ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

カウンセリング

「実は、スクールカウンセラーに通ったことがある」と
前にママ友に告白された。
何か素晴らしい助言がもらえた?と聞くと、
そういうことはなかったらしいけれど
話しているうちに、落ち着いた、と言っていた。

私はスクールカウンセラーやカウンセラーという人々に
相談したことはないけれど、
この2,3日、あちこちの友人に相談した。
というよりも、ひたすら愚痴った。
彼女たちは誰一人、”カウンセラー”の資格を持っていなければ
心理学も学んでいないけれど、共感を示し、傾聴し、私に思う存分に
語らせてくれて、とてもすっきりした。

ロンドンのパルに延々と愚痴るわけにもいかないので、
フィンランドのパルにも同じ愚痴、インディアナ州のパルにも
同じ愚痴…としているうちに、英語力も鍛えられた。

puberty:思春期
sting:刺す
lash out at:~に悪態をつく
hormone:ホルモン
subdued:落ち着いた
secure:安全な

日本の友人たちに驚かれたことがある。
「汚い言葉を使う人は周囲にいなかったの?」と。
まるで、いままで風邪をひいたことがないかのような勢いで
夫にも同じことで驚かれた。
幼稚園からエスカレーターでお嬢様学校だったもので、おほほほと
言いたいところですが、
公立中学校だったから、いたかもしれないけれど…友人にはいなかった。
「そういうことを友達が言ったら?」
すーっと去る、関係は終わる。
「なんで?」と驚かれ、
なんで、その子と付き合わなければいけないの?
と逆に聞き返してしまった。
いやな思いをするかもしれないと想像できるのに付き合う?
それこそ、なんで?
そうやって生きてきた私が悪態をつく10代の娘の相手?なんで?と
持っていき場のない怒りと悲しみを抱えた数日だった。

それでも、愚痴っているうちに、傷ついている場合ではなく、
花子に伝えなければいけない、と気づいた。
私が今までしてきたようにちょっとした汚い言葉一つで、
去る人たちがいる。花子がそういう態度や言葉をすれば
その言葉に深く傷つく人もいるし、
さっさと去る人もいるということを伝えた。

そしてもう一つ、私が花子のネットをしている時間の長さに
怒った理由も彼女たちに話を聞いてもらって気づいた。
それは、花子の与えられた環境が恵まれていることに
気づいていないことへの怒り。
私の両親は共働きだったので、夕食を作ることもあったし、
片づけることもあったし、高校受験と大学受験のときでも
家族の洗濯物を夜に干してから勉強していた。
もちろん洗濯物を入れてたたむのも私。。。
学校から帰宅して、家事を必死のスピードでやっても
2時間くらいかかり、それから勉強して…。
私の中では必死に作り出すものだった勉強時間。
自分のこどもには勉強をしっかりやってほしいと
家事のほとんどを私がしている。
それなのに、その時間をネットに費やされたと知ったとき、
花子はなにもわかってない!と私が爆発した。

インディアナ州のパルが言っていた。
" I hate to tell you,but it won't be going away anytime soon."
(言いたくはないけれど、反抗期はそんなにすぐに過ぎ去らないわよ)

フィンランドのパルも「悪いときばかりではなく、
良いときと悪いときを繰り返して、反抗期はいつか過ぎているんだろうね」
と言っていた。
フィンランドのパルの娘ちゃんは花子と同級生)

育児の正解はないし、反抗期の対処法の正解もわからない。
でも、軌道修正をしながら、こどもを育てるしかない、と
夫と話した。