ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

1万円選書

「北海道に行ったら、絶対に行こう!!」と娘の花子と
テレビを見て決めた場所がある。
いわた書店。
名前だけ聞いたことがあった”一万円選書”、
NHKの「プロフェッショナル」で見た。
NHKオンデマンドに入ってからNHKのドキュメンタリーに
家族で夢中になっている。)

町の小さな本屋さんが1万円で本を選んでくれるというもの。
ワインのソムリエのように本を選んでくれるらしい。
ここまでは、ふーん…なのだけれど、
そのいわた書店に並んだ本や1万円選書で選ばれた本を見て
久しぶりに衝撃を受けた。
「なにこれ?!…知らない作家ばかりだ!」と。
動画を見ながら、途中で気になったタイトルはすかさずメモ。
毎日1冊読んでいる、というほどの読書量はすでにないけれど、
月に10冊は読んでいる私。
年間120冊以上は読んでいる。
それでも、知らない作家だらけだったことに衝撃を受けた。
そして、また面白そうな本ばかりで、
そんな本を私は知らなかったの?と、ものすごく損をした気分にすらなった。

問屋から送られてくる本を並べるだけの本屋にやりがいを感じられず
売り上げも落ちていき…の中で1万円選書を始め、
各種メディアの紹介もあり、いまは3000人待ち。
私も1万円選書してもらいたい!と思ったけれど、
その前に私の読みたい本をまずは読んでいきたい。積読本と。
といいつつ、早速、番組で見た数冊の本を注文した。

しゃべれどもしゃべれども

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

 

 

『傷だらけの店長』 

傷だらけの店長: 街の本屋24時 (新潮文庫)

 

 

 

『逝きし世の面影』 

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

  • 作者:渡辺 京二
  • 発売日: 2005/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

音楽を聴けばその時代に戻れるように本でもその時代に戻れる。
花子が小川洋子の『薬指の標本』を買ってほしいと先週言った。 

薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

 

 あぁ、懐かしい、学生時代に読んだわ、小川洋子ワールドよ~と
花子に買って渡した。
花子はとても面白かったらしいけれど、
「これを楽しそうに読んでいる人とは友達になれない」らしい。
薬指の標本』を嬉々として読んでいる人を見つけたら
私ならおすすめの本を聞くけれど。