アメリカのパルがJETの1次筆記試験をパスした。
(JET:日本でAETを派遣している、AETになりたい外国人が受験する)
「私はこんど、interviewがある!」とLineがきた。
interview,日本のインタビューだと”取材”?と思うけれど、
”面接”です。
つまり、2次試験は面接ということか!
英語で?日本語で?と聞くと、「英語です。よかった!」と。
ただ、日本語でもいくつか質問されて、日本語で答えるらしい。
受験時に自分の日本語レベルを自己申告する欄があるようで、
彼女は"Intermediate"と書いたらしい。
Intermediate,はいはい、知ってますよ~、中級です。
・・・えぇ?!中級って書いたの?!とちょっと固まった。
彼女は手紙を全部日本語で書けるほどで、確かに書くのは強いと思う。
漢字もよく知っているし、覚えている。
小2のうちの娘より漢字は上です。
しかし、話すとなると、なぜだか急に初心者になる。
あの英語を話すときのフレンドリーさは急に消え、思春期?という
くらいの恥ずかしさで日本語を話す。
「日本語を話すとシャイになる」という彼女の言葉は正しい。
そして、2次試験は面接…ちょっと不利じゃない?と心配になり、
ここは”初心者”と最初に自己申告しつつ、
「日本人の友だちに手紙を日本語で書いてます」と面接のときに
後出しで言えばよかったのに…と思ってしまった。
そんな彼女、「Skypeで面接練習してください!」と言うので、
「いいよ~」と請け合い、っで、面接はいつ?と聞くと、
「今週の水曜日!」と。
…こちらはもう火曜日ですよ。「こちらもです。」
何を質問されるかわからない面接に一夜漬け以下の付け焼刃で挑む気か?
その度胸があれば大丈夫だわ。
「いまからする?」と聞くと、「今日はバイト~」と断られた。
いいけれどさ…明日だよね、面接…。
「と、とりあえず、頑張って~!」
初心者と答える人は、そういえば、私のアメリカのパルたちでも少ない。
3ケ月ほど日本語を学んだという人でもintermediate(中級)と
自己申告してくる。
日本語を聞き、「それは初級…Beginnerでしょ!!」と何度思ったことか。
なんて前向きに自分を捉えるんだ!と
過大評価の人々にびっくり仰天させられてきた。
そういう意味では、アメリカのパルのintermediateは適切な自己評価なのかも。
アメリカンアイドルの地方予選で「私が次のディーバ(歌姫)よ!!」と
言いつつ、ものすごく音痴な人々を観ていると
初心者でも中級と胸張って言う人に、「さもありなん」と納得する。
では、ロンドンのパルはどうなんだろう?と彼女に
「あなたの日本語レベルは?と聞かれたら、なんて答える?」と聞くと、
彼女もアメリカのパルと同じ、
「書いたり読んだりは中級、話すのは下の上」と。
日本人はよく「読み書きは強いけれど、話せない」と
英語について言われるけれど
イギリス人もアメリカ人も日本語で同じこと言ってました。
「あなたは?」と私の英語のレベルの自己申告を求められた。
そうねぇ…”中級”でしょうか、と話すと、
”Advanced Intermediate"(中の上)と言われた。
「たまに文法がおかしいから、上級にはあとちょっとね。」と。
中級のお墨付きをもらっても喜べませんが…。
それにしても、アメリカのパルもイギリスのパルも私も中級とは