ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

どっちに立つ?

中2の花子の反抗期の暴言について海外のパルたちに話すと
面白いほど反応は2つに分かれた。

その1、花子の気持ちがよくわかる、思春期に親と喧嘩していた人たち
オランダのパルやコロラドのパルがその筆頭で、
オランダのパルは「私も母と喧嘩を毎日していたのを思い出した」と
懐かしく思い出していたけれど…
本当に、オランダのパルのママさんに同情する。
そういえば、高校生のときだったかに無断外泊を繰り返したり、
夜の街へと繰り出したり、いまからは想像もつかないほど
オランダのパルは荒れていた?自由奔放な青春を過ごしたんだった。
「お願いだから、彼の住所を教えて」と母親に言われ、
よく泊まっていた彼の家を教えたら安心した、というエピソードも
聞いたことがある。
彼の家へ外泊…それで安心できるって、
ママさん、お疲れさんです…。
いまはせっせとマスクを手作りしているオランダのパルのママ、
あのかわいらしいママさんがそんな苦労をしていたとは。

ロンドンのパルは弟の反抗期がすごすぎて、自分の反抗期がなかった
と言っていた。
花子の暴言は「10代って感じね!」と、なんだか嬉しそうだった。
1つステージが上がったわね!って言われたけれど、
赤飯炊くべきかしら。

その2、ママとして、私に共感してくれるパル。
インディアナ州の仲良しパルからのメッセージは不覚にも泣いた。
そして、笑った。あぁ、忙しい。
彼女に花子の暴言を話すと、
「私も夫も、娘の10代には何度殺されたか。」と。
「死ね」が日常茶飯事になるって、怖いわ…。
「通り過ぎた今、教えてあげる。そのステージは5年くらい続く」と
経験者談。

”Oh no, please don't blame yourself,
it is not your fault at all!!”
(自分自身を責めないでね。
それはあなたの失敗ではないわよ。)
「花子は、次のステージに上がったのよ。」
というインディアナ州のパルの言葉に泣く。
知らなかったし、どの育児本にも書かれていなかったけれど、
反抗期の親、一番に自分の子育てを反省するということを知った。
あれ?どこで間違えたのかしら?と。

ただ、パルたちみんなが言っていた、花子の”自立の時”、なのだろう。
我が家のこどもたちが小さい時から、
いろんなことで意見を持つように言ってきた。
それでも、彼らを小さい人としてみなしていたことに気づいた。
ちゃんと大人として接しないといけなくなったということか、と
私自身も思ったり。
ちゃんとした大人はそんな態度をとらないわよ!と、
つい言ってしまうけれど。

インディアナ州のパルが「親切な人には親切な友達ができるのよ。
どんな友達が欲しいかを考えて、そういう人になるべきだと
花子に伝えて。」と言っていた。
「他人に敬意を払われたければ、まずはあなたが他人に
敬意を払いなさい」と花子に昨日、話したばかりだというと、
"Great minds think alike."と言われた。
直訳では「偉大な人は同じように考える」だけれど同感、
という程度の意味のもよう。

セカンドステージに上がった花子にお疲れ気味の私に
化学の先生から、知り合いがするオンラインレッスンへの
参加をしませんか?と招待された。
女子高生が化学の授業をするらしい。
しかも「高校の化学の先生よりある単元においては詳しい」
という。”女子高校生”、”化学”だけでも珍しいのに
そんな面白そうなオンラインレッスン、是非!と参加予定。
これからは親ではなく、別の人たちと過ごすのがセカンドステージに
なるのだろうな。
手を放す準備、いつでもできた!
明日からでもいいよ!と夫に話すと、
「一気に放したらダメ」と言われる。
とりあえず、釣り堀にリリースから。