した船には30本の櫂があり、
アテネの人々はこれを保存した。その後、朽ちた木材を徐々に新しくし、
すべてが新しい木材に変わったとき、これはテセウスの船と呼べるのか。
それは同じ船だともいえ、別のものともいえる。
教育関連の本の中で、その著者は子育ても同じで、
学校、塾、習い事と親ではなくほかの人たちから学んだ子どもは
果たして自分のこどもといえるのか?
そこに自分の思想や信条は受け継がれているのか?と。
こどもと親はそもそも別人格だとしても、とても興味深い指摘だと思った。

 

鞄が重い

鞄が重い。
読みたい本を単行本でいくつか買ったのに
それを鞄に入れて持ち歩く気力がない、と年上のママ友に話すと、
「年々、鞄が重くなるのよ。それは、年ね!」と言われた。
15歳上の彼女に言われると、
「なるほど!」としか言えない迫力いっぱい。

以前は単行本2冊を鞄に無理やり押し込んでいた。
「鞄、いつもパンパンやな。」と、みんなに呆れられていたけれど
3歩歩けば本屋に当たる地域に住んでいない私、
道中で本が切れたら、どうするわけ?と本気で思っていた。
もちろん、図書館の本なんて持ち歩かない。
しかし、重い…革製の鞄だから重いのか?と布製の鞄にしたり
トートバッグにしたりと各種してみたけれど、
重いのは鞄ではない。鞄の中身なのだとみんなに指摘された。
それならばと、ここ数週間ほど、文庫本を持ち歩くことにした。
軽い!
でも、家にたくさんの未読の単行本があるのに
鞄に入れるための文庫本を買いに本屋に行き、
なんだか違うぞ?と思った。

「それなら電子書籍は?」と夫におすすめされた。
漫画はkindleでたくさん読んでいるのに、なぜか小説は基本、紙だった。
一度、やってみよう!とkindleで小説をダウンロード。

単行本で買おうと思っていた本なのに全く読まない。
読みにくい。
小さいスマホでは読みにくいし、電子書籍を読むために
大きなタブレットを持ち歩くのもなんだか本末転倒の気がして
結局、文庫本に戻る。
あぁ、そういえば、kindleで雑誌を読むのもいまひとつで、
結局、雑誌は紙でパラパラめくるのがいいとなったんだったと思い出す。
未読の単行本があるのに、文庫本を数冊買う。
こうやって、また積読本が増える。
海外のパルたちはといえば、ebook電子書籍)が増えつつあり、
オーディオブックで読書も増えてきた。
(耳で読書って、語義矛盾を感じないのか?!と
いまだにオーディオブックは受け入れられないし、
耳で聞くほうが目で読むよりスピード調整がしにくく、疲れた)

単行本のためだけの鞄を持って、
基本、鞄を2つ持つことにしようかしら、と最近、本気で思っていて
夫に呆れられている。
とりあえず、トートバッグに単行本2冊入れていたら、
「私の本も入れて」「僕のも入れて」と子どもたちの本も入り、
そのトートバッグに5冊の本。
…図書館へ行くカバンみたいになった。
こんなの重すぎて常時持ち運べないし!といまだ試行錯誤中。
本好きのみなさんはいつもどうしているんだろう?と気になる。
そして、単行本を読んでいる人が少ないことに気づいた。
やっぱり重いから?
たまに待ち時間などで単行本を読んでいる人を見ると、
「すごいな!!」と読書についてではなく、重い荷物を持ち歩いていることへ
尊敬の眼差しで見てしまう。
本1冊が重いって…やっぱり年なのかしら。

ゼロ寛容政策

アメリカのパルとゼロ寛容政策(zero tolerance)の話になった。
不法移民の親子を引き離しているということで、
民主党からも共和党からも批判がでて、
歴代の健在なすべてのファーストレディーのみならず、メラニアさんすら批判した。
先週にはトランプ大統領は「家族を一緒に留める一時的な法」を大統領令として
発令されているものの、詳細は全く入ってこないので
アメリカのメル友にこれからどうなるの?とメールで聞いてみた。

「多分、続くと思いますよ。」と。
この収容所にアメリカ人だけではなく、多くの人も心を痛めている中で
ラニア夫人がこどもの収容所へ行くときに着ていたジャケット
”I REALLY DON'T CARE,DO U?"(私には本当にどうでもいい、あなたは?)
と背中に大きく書かれていた。
ラニア夫人って、英語がわかってないと言われているのを
何度か読んだけれど、本当に英語わかってないんじゃない?と
思ってしまった。
意味が分かってたら、絶対に着られないだろうと思うし、
周囲の人たちは誰も止めなかったのか?寧ろ、トランプ政権を
維持したくないから、このジャケット着せたのか?
そもそもこれが合成写真?と、フェイクニュースを疑ってしまった。
これが本当のニュースって…真実は小説より奇なりって本当なのだろう。
ラニア夫人の空気の読めなさに最早、感心してしまった。
お金があるのにイメージコンサルタントとか雇わないの?
いまはファッションセンス以外のところでセンスが問われているよと
気になって仕方がない。
次に着るジャケットは"LET THEM EAT CAKE"(ケーキを食べたらいいじゃない)
って、書いてあるのを着て、もうそういうキャラで行くしかない…
とすら思ってしまった。

移民にきびしくなっているというアメリカ、
それでも、アメリカ人のいう”アメリカ人”って、一体、
どんな人たちなのだろう?と思う。
例えば、サウスカロライナのパルは祖母がイギリス出身、
シアトルのパルは曽祖父はロシアからの移民、
コロラドのパルは両親がメキシコからの移民、
ほかにも祖母がイタリア出身のバージニアのパルに
アイルランド出身の祖母というパルもいる。
3世代前が移民?それって…移民にならないの?
アメリカ人になるの?という素朴な疑問と、
私のアメリカのパルたち、3,4世代前は移民がこんなに多いの?!と
改めてびっくりしてしまった。

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こどもに与える本

最近、とーっても気になる。
子どもの本をどこまで親が把握するべきなのか、と。
小6の花子、本が好きなお友達は数人いるけれど、
「本の趣味が同じ友達はいない」らしい。
ゆみちゃんは恋愛ものばかり、かなちゃんはゲーム関係ばかり…と。

そんな花子は本を基本、購入。
新聞や何かで見て面白そうな本のタイトルを私に言い
私が買うこともある。
例えば、数日前はこれ。 

わたしの苦手なあの子 (ノベルズ・エクスプレス)

わたしの苦手なあの子 (ノベルズ・エクスプレス)

 

 そうかと思えば、先月は「源氏物語が読みたい!」と言い出した。
源氏物語』、すぐに買いましょう!!となったけれど、
原文ではなく現代文に訳しているものを買うわけで、
それも瀬戸内寂聴とか田辺聖子とかではなく…
やっぱり子ども用の省略本にしたほうがいいのかしら?
私は『あさきゆめみし』が最初に読んだ源氏物語
確か小学校の図書室にあったような…でも、性描写も結構、過激で
あれを小6の花子に与える…のには躊躇する。自分は読んでいたのに
ということで、とりあえず、子ども用のを買ってみた。 

源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

 

 読んだ花子の感想、「私の好きな女性がでてなかった!」と。
えぇ?好きな女性がいたの?
葵の上とか六条とか夕顔とかはさすがに登場してそうだったのに
そんなマイナーな人?誰?と聞き、
朝顔の君」と言われ、うれしさのあまり眩暈がした。
小6の花子が”朝顔の君”知ってるの?
しかも、それが好きなの?なんで?と聞き、二人で盛り上がった。
花子が朝顔の君を好きな理由は「光源氏を相手にしなかったから」らしい。
くぅ~!!渋い選択!!
私も大学生時代、朝顔の君が大好きだったわ~、
それより前は朧月夜の君で…と花子と盛り上がった。
花子は「もっと詳しく書かれている源氏物語が読みたい!」と言うものの…
詳しくなれば詳しくなるほど…ねぇ。。。
光源氏の”みる””あう”はセックスと同義語なんですけれど…。
紫式部には児童文学のひとつやふたつも書いてほしかった!
今度、本屋で性描写のゆるやかな源氏物語を探さなければ。

そんな花子、平安時代がいまは大好きなので、
これなんてどうかしら?という本を買ってみた。
性描写云々のレビューはなかったので、私が読んでみた。
レビューではライトノベルコバルト文庫系?と思っていた。
まだ途中ですが…ちょっとヒステリー気味だった夫の通わなくなった女性が
平安時代は通い婚なので)
ちょっと素敵な中将と一夜を共にして(はっきりとは書かれてないけれど)
翌日には艶めかしくなる。
うーん…一夜を共にしたとぼかして書かれてあるこれ、
小学生にありかなしか…と悩み、
翌日には艶めかしくなる描写にもまた微妙な気分が抜けず…保留中。
小学生が読む本のどこまで性描写を許すか、
花子の読む本のすべてを検閲のように私が先に読んでいたら
私の読書が進まないんですけれど~!!と目下、悩み中。

そんな花子が数日前、笑いながら私の本を読んでいた。

新解さんリターンズ (角川文庫)

新解さんリターンズ (角川文庫)

 

 本選びも子どもの年齢が上がると違う難しさがでてきた気がする。

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知的好奇心を満たす日

 中学受験をするのは学年に一人いるかいないか、
くらいの地域で、太郎の同級生が中学受験のために
すでに毎日塾通いだと聞き、ちょっと動揺中。

動揺しているのは私だけで、ほかのママ友は「ふーん」だった。
「あそこのママは教育ママだから」という言葉を聞き、
そうか、”教育ママ”は中学受験させるのか、と
ちょっと安心していたら、「メイも十分に教育ママよ」と言われ、
また動揺してしまった。
「塾で勉強させる」のが彼女、
「家で勉強させるのがメイ」と言われたけれど…
我が家の子供たちの短すぎる集中力をなめてもらっては困る!

そんな我が家の子どもたち、今日はほぼ半日、集中して
それぞれに遊んでいた。
なんだか最近、三人ともお疲れモードだったのでご褒美!

小4の次郎には前から欲しがっていたプログラミングの本。

小学生からはじめるわくわくプログラミング

小学生からはじめるわくわくプログラミング

 

 本を見ながらほぼ半日、プログラミングに夢中になっていた。

 

 小2の次郎には工作。一人、図面を見ながら黙々と組み立てていた。
スーパーの400円前後の組み立てるおもちゃはものの10分で
完成させることができる次郎も
なかなか時間がかかっていた。
12種変形できるけれど、「今日はとりあえず2種類作った!」と
久しぶりに達成感あふれるキラキラの顔を見たので私も満足。

 完成したものの、あいにくの雨。ソーラー電池、裏目に出る…。

 

花子には2冊の本!昆虫学者と鳥類学者。

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 もう全部覚えた!と半日、鳥の本を見ていた花子が豪語。

美しい鳥 ヘンテコな鳥 (サクラムック)

美しい鳥 ヘンテコな鳥 (サクラムック)

 

 どれどれ…とテストをしてみて、本当に覚えていてびっくり。

中学受験か…と塾の費用と年間の学費を電卓で叩き、
その金額に溜息が出た。
私立中学でもしかしたら”知的好奇心”を満足させられるかも?
という他力本願な思いがどうも私の心の中にはあるらしい。
そういう他力本願に知的好奇心を満たしてもらおうとすることをやめ、
私がすればいいんだ!と、こどもたちの好きなものを買ってみた。
子どもたちは「今日は何の日?!」と、突然のご褒美に大喜びしていた。
こういう日もあってもいいかと。

 

 

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