ロンドンのパルが日本に来る日程がわかったので教えてくれた。
ほぼ2か月の滞在で、ホームステイらしい。
その後、アメリカ人の彼が日本に来て、一緒に日本観光をして帰国するそうで
彼女が滞在する滋賀県周辺かと思えば、
「北海道」らしい。
北海道?!なんでまた北海道?と聞き返してしまったけれど、
「ついでに」と日本語で言われた。
…そんな日本語、どこで覚えた?とびっくり。
いやいや、全然、滋賀県のついでに北海道ってならないから、と思いつつ、
イギリスから来た彼女には滋賀のついでに北海道もありなのか???と
しばらく考え込んでしまった。
「滋賀県のついでに北海道に寄って、帰りに姫路城を見る」そうです。
もう一度、日本に来る前に日本地図を見たほうがいいって、
とアドバイスしておいた。
そんな彼女、日本で買いたいものがある!と。
「下敷き」と日本語で言われた。
何をするの?と聞くと、「部屋で使う」とおっしゃる。
それは、まさかカーペットのことでは?
日本で下敷きっていうとね、大抵の日本人はノートの下に敷く下敷きを
想像するから、そういうときは”カーペット”とか”マット”って、
言うんだよ、と私が懇切丁寧に説明していると、
「だから、下敷きであってるの!」と画像を見せてくれた。
なんと彼女はアニメの下敷きコレクターでした。
その数20枚以上、私の知っているアニメはまるちゃんとワンピースと
ナルトと…CLAMPまである!と言いつつ、あとはもうタイトルすら知らないものに
ボーイズラブもの、それにファイナルファンタジーの下敷きまで!
見たことがない下敷きの数々に、一体どこで手に入れたの?!と聞くと、
アメリカでのアニメフェスタだそうです。
去年の夏にアメリカ人の彼と行ったアメリカ旅行でボーイズラブの下敷き買ったのか?!
と聞くと、「彼が買ってくれた」とか。
うわ~、甘い~!!…じゃなくって、
ボーイズラブの下敷きをボーイフレンドにプレゼントしてもらったの~って、
いいのか?それでいいのか?
ちなみに、イギリスでは下敷きなんて使わないそうです。
うちの娘の小学校では下敷きの使用を奨励しているけれど、
イギリスは鉛筆を使わずにペンなの?と聞くと、
「ペンもよく使うけれど、鉛筆も使う。
裏移りを気にしないからじゃない。」と。
一般的には、マグネットとかポストカードとか硬貨、ティーバッグくらいが
収集しているのを聞くけれど、下敷き…いやぁ~、初めて聞いた。
私のところには、各国のペン(パルたちお気に入りの)や栞がよく集まる。
コレクターってのは、いろいろいるものねぇ~と感心していると、
「少年愛好きは変ですか?」と日本語で聞かれた。
ボーイズラブの下敷きに私が引いたかと思われたようですが、
いえ、そちらは全く。
ハルキストだと言われると、サーっと引きますが、
ボーイズラブ好きで~と言われても、何も感じない。
「あなたがそういう人だって、知っていたわ!」と笑われた。
あなたが村上春樹が嫌いなのは知っているし、私も好きではないけれど
大学の授業で3冊は読まなくてはいけないそうです。
ボーイズラブ好きの彼女のおすすめは『僕らの運勢』だそうです。
kindle化はされてないので、本屋でチェックしてみなければ。
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