今日、カナダのパルから小包が来た。
たくさんのあめと一緒に。あんなにたくさんあったのに、
私の口には一口も入らず、子どもたちに食べられました。
瞬殺って、我が家に着いたお菓子のことを言うんですよ!
彼女が手紙の最後に書いていた。
April's air stirs in willow-leaves...
a butterfly floats and balances
BASHO
『奥の細道』の人ですよね。
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。」で
始まるアレですよ。
私も覚えたものです。
最近、芭蕉の俳句を海外の人が口にするのをよく見聞きする。
例えば、先日アメリカの大使に就任したキャロラインさんも
ワシントンの日本大使館で「道祖神の招きにあいて、取るもの手につかず」と
ドナルド・キーンの英訳した一節を口にしたとか。
(旅に出たくて仕方がない→日本行きが楽しみ)
そのときは、”日本のことを勉強している私”というアピールだと
思っていたのだけれど…
カナダのパルから芭蕉の俳句が出てくるとは。
彼女は読書が趣味だというわけでもなく、日本文化や日本文学に
造詣が深いわけでもなく…そんな彼女から芭蕉?!
そんなに浸透しているの?
芭蕉、実は有名人なの?と思えてきた。
そして、冒頭の「April's air stirs...」ですが、
調べても調べても日本の元の俳句がわからない!!
直訳すれば、「柳の葉が四月の風をかき混ぜる。
蝶がバランスを取って浮いている。」
四月だから”卯月”とかなのかしら?と調べてもない。
でも、この英訳で検索をかけると、出るわ出るわ
「Basho Japanese Haiku」という英語のブログやツイッターの数々。
でも、こんな俳句、日本語で見当たらないんですけれど。。。
芭蕉作ではない俳句も海外では芭蕉作として紹介されることも多々あるとか
ないとか…。
気になって仕方がない。
元の俳句をご存知の方、是非、教えて~!