ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ギリシャからの絵ハガキと激情

妹に「ギリシャから先月、投函した絵はがきはついた?」と
ラインで聞かれた。
いいえ、来てません~と答えたら、
「5人に出して1通も届いてない!!」と大層、お怒りだった。

ギリシャ、郵便事故が多い気がする。
そして、届くのも遅い。
何度かギリシャの文通相手はできたけれど、
「郵便事故が多いねー」とか「日数かかるね~」と話すと
激怒するような激しい情熱的な人が多く、
日本では瞬間湯沸かし器扱いの私も、
「そこまで怒らなくても…」と思ってしまう。
ええ、相性があまりよくなくて続かない。
(たった3人のギリシャ人のペンパルで言っているので
実際のギリシャ人の国民性、というわけではないので、あしからず。)

 

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そして、連休明けの今日、ついに到着!
消印は9月18日。
ほぼ1か月。やっぱり遠いギリシャ

アメリカのパルたちともよく
「2週間かかってこないけれど、どこを寄り道して
私の手紙は行っているの?!」
「海に投げたほうが早いんじゃない?」
「10回以上もあなたのこの住所に出しているのに
”宛先不明”で戻ってきたけれど、どうなってるの?!」と、
アメリカの郵便事情の文句を言っているけれど、
「アハハハ~」で終わっているというのに。
穏やかで多少のことは「アハハハ」で許せる余裕のある人希望!と
自分のことは棚上げで言っている。

 

先日、買った本が久しぶりに中島義道だった。
『私の嫌いな10の人びと』

 

私の嫌いな10の人びと (新潮文庫)

私の嫌いな10の人びと (新潮文庫)

 

 

娘の花子が目次を読み、
「これ、面白いの?」と怪訝な表情で聞いてきた。
「面白い!」と話すと、「どこが?」と聞かれた。
中島義道、怒れる哲学者という枕詞がつくほどよく怒っている。
その怒りっぷりに嫌になる人もいるらしいけれど、
私は「まあまあ、そこまで目くじら立てずともよいではないか」という
寛容な気分になる。
いつもは怒っている私が寛容な人になった気分になれるのは
佐藤愛子中島義道の本を読んでいるときだけ。
しっかりお二方には毒を吐いてもらうと
「私はそこまで激情型ではないかも~」と安心する。 

 

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