ギリシャからファーストレターが届いた。
ギリシャのパルとは郵便事故でそれっきり…になったことがあったので
「郵便事故に遭うかもしれないよ」とお誘いメールに返信したところ、
「私は16歳から文通を趣味にしていて、郵便事故なんて数回よ!
誰があなたにそんなことを吹き込んだの?!」とものすごい剣幕で怒られた。
・・・郵便事故って、届いてないから、気づいてないのでは?なんて
聞くレベルではなく怒られまして、
平均よりかなり導火線が短めの人?と夫に話したら、
「友達になれそうやん。」と言われた。
・・・そうか、気が合うってことか、と住所を送ったら、
「ファーストレターをすぐに書くわ!」とメールが来た。
消印がつぶれていて読めないので、何日かかったのかは不明。
ですが…本当にこの人と気が合うのだろうか???と各種、疑問を抱くお手紙。
ファーストレターには、
「住所を教えてくれてありがとう!時間を無駄にしたくないから、
私の事を書くわね!」で始まる。
長々と時候の挨拶が欲しいとは思わないけれども、
それでも、それでも、How are you?くらいは聞いてくれてもいいのでは?
季節のあいさつはすっ飛ばすことの多い私でも、
「みなさん、元気?」は聞きますよ。。。
効率重視らしく、ファーストレターにA4の紙が同封されてて、
フルネーム:
好きな色:
家族構成:
ペットの有無:
仕事:
趣味:
といったことを空欄を作ることなく、全部埋めて!とA4びっしりにあった。
しかも、これ、私のために作られたものではなく、コピー。。。
ペンパルになった人には送っているんだろう。
どこまで効率重視なんだ…とびっくり。
極めつけは「あなたがどんな人かわからないから、写真を同封して。私も同封するから。」と
あったけれども、写真はない。
・・・そういうときはね、先に送るのがマナーなんじゃないの?と
A4びっしりに書かれた質問状を見ながら思ったり。
なんだかもう気が合わない気分に半分以上なっているけれども、
気を取り直して、手紙を読もう!実はフレンドリーで気が合う人かもしれない、と
手紙を読んでみた。
自分のことをだーっと書いて、「You?」というのが何十回も出てくる。
英語が苦手なわけじゃないのに、英語はそれなりのレベルなのに、
聞くときは”You?”なの?!どんだけ面倒くさがるんだ?
それならアナログな手紙じゃなくて、メールでコピべでいいんじゃないの?と
ここまでくると呆れてしまった。
このA4一枚の質問、全部細かく埋めてあげようじゃないの。
その代り、これを書いたら最後、私への質問はもうないと思うけれども、ふふふと
変な闘志に燃えてます。
その質問状を眺めて、私はパルたちのことをどのくらい知っているのだろうかと思った。
アメリカのウィスコンシン州のパルとは二日に1度はメールしているけれども、
彼女が超がつくほどの複雑な家庭環境にいたことは先日知ったばかり。
2年近く毎月手紙をやりとりしているフィンランドのパルの愛猫2匹の名前も知らない。
鮭が大好きで、夕飯にオートミールを食べる習慣が彼女一家にあるのは知っているけれど。
アルジェリアのパルにペットがいるのかどうかもしらないし、
お兄さんがいるという話しか知らない。
でも、彼女が先日、ピンクの服を見せてくれたとき、
「あなたがピンク?紫のイメージなのに、意外な選択ね。」と話したら、
「なんで紫が好きってわかったの?!紫の服なんて見せたっけ?」とびっくりされた。
・・・なんとなく?雰囲気?イメージ?
紫が似合う雰囲気なので、つい。(目が青のような紫のようなきれいな色なので)
質問を最初に全部書かせることは、とーっても効率的だとは思うけれども、
書いているほうも読んでいるほうも楽しいのだろうかと疑問。
いろんな人がいるのね~と改めて思わされた手紙。