ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

数学の道

「今日、数学しかやってない…」と花子が化学の塾の
感想でぼやいていた。
本日の数学は、log eだったらしい。
log e…?
化学グランプリの過去問を解いていて必要になったらしい。
化学グランプリ、高校生までが受験するっていうのに
log eを出してくるのか…。

「あぁ、これは高校数学ですね」と先生は高校数学の
教科書を調べて、「ない…」と気づき、
次に高専の数学教科書で発見。
「ありました!この応用のところです!」と。

logをまだ学校では習っていない中学生の花子、
化学の塾で化学で使うlogをなんとなく理解しているけれど
高専の教科書の応用のところに掲載って…」と絶句していた。
化学の塾の先生も「今日は数学でしたね~。
logに始まり、logに終わりました。」と楽しそうだった。

log、習った気がするわ~という程度にしか
すでに覚えていない私は花子に力説された。
「化学をすれば数学の重要性がわかるのよ!!」と。

円周率がどういうときに必要か、
水素原子の大きさや表面積を求め回転して移動する速さを
求めるとき
logをどういうときに使うか、
原子のファンデルワールス力を求めるとき。
ファンデルワールス力って、そもそもなんだ?と思いながら
スルー。
デルタをどういうときに使うか、
時間の経過により変化した量を求めるとき云々。
つまり、化学をする以上、数学からは逃れられないのよ!と
鼻息荒く花子は語っていた。
理系を選択するだろう花子は数学からは逃れられないだろうよ。

「もしかしたら、文系を選択するかもよ。」と花子は
言っていたけれど、
前回のZ会の国語の添削問題をチェックしてから
絶対に無理!だと改めて気づいた。

小説からの出題だったけれど、
選択問題はことどとく、「まず、これはない」を選択し、
どうしてでしょうか?という記述のところに
文章中には一切書かれていないことを妄想し、
文章中の言葉で5文字書き抜け、という問題は
まさかの脚注から書き抜く。
脚注…それ、文章中か?!…ありえない。

「今日も数学だった…」と化学の塾で数学ばかりのこの頃に
花子はぐったりしていたけれど、
寧ろ、その道しか残されていない。