ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

通知表の謎

子どもたち3人が通知表をもらって帰ってきた。

毎回、思う。
「小学校の通知表、謎!!」と。
我が家の3人だけですが、それでも12人の担任の先生たちから
評価を受けてきたことになる。
その内、5人ほどは「うーん…」と現役小学校教諭や元小学校教諭を
絶句させたり、言葉を失わせたりする先生でした。
主に花子の担任でしたが、
「いや、なかなかすごい」
「なかなかないよ」
「寧ろ、清々しい!」とまで
元や現役の先生たちに言われてきた花子の歴代担任。

「6年生の成績は中学校へ行く」と元小学校教諭に聞いた。
だから、いままでのような変な成績はつかないはず、と
言われた1学期。
まぁ、こんなものか、という成績だった。
よくも悪くもなく、一学期だし厳しめ?という感じで
問題は二学期なのよね~と二学期の通知表を数日前に受け取った。
2学期、良かった。算数はオールAの3(3段階の)と初!
そして、やっぱりむくむくと湧き上がる疑問。

それというのも花子、親の私から見ると、6年間、テストの点数は
一切変化がなかった。
たまに「はぁ?」なテストは持ち帰ったことはあった。
裏にもテストの続きがあるのに、「裏めくるの忘れた!」とかで…
ありえないようで、花子にはあり得るんです!
6年生に「テストは裏もめくる!」と言っている親は私くらいだと思う。
そういうたまのおっちょこちょいを除くと高得点をキープ…していたというのに
なんだったんだ、この6年間のジェットコースターのような通知表は!と
花子が寝てから夫と6年間の通知表を見て話し合ったほど。
去年の担任には「C」をつけられた社会科のノートまとめ。
ほぼ同じに見えるノートのまとめで、今年は「A+」とか…
わからん!わからんぞ!と、親の私たちが悶えてしまった。

学級崩壊で二極化どころか総できない化しているような太郎のクラス。
まとめの漢字テストで太郎も恐ろしい点数を持ち帰り、
点数を思い出すだけで瞬間湯沸かし器になれそうなほど。
そんな太郎がまさかの国語で3(三段階の)をとって、
クラスの深淵を見た気がした。
「あの太郎が国語で3?世も末だな…」と夫と言い合った。
太郎もつい「これ合ってますか?」と先生に確認を入れたら
「漢字はもうちょっと頑張って」と言われたらしい。
ひどすぎたまとめテスト以降、家でも漢字テストを連日やってます!

そして次郎もAがずらーっと並んだ通知表で、
花子や太郎の二年生のときよりもずっといい通知表。
ただし、担任の主観なので、今後のジェットコースター化も十分にありうる。
3人の通知表を見て、夫が一言。
「2学期もよく頑張ったね、メイさん!」と夫からお褒めの言葉をいただいた。
「えぇ~!!!」と、こどもたちからブーイングの嵐だったけれど、
2学期も満遍なく3人に勉強をさせた!メイさん、えらい!と
ハーゲンダッツをいただきました。
また安いご褒美で楽に操って…と思いながら、
おいしくハーゲンダッツを食べた。
大変、おいしゅうございました。

3学期も成績上げていくぞ~ではなく、キープを目指します!
太郎のひどすぎる漢字テストは、いつでも見えるところに置いて
家康が三方ヶ原の戦いでうんちが漏れたことを肖像画に描いたように
ちょっと気を緩めるとこうなる!と太郎と私が忘れないようにおいている。

『ハッピーエンドが書けるまで』

 

 ラブストーリーというよりも家族の物語。
有名な文学賞を2度受賞した立派な作家のお父さんは
離婚して家を出て行った元妻のストーカー、
娘も作家デビューしたものの愛や結婚には懐疑的な皮肉屋で
ワンナイトラブ(古い?)を満喫中、
息子は純粋ながら、お父さんに「本を書くなら経験を積め!」と発破をかけられ
経験を積むべく意中の彼女にアタックし…
すごい話がだんだんとまとまっていく様子が期待していなかっただけによかった。
映画の中で流れてくる歌、
HOMEじゃないですか!カントリーだ!

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聴いたことある!と盛り上がったりしたけれど、
一番、私が盛り上がったのは、スティーブン・キングの登場。

スティーブン・キングだ。君の小説を読んだよ。
最高だった!」って、そんな電話受け取った日には
作家志望の人なら、もっと興奮するって。
「僕がどれだけあなたに影響を受けたか表現できない」というようなことを
作家志望の弟は椅子から立ち上がって言うのだけれど、
スティーブン・キングでっせ?あの有名な!

 

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

 

 

 しかも、スティーブン・キングの声、本人らしい!
本人!写真は見たことあるけれど、声は初めて聴いた~!!
キャーキャー!!と、ついミーハーに叫んでしまった。
そこはもう意味なく机の上に乗って狂喜乱舞でしょ!
相手はスティーブン・キングよ!(しつこい)と興奮したけれど、
私ならニコラス・スパークスのほうがうれしい。

 

きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】

きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】

 

  

 スティーブン・キングの声が聴ける!この映画の価値はここかと。

原題は”Stuck In Love"

stuck in:身動きできない
stuck in Love:愛に身動きできない、が直訳。
それが”ハッピーエンドが書けるまで”と邦題がつくとは。
うーん…もっと映画は大きな意味があったのに軽いタイトルが残念。
身動きできない、囚われる、そんなタイトルでもよかったかも~と
思ったけれど、そうなるときっと若い人たちは観ないだろうな。
軽いラブストーリーだろう、と思って観てもらわなければいけないのだろうけれど
最近の邦題、いまひとつ。

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機内での過ごし方

来月、飛行機に6時間ほど乗る予定。
6時間って、1日の4分の1?!
もう何して過ごせばいいのか全くわからないけれど…
とりあえず、文庫本3冊をカバンに入れた。
機内での映画はあまり期待できない、というネットの口コミを見た。
午前中の便なので6時間睡眠…ということもきびしそうだし、
なにする?なにする?と、こどもたちと大騒ぎ中。
2年生の次郎は「折り紙とDSを持っていく」
4年生の太郎は「仕方ないから、ひたすらDS」と嬉しそう。
6年生の花子は「お土産リストを作って、ガイドブックを読む」らしい。
6時間も?本当に6時間耐えれる?
一体、みんなは長時間フライトで何をやっているの?と
日本やアメリカなど長時間フライトを何度もしているロンドンのパルに
「長時間フライトはなにやってるの?」と聞いてみた。

I usually take a combination of things on a long flight.
(長時間フライトでは、いろんなものを組み合わせてやってる)

と、ロンドンのパルは言う。
例えば?と聞くと、
"A book, a puzzle book and something creative,"
(本、パズル本、なにか作るもの)
”Also, the airlines I use have inflight filns”
(機内映画を観たり)

機内映画(inflight  films)に期待できないようだから、本を3冊持ち込み予定という私に
”I usually recommend activity books”
(私はいつもアクティビティの本をおすすめするわ)と。

アクティビティの本って…ヨガとかピラティスとか?と聞くと、
"for the kids, like sticker books"
(こどもにはシールブックとか)
ということだったので、なにかごそごそと手を動かすような本らしい。
飛行機の座席でヨガやってるのか?!
エコノミーで?と一瞬、びっくりしてしまったけれど勘違いだった。

飛行機の狭い座席でごそごそとするもの…
数独なんてした日には「キッィイイ~!!!」という叫び声をあげてしまいそうなので
大人しくできるもの…クロスワードとか?
あまり緊迫感もなく、ゆったり読めるミステリーか
それこそコージーブックス(cozy books:居心地のいい、cozy)を
買わなくては。

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ない!ない!ない!

 ここ3日ほど、ひたすら掃除と片付けをしていた。
腕時計がない!
1年悩んで、”結婚10周年記念”にかこつけて買ったクロスシーがない!
いつも置いていたカウンターにないので、
いつも持ち歩くカバンを探したり、床に落ちたのか探したり、
こどもたちの手提げかばんにこどもたちのベッドに…
「僕のベッドにお母さん、腕時計なんて持ってきてないって!」と
末っ子に言われつつ、ありとあらゆる場所を見た!掃除した!
それなのにない…。
大きすぎてすっぽり抜けるなんてこともないから、
家の中にあるから、気長に探そうと夫は言うけれど
立ち直れない…。

ネットで検索すると、オメガだとかロレックスだとか
私とは桁が違う腕時計を紛失された人もいる一方で、
私は4万前後の腕時計の紛失に打ちひしがれている。

これは高い腕時計は分不相応だっていうことか、
それとも、そろそろもっとランクアップしろってこと?と
悪魔が囁いたりしつつ、チープカシオをつけている。

少し高くて良質なものを大事に使う予定だったのに
2年ほどで失くしてしまうなんて…。
しばらく立ち直れそうにない。

日本で旅行気分


あっという間に家族?一族?での海外旅行まで1か月を切った。
そんなとき、飛行機の座席指定ができていないことを知る。
「旅行代理店が一人18000円座席指定にいるって言った」らしい。
それは高い!しかし、小学生3人いて、ぽつん、ぽつん…とか?!と、私がどきどき。
だって、私たちの乗る飛行機…行方不明になったマレーシア航空…。
話が違うよ!!と最初の計画のときに聞いた航空会社と違う上に
座席指定までできてないって、どういうこと?!と
昨日はプチパニックだったけれど、調べました。

マレーシア航空はいま座席指定できる。有料で!
路線などによって変動し、料金もマレーシア航空が勝手に変えます、
なんていうルールで。
それでも座席指定しても一人2000円ほどということで、
マレーシア航空に電話をすることにした。

マレーシア航空のコールセンター、日本語か英語を選べるので
迷わず日本語!!なのに…オペレーターはマレーシア人のカタコト日本語のお姉さん。
あれ?ほかの人のブログで完璧な日本語の日本人って読んだのに~と
思いつつ、担当のお姉さんと会話。
「電話、マテル?」と言ったかと思うと、「保留します」と言ったり、
マニュアルがないところでの日本語のギャップがすごい。

座席指定料金、一人1045円でした。
座席の並びや場所を一緒に悩んでくれ、「ウーン、コレデイケル?」と
何度も聞いてくれ、
「ホカニ タノミタイコトアル?キッズミールトカ イイノ?」と。
この音声、録音されているらしいけれど、大丈夫か?と心配になるほど
ため口…フレンドリー。

メールアドレスを伝えるとき、アルファベットがなかなか通じず、
Queen Q"という言い方をしたら、彼女もわかったようで、
復唱のときすべて国名。もちろんMalaysiaのM、UnitedのU,RussiaのR
ときたら、TaiwanのTかと思いきやTigerのT。Turkey(トルコ)は?

どっからでてきた虎?!
IはIndonesiaと徹底していたのに、まさかのトラ…。

クレジットカード決済になぜか何度も失敗し、
ほかのカードを用意して電話をかけなおすことになったとき、
「ワタシヲ ヨンデクレル?」と。
2回目に電話したら、
取り次いだ男性オペレーターも彼女と同じカタコト日本語だったけれど
彼女に代わってもらったら「サッキノ ヤマナカ メイサンネ!」といわれる。
最早友達か!くらいに私もほっとしたけれど、
無事、決済も終わり、「ジャ、デンワキルヨ」と、
そこはマニュアルないのか。
マレーシア航空、いまは自動音声アンケートが電話の最後にありまして、
全部英語の。おぉ…これは、マレーシア英語か!という英語で
大変、興味深かったです。
もう海外旅行、楽しんだ気分…。

 

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初コストコ

先日、友達に誘われてコストコデビューしてきた。
コストコ、業務用スーパーの海外版でしょ?くらいにしか思っていなかったけれど
「すごいわくわくするわよ!」と行ったことあるママさんが言うので、
修学旅行に行くこども気分で、夫に「お小遣いはいくらまで?」と
つい聞いてしまった。
一緒に行くママさんに「予算は?」と皆目見当がつかないので聞くと
「2万円くらい?」と軽く言われ、驚いてしまった。
1つ1つが大きかったり、量が多いから、と。
コストコ、興味あったの?」と夫に聞かれた。
全然。。。地産地消に逆行している感がすごい!と思っていたので。

しかし、どうせ行くならとネットで「コストコでおすすめはこれ!」もチェックし、
行って買ってきた。
初めて見るものについ惹かれたり、珍しいもの、見たことがないものを
つい購入。
チーズ好きの夫のために各国のチーズを買ったらチーズだけで3000円…。
チーズは概ね成功したけれど、
ネットでも”おすすめ”とされ、友達もおすすめした鶏の丸焼き、
パッサパサで、おいしくなかった…。
冷蔵庫に入りきらないような大きさのピザは海外の味と食べれたけれど
鶏の丸焼きはその逆に味がしない…。
「これ、口の中の水分を全部持っていく」
「誰がおいしいって???」と我が家ではブーイングの嵐でした。。。
その一方で、他人のおいしいを信じて買ったジュースやナッツは
とーってもおいしくて、アマゾンで発見したら
1.5倍や2倍の価格になってて驚いたり。
コストコどうだった?」と初コストコの私にみなさん期待の眼差しで聞く。
「すっごいよかった!最高!」っていうようなのを期待しているのは
わかるんだけれど…「うん、まぁ、面白かった。」が限界。

コストコで一番驚いたことは正直、店員さんたちだった。
カートをあっちからこっち、と50mもない距離を移動させている店員さんがいた。
帰るときに置かれたカートを入り口の近くへ移動させている。
私が店に入るときに見て、出る時もやっていた。全く同じ動作を
全く同じことをエンドレス?
ユダヤ人収容所でユダヤ人が一番きつかったのは土を50mほどの距離を
移動させるだけの仕事だったという。右から左へ、左から右へ、とエンドレスに。
生産性がなければ、考えることもない仕事…これを朝から晩まで?毎日?
週何日?いつまで続ける予定?
もっと効率よく働けるようにすればいいのに
これ、人がする意味ある?無駄じゃない?と気になって仕方がなかった。

私と同じようにコストコ初心者の人が店員さんに「これって、どこにありますか?」と
商品売り場の質問をしていた。
立て板に水が流れるように滔々と商品の説明をしていた店員さん、
途端に言葉に詰まり、
「私、本当にこの場所しか知らないんです。」と。
彼女が知っているのは広いコストコの彼女に任された狭いエリアだけ。
そのエリアの狭さったら…質問したお客さん以上に聞いていた私が絶句。
きっと彼女はその担当エリアを離れることもできなかっただろうとも思いつつ、
地方のスーパーやホームセンターの店員さんとは違うのね~と。

そして、一番衝撃だったのがエスカレーター横にいた店員さん。
一階から2階(地下から1階?)へあがるときに階段ではないエスカレーターがあった。
カートで上がり降りできて便利!なのだけれど、
上がりきったところで、ほんの少しの段差があり、そのときに
カートを引っ張る役をする店員さんがいた!!
常駐?!カートのためだけに?
そして、みなさん、それを当然のようにしてもらい挨拶もお礼もなし。
うわぁ…私、これを無言で当然のように通るの無理。
つい「今日は寒いから大変ですね、ありがとう」と声をかけたし、
2回も3回も通って、そのたびに「ありがとうございます」と言ったけれど
私以外に言っている人は見かけず…。
エスカレーターを直せば人いらないんじゃない?と思ってしまった。
そこはもうロボットでいい!人間ならもっと建設的なことができるのに!と
あちこちで気になった…。

アマゾンの倉庫での労働環境の劣悪さを読んだことを思い出したコストコ
いろんな意味で、海外だった…。

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「学力」の経済学

あちこちのブログで見かけ、読みたいと思っていた本をついに読んだ。
本屋でも見たことはあったのに、kindleで。

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 教育を心理学ではなく、データで経済学者の観点から語る、
新しい!!と思ったけれど、
どこかで見た、読んだ…というデータもちらほら。
それでも、驚いたことがいくつかあった。
全国学力調査の結果にアクセスできる研究者はかなり限られている」こと。
この本の著者にはその権利はないようで…
メディアで「低所得の子でも読書をする子は学力が高い」ということを
全国学力調査結果から判明!と話題になっていたとき、
データをつい鵜呑みにする私ですら、
それって、学力が高いから読書が趣味なのでは?趣味が読書で学力向上なの?と
疑問に思った。
そんな素人の私が疑問に思うレベルなんだから、きっと研究者がきちんと
考察してくれるのだろうから、それを私も参考にしよう~と安易に考えていたのに
データにアクセスすらできない?
それって…データのねつ造やりたい放題?
データをとったところが考察した結果なんて…誰が信用するんだ?と思ったり。
国学力テストはすごい金額かけてやっているのに、そんなのあり?と驚いた。
その一方で、南アフリカ政府は労働力調査
家計調査などの政府統計の個票をインターネットで公開し、
世界の研究者に考察してもらっている、なんていう発想は
「賢い~!!」と感心。

ほかにも40人学級を35人学級にしたところで、
差はほとんどないという結果は初めて知った。
こどもたちのクラスを見ていると、薄々勘付いていたけれど。

そして、本書を手に取ろうと思ったきっかけは”家庭の資源”。
(家庭の資源:家庭環境、世帯年収、親の学歴等)
6年の花子のクラスにはきっちりとした階級ができあがっているように見える。
上位の子、普通、危険水域の子と学習レベルが小学校6年生であり、
そして、それは「かなーりの努力をしないと脱することはできない」と
それぞれがわかっている、ということを花子の友達や親の感想として聞き
寒いものを感じた。
その一方で、その差は一体、どの学年で出来上がっているのか?と気になった。
タイミング良いことに、我が家にはいま4年生と2年生のこどもがいるので
聞いてみると、「すでに差は出来上がっている」という話をこどもたちから聞き、
えっ?まだ2年生なのに?と呆然とした。
そして、その話を元小学校教諭(30年以上)の知人にしたところ、
「2年生は学力の差、というより、学習意欲の差でしょうね。
子ども自身の能力より親のかかわり方が大きいと思います。」と言われ、
さらにダメージを受けた。
そして、同じことが本書には書かれていた。
”家庭の資源”、つまりは親の学歴や年収が子どもに及ぼす影響、遺伝、
どういう家庭の資源や遺伝が好ましいか、語るほどでもないですが…。

花子が中学生に来春からなるけれど、通信教育や市販のドリルで
いけるところまでいきたい!とは思うけれど、
教育費の家計に占める平均的な割合もわからなければ、
どの時代にいくらの教育費をかけることが最も効率が良いのか等、
私もつい費用対効果が気になっていた。
それについては本書で書かれていた。
最も費用対効果の高い教育費をかける時期は、ズバリ就学前!
・・・我が家は3人とも終わってた!!
ただし机に向っての勉強以外の非認知能力も重要で…と細かく知りたい人は
本を読んでもらいたい。

そして、何度も議論の種になる
「こどもに人参ぶら下げて勉強をさせること」の是非。
効果的なやり方があり、経済学的立場で是。
ただし、「この成績をとればニンジン」方式よりも
「この本を読めばニンジン」といった直近の具体的目標設定が肝要。
海外のデータが多かったけれど、日本のデータがもっと欲しいところ。