ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

生化学

前回の化学の塾で、先生が言っていた。
「今月の化学グランプリ、生化学が出そうな気がする。
ちょっと勉強してみてください。」と。

・・・生化学って、なんですか?状態の私と花子に
”ちょっと勉強してみて”って?
そんなざっくりな言い方…
しかも化学グランプリ1次試験は今月ですけど~。

「生化学ってなに?」と聞く花子。
生化学のせの字も見たこともない私。
わからないときは、あれだ。
「とりあえず、本を読もう!」

でも、そもそも生化学のおすすめ本って、なに?と調べると
でてくるでてくる専門書。
『1日でマスター生化学!』なんて本も
『生化学なら、これ1冊で完璧!』なんて本もなかった。
これ1冊で英検2級合格!という感じの本があるかと思っていた。

私が調査したところによると、生化学はいろんな学部で学ばれている。
理学部、農学部、医学部、看護学部
そして、それぞれに学ぶ範囲や深さが違うわけで、
化学の先生はさらっと「生化学やっといたら?」と言ったけれど、
何学部の生化学レベルをすればいいのですか???と
疑問でいっぱいのまま、数冊の本をネットで購入。
(専門書は郊外の書店には置いてないことが多く
選べないので)

その内の2冊がきたけれど…、見た瞬間に失敗したと思った。
私が買った1冊はこれ。 

イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版 (Lange Textbook シリーズ)

イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版 (Lange Textbook シリーズ)

  • 発売日: 2016/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 「辞書的に使う」と書いてあった、医学部生が。。。
いろいろあるなら、とりあえず、
一番いろいろと書かれている本があれば最後まで使える!
という貧乏根性。最新刊のお値段は8690円!!(第30版)
中古で890円…。第28版、十分です!
大きさは国語辞典の約2倍、厚さは同じ。
本当に辞書みたいな大きさで、中身は教科書。

まずはさらっと『好きになる生化学』で、 

好きになる生化学 (KS好きになるシリーズ)

好きになる生化学 (KS好きになるシリーズ)

  • 作者:田中 越郎
  • 発売日: 2012/03/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

生化学の全容を確認し、その後、気になるポイントを
辞書のようなハーパー生化学で読めば、なんとなく勉強できるのでは?と
思ったのだけれど、花子は『好きになる生化学』を
本当にさらっと読んだだけ。あわなかったっぽい。
その後はひたすら『ハーパー生化学』を読んでいた。
どの章を読んでいるの?と聞くと、「水」と。
(2章、水とph)
誘電率などわからない用語が出てくると、
アトキンス、マクマリー、ウォーレン、化学の新研究と
各種を索引検索。
辞書代わりに買った本の用語がわからないって、
なんだこれ???となりながら私も一緒に索引検索。

「これ、ウォーレンより難しいよ」と花子が言っていた
ハーパー生化学。
『中学生にもわかる生化学』とかないのかしら?と
花子に聞かれたけれど、なかったよ、そんな本!

化学グランプリ前(その前に中間テスト!)に
手を広げすぎた…と気づいた時には
後の祭りで、花子はハーパー生化学で知った魔法数に、
「すごくない?神秘的!」と魅入られていた。

もうどこを目指しているんだか状態になってきた。
過去問を繰り返し解き、同じ問題や似た問題がでたときに
完璧にできるようにする!というのがきっとテスト直前の
王道だろうと思う。次がない受験生にはきっと正解。
でも、今回は予行練習の受験の花子には
新しい本と新しい分野のわくわくと
わからない用語の数々に埋もれながら、
いろんな本で索引検索しながら頭をフル回転させて学ぶことは
決して無駄ではないと思う。

スマホのゲームで時間を費やされるよりは生化学の本に
時間を使うほうが、同じ中間テスト前でもまだ許せる…と
私は言い聞かせている。

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中間テスト前に新しい本を見せた私が悪かった…と反省。