アメリカ、ペンシルバニア州のパルから久しぶりの手紙が小包とともにきた。
彼女はお正月以降、いろんなことが起こって、
「手紙を書く気分になれない」とメールをくれた。
その一つがガン再発の可能性。
まだガンかどうか定かではなく、治療ではなく検査段階らしいけれど
やっと少し落ち着いてきたところ、と書いていた。
「あなたの手紙を読んでdejavuだったわ。」と書いてあって、
デジャブ?!あれって、フランス語だったと思うけれど、
日本語のsushiのように英語になっているのか~と感心した。
彼女がなぜ私の手紙で既視感を感じたかといえば、
4か月前に受け取ったときに読み、これが何度目かの読み直しだから。
「あなたの手紙はいつもお気に入りよ。」と書いてくれていた。
そんな彼女、いろんなことがあったときもポスクロは続けやすかった、
という話を書いていた。全く知らない相手っていうのも気分が楽なものね、と。
なるほど、そういうこともあるのかもしれない。
彼女はそこで国民性の話をしていた。
「私が一番フレンドリーに感じるのはオランダ人よ!
メッセージが毎回、とてもあたたかいし、素敵なの。」と。
「それに台湾。彼らはいつも”台湾を知っているか?”って聞くのよ。
小さい国だからかしら?」と。
…アメリカ人は地理を知らないって、思っているから?と私は一瞬、
思ってしまったけれど。
「日本って、南半球?」とアメリカ人に聞かれたことが数回あるもので。
Last but not least,a little about Japan.
(最後に、ちょっとだけ日本について)と彼女が書いていた。
古い歴史、文化、高齢者を敬う文化について触れつつ、
Crazy(good means,not bad measn)と。
クレイジー…すごすぎる!くらいでいいかしら。
誕生日プレゼントとコースターが同封してあった。
前も彼女からチョコレートの格言入りコースターをもらった。
今回は本の格言。
C.S.Lewisって、誰かしら?と思ったら、『ナルニア国物語』の作者らしい。
You can never get a cup of tea large enough or a book long enough to suit me.
一杯の紅茶も1冊の本もどれも私を満足させるものではない。
紅茶はマグカップでのみたいし、もっと超巨編を読みたい!っていう格言ですね。
まさに読書好きの彼女のセンスにぴったり。
久しぶりの彼女の手紙に喜んでいたら、
同じく病気が発覚してから手紙が止まっていたオランダのパルから、
「恋人にそろそろメイに手紙を書きたくなってきた!と昨日話して、
書き始めたところよ。」とwhatsappでメッセージが来た。
嬉しい便りが続く。