ヨーロッパの某国に滞在している知人が投石を受け、
「アジア人は出ていけ!」と言われたというのを手紙で書いた。
それはもう各国のパルに書いたのだけれど、
「人種差別するなんて、レベルが低い!恥を知れ!」
というのが主流派ですが、
「某国っていうのは、そういう国として有名なんだから、
さっさと脱出するように伝えて。」という声もちらほら。
アメリカのパルの一人は「私なんて、その国に行くよりは
イスラム教で反アメリカのイランに行くわよ!」と言うほど。
それほどですか、そうですか、へぇ~と
そういうイメージを持たれている国だったのか~と知ったりした。
そんな中、「えっ?そっち?」という
驚きの返事をしてきたパルが3人ともオランダ人だったので、
オランダって…どういうところ?!と
頭の中で疑問符がいっぱいになった。
「ヨーロッパで知人がアジア人っていうことで投石を受けた」
という私の手紙に対して、
「それはきっと、中国人かベトナム人に間違えられたのよ!
日本人に差別はしないと思うわよ。
中国人っていうのは本当にピー…(以下、自主規制)」
えぇ~?!と絶句してしまった。
彼女はどちらかというと理論派で、それなりの学歴と仕事を持っているのに
外国人、アジア人をそういう目で見ている人だったのか~と。
その投石が日本人に行われようと、
中国人やベトナム人に行われようと、そこは”人種差別”というくくりで
なんら変わりはないのでは?
日本人でなかったらいい、中国人ならいい、
そういう発想もおかしいでしょ?とつい手紙で聞いてしまった。
ほかの2人のオランダ人は「アジア人への人種差別なんて、
オランダでは見聞きしたことはないわよ。モロッコ人とか
イスラム系へはよく聞くわよ~。」と。
・・・これはどう受け取るべきなのか。
彼女たちはただ事実を書いただけなのだろうけれど、
あまりにも自然に当然のように書かれた一言に、一人衝撃を受けた。