ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

世界は狭くて広い

ドイツのパルから手紙が来た。
彼女は児童養護施設のようなところで働いていて、
今日は夜勤の日ではないけれど、泊まることになって、
眠ることもできなくて手紙を書いているの、と。

その児童養護施設の周囲でnazi parade(ナチ パレード)が
ここ最近、繰り返し行われているらしい。
夜になると騒音がすごいので、何度か警察に通報するものの
警察が駆け付けつけたときには姿を消し、
警察がいなくなると、また出てくる・・・。
同僚もこどもたちも怯えている、らしい。

排他主義者たちの行進がどこででも行われているのね。
アメリカでもドイツでも…
そういう空気に息苦しさを感じるのは私だけではないと思う。
彼らも社会の雰囲気を作り出すこともできるけれど、
私やひとりひとりにも社会の雰囲気を作り出すことができることを
覚えておこう。
世界が同じ風潮になってきて、狭く感じる。

今日、9月1日は年間で最も多くのこどもが自殺する日らしい。
「死にたくなるほど学校に行きたくないなら、
学校に行かなくていいから。」と、私も今朝こどもを送り出した。
「どうせ今日は掃除するだけだし。」と、
我が家の子どもたちは登校した。

小5の花子が「友達がいなくて学校がイヤになったとき」というのを
夏休みの宿題で作文に書いていた。
「私なら、どうするか。別のクラス、別の学年で友達を作る」と。
それでも、小学校で気の合う人が見つからなかったら、
「市内でさがす、県内でさがす、日本でさがす。
でも、もしかしたら、気の合う友人は外国にいるのかもしれない。
世界は広いんだから、友達はみつかる」と書いていた。

夫に、「メイさんが作文書いた?」と聞かれたけれど、
私も娘の作文を読んで驚いてしまった。

学校は狭い、世界は広い。
世界規模で友達を探せばいいんだよ!という娘の作文、
先生に気に入られるかは別として、私はとても気に入った。
学校に友達を見つけられない人、ご一報ください。
世界で友達を作る手伝いをしますよ。
死にたくなるほど学校が嫌になったら、変な決心をする前に
学校以外の世界に目を向けてほしい。
世界は狭い、でも、広い。

 

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