"Time to lunch"の日本語訳を聞かれた。
ロンドンのパルは「お昼ご飯の時間」、
アメリカ人婚約者は「お昼ご飯のとき」、
さぁ、どっちの日本語をここでは使う?といった具合に
ちょっとした日本語の疑問をよく聞かれた。
この”ちょっとした疑問”の下には隠された…いや、
丸見えの彼らの日本語はどちらのレベルが上かの戦いがあって、
"Time to lunch","Time to wake up"と言ったときは、
「お昼ご飯の時間」「起きる時間」という具合に”時間”というかも、
と答えると、ロンドンのパルはガッツポーズをして、
彼女のアメリカ人婚約者は、"okay."と力なく言った。
私や夫の日本語を英訳して、どっちがニュアンスを正しく
英語にできるかといったクイズもよく繰り広げられた。
「もぉ~!!」と私はよく子どもたちに言い、
"Oh my..."(あちゃー)だとロンドンのパル、
”Enough!"(いい加減にして!)と婚約者の彼。
ええ、ここは”いい加減にして”のほうに軍配を挙げさせていただく、と
”Okay,"とロンドンのパル。
できればですね、私たちを審判にしないで
2人で仲良く日本語を使ってほしいんですけれど…と思うほど。
"It would be fun." でも揉めてまして、
「楽しむだろう」だとアメリカ人の彼は主張し、
「楽しくするだろう」とロンドンのパル。
どっち?!と言われまして…
「楽しいだろう」が正解の日本語だと思う、と話すと
その”だろう”は、一体、何%なんだ?と聞かれ、
夫とう~む…と頭を抱えた。
私の中では80%よりは下なんですけれど…
”楽しかったらいいなぁ~”くらいでしょ?
確定だったら、「楽しいに違いない!」で、きっとそれなら
楽しさ8割超。
そんな中、次の行先であったのは酒蔵ツアー。
「どんな感じ?」と聞かれ、
”I hope it would be fun!" 楽しかったらいいんだけれど…
ええ、8割もないです。
「メイハ カクシンシテナイネ。」
日本語で言われると、なんだかずどーんときた。
自信なくてすいません~。
でも、意外に楽しかった!!予想以上!!と好評でした。
ツアーより大吟醸の試飲に大満足だったようで、お買い上げ。
"Super dry!"と言われて、ついここでアサヒビールの宣伝か?と
お酒に詳しくない私は言ってしまったけれど、
”超辛口”と夫から説明を受けて知る。
彼女たちには私の英語も各種指摘された。
どうやら私の英語はあちこちイギリス英語になっているらしい。
「なんで、メイさんは”サッカー”という単語だけアメリカ英語なんだ?」と
ロンドンのパルのアメリカ人の婚約者に聞かれ、
えっ?私、ずーっとアメリカ英語を話しているつもりなんですけれど…と絶句。
もうどこからどうイギリス英語なのかわかりませんけれど~。
私が唯一、気づいたイギリス英語は
”Candy" 、キャンディじゃない、カンディでした!!
本当にcanはカンなのね~とそこだけ気づいて夫と感心していたら、
「噛んでいい?噛んでいい?」とうちの子どもたち。
「ハイ、カンディ。」とロンドンのパル…。
カンディだけに噛み合ってませんよ~。
かく言う私も噛み合ってなかったことが数回。
カビ入りチーズをお土産にくれたアメリカの彼、
「えーっと…この黒いのはハーブかなにか?」と聞くと、
"Mold."…モールドって、アレ?鋳型?
えぇ?この黒いの型?錆?家にもあるモールド?と台所に走り、
クッキー型を見せ、夫も含めみんなから爆笑される。
いや、だから、私も「鋳型」(mold)なわけないよな?と
確認しに、クッキー型を持ってきたわけですよ。
正解は、カビです。カビ。スペルも同じmold,あぁ~!カビ…って、えぇ?!
カビ入りチーズ…刺激的な味でした。
これはマーマイト(Marmite)の上をいくね~と夫と話していたのに
3日目にはなくなった。。。
イギリスのチーズ、おいしでしょ?とロンドンのパルが言っていたけれど、
”Indeed!" (確かに!)
(ちなみにIndeedはイギリス英語、アメリカだとExactly!)