ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

失望

海外文通を始めて最初の頃、、ペンパルになりませんか?
という超のつくほどの長文メールをもらったことがある。
そこには、彼女が求めるペンパルについて延々と書かれてあった。
要約すると、

私が長く文通を趣味にしてきて、たくさんの喜びと
たくさんの失望を味わった。
2,3通で終わるのではなく、長い期間の文通相手が欲しい、
コレクターではなく、一人の人と長く深い関係を築きたい、
短い手紙ではなく、長い手紙を書くのであなたも書いて欲しい、
人生のすべてをシェアしたい。

という感じでした。要約しすぎですが。実際はもっともっと
事細かに要求が細微に渡り、「ペンパルになる契約書?!」と思ったほどで、
それまでルールはない主義の私でしたが、彼女のメールを読み、
「相手に自分のルールを求めないこと」を主義にしようと思いました。
来るもの拒まずが主義の私ですが、彼女には丁重に
「あなたの理想のペンパルになる自信がありません」とメールした。
彼女の要求のすべては「もう失望したくない」から派生したもの
なんだろうけれども、いい人もいれば悪い人もいるし、
合う人もいれば合わない人もいる。
自分と同じ人ばかりじゃないからこそ、世界は楽しいんでしょ?と
思う私としては、「私に合わせて!」と主張している彼女とは
疲れそうな気がした。彼女に合わせてしまいそうで疲れる、
というほうが正しいのかも。

残念ながら、私にも2,3通で終わった人がいる。終わったのか、
実はまだ忙しくて返事が書けてないだけなのかわからないけれども、
それはそういう縁ということで…と思う。いろんな事情の人がいて、
合わない人もいるだろうし、「あなたとは話が合わないし、
面白くないの」と言われるよりは、自然消滅のほうが有難い。

前回、「切手を返して欲しい」と書いたパルに少なからず失望した。
でも、思い違いもあるかもしれないし、と勝手に失望する前に率直に
「切手をどうするの?」とメールで聞いた。

「切手でパズルみたいにアートを作っているの!!
そんなことをしている人は聞いたことがないから、私が初かも!」と。

えぇ~!!でした、予想外!誰?失望したのは?という勢いで、
「楽しそうね~!今度、メールに画像添付してよ」とメールすると、
女性の目に貼る切手がいいのがなくて、と。
海辺にくつろぐ女性、を切手で表現しようと苦戦中らしい。
モザイクアートのようなものを作っているようです。
勝手に失望して、一人ショックを受けて、イライラしていたけれど、
やっぱり思い違いだったのか~とほっとした。
「画像を見たら、あなたもやりたくなるわよ!」とメールに書かれてあった。
いえいえ、不器用な私には到底できそうにないし、
始める気にすらならないから、安心して、とメールしなくては。


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