ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

故郷のくくりが大きくなる

娘が朝夕登下校で通る横断歩道に交通指導員さんが立ってくれている。

夏に交通指導員さんが交代されるのを知り、

新しい指導員さんに娘をお迎えに行きがてら挨拶をし、そのまま世間話。

話していると、どうも関西弁が変。

関西弁が変な人にも2タイプいまして、

元々の関西人じゃないのに必死に関西人になろうとしている人と、

変に関西弁になりつつあるけれど地元のイントネーションが抜けない人。

もちろん、私は後者です。

交通指導員さんも後者だろうなぁ~と思い、

「実家はどちら?」と聞いたら、広島県でした。

おぉ!!実は、私はその隣の県出身でして…と話すと、

「道理で、変わった関西弁だと思いました。」と。

いやいや、それはお互い様ですから!!と二人で爆笑。

今までは見知らぬ人だったのに、急にお互いに親近感を覚え、

いろいろと話しつつ、「あぁ~、そのイントネーション懐かしい!」と

お互いに言い合った。

「~じゃろ?」「そりゃ、やっぱりあんた~じゃけぇ」の世界ですよ。

関西人には入ってこれまい。

高校のときは、同じ県内でも市による方言差や学校の教育について

めらめらと対抗意識を燃やしていたのに、

それがだんだん、県内は全部故郷!になり、

ついには隣県まで故郷意識になってきたのか…と

私の故郷がどんどん広いくくりになっていく。

やっぱり故郷の方言は抜けませんよね~と私が言えば、

「全く抜けませんね!」ときっぱり。

彼女も夫も子どもたちも関西生まれの関西育ちなのに

孤軍奮闘?だそうです。

うちの娘は「私、何語を話せばいいの?」と聞く。

何語って、あなたに英語とスペイン語とフランス語と、

何ケ国語も話せましたっけ?と聞くと、

「岡山弁か関西弁か悩むんよ~。」と。

「好きにしー。」(好きにしなさい、の岡山弁)と答えておいた。

最初のころは、私の語尾につく「けん」を、「なにそれ~?」と

興味津々だった登校班のお姉ちゃんやお兄ちゃんたちも

今では全く興味がなくなり、私は「そういう人」になってます。

それが昨日、全員揃ったのになかなか出発しないみんなに

「そろそろ行きんちゃい!」と言ったら

「”ちゃい”って、何?どこの言葉よ~!」と余計に出発が遅れました。

「ええけ~、はよいかれ~。」(もういいから、早く行きなさい)と

朝からバリバリの岡山弁で送り出した。

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