ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

点と点

「点と点が線になってきた!」と、花子がここ数日、
すごく楽しそうに化学をしている。
花子の勉強風景は参考書積み上げ…。
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「一番読みやすいのはアトキンスかも!」と
マクマリーおじさんとウォーレンおじさんを読みながら
言っていたけれど、それって…翻訳者の問題では?と思ったり。
「ちょっとここを読んで説明して。」と私に渡された
『ウォーレン有機化学』、
えーっと…と、そのまま夫に渡す。
夫が読んで、それを解説し、一言。
「花子に足りないのは国語力。」と言い、
グサっと花子に突き刺さっていた。

花子が立体化学をやっていたとき、
そのノートを見て「物理化学?」と聞いたら、
「立体化学」という答えが返ってきた。
物理学が嫌いなのに、結局、物理化学のために
物理学から逃げられず、数学ではなく化学をしたいのに
化学には数学も物理も必要で…その上、本を読んだり
理解するためには国語力がいるわけで、
勉強って、すべてがつながっているのね…と
花子は化学を通して気づいたらしい。

化学の塾の先生が言っていた。
「塾へは苦手な子が来るので、みんな苦手意識が
すごくあって、勉強もやっぱり仕方なくだったり
嫌々になるけれど、花子ちゃんは本当に楽しそうにするので
うれしいです。」と。
苦手科目のほうが伸びしろがあるし、危機感も抱きやすいけれど
得意教科こそ塾でのばすようにすれば
勉強への考え方も変わるのかもしれないな、と思った。