ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"The Good Sister".

サスペンスではなく、ドキドキもしない本が読みたい…
と思っていたはずなのに、選んだ本は"The Good Sister".

サスペンスかスリラーだったはずだけれど、
半分読んでも事件は起きない。
あれ?これはミステリーなのか?
ところで、ミステリーって、いつ事件が起きるの?と
ミステリー好きの夫に聞いたほど平穏に半分過ぎる…
と見せかけての残り3割になってからの怒涛の展開で
息つく暇もない。
私が平穏だと思っていたものがすべて恐怖に変わっていく…
なんだこれ~!?

あらすじは、双子の女性の話、アスペルガーっぽい主人公は
双子の姉に依存しながら生きていたことに気づく話。

スリラーなのか?ホラーなのか?と思いながら読んだけれど、
そんなジャンルがあるのか知らないけれど、
サイコです!
サイコな怖さ。
何考えているのか想像できなさすぎて怖い。
善人が怖い。みんな信用できない、と人間不信になった。

サスペンスやミステリー、スリラーが好きではないのに
たまに選んでしまう。
これは某ラーメン店に入るのと同じ心理かもしれない。
「おいしくない...」と思って、10年ほど行かなかったのに、
チェーン店で、ファンが周囲に意外と多いと聞くと
10年以上営業しているんだからおいしいのか?と10年越しに来店し、
「変わってない!」と思った。
ラーメン店や本の好みはすごく合う人もいれば、
全く合わない人もいる。
好みが同じ人からは今までおいしかったお店も聞くし、
読書遍歴も聞く!合わない人とは致命的に合わない…。
それでも、ミステリーやサスペンスが好きではない私が
後半はもう止まらない!と料理の手を止めて、ガスを止めて
読んでしまったほどの展開だった。
日本ではイヤミス(嫌な読後感のミステリー)が流行っているけれど
外国語のミステリー?はサイコが多い気がする。