ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"Someone Else's Honeymoon"

"Someone Else's Honeymoon"

ロンドンが出てきたので、イギリスの作家による本だと知る。
Kindle unlimitedでおすすめにでてきた。
Kindle unlimitedのおすすめ、油断すると全く好みではないものを
さらりとおすすめしてくるので危険。
ママっこの超優等生のかわいい末っ子が実はサイコだった…
みたいなスリラーとか…。
”The Perfect Son"

怖すぎて途中でギブアップした。撤退!!
海外のホラーって、人間の情の深さの怖さ、とか怨恨ではなく、
「何を考えているんだか全くわからん!!」という人の行動の怖さ。
理解が追いつかなさ過ぎて、読み終わると人間恐怖症になる。
日本のホラーも海外のホラーもパス!

本の世界でくらい、まったりいきたい人におすすめ、
"Someone Else's Honeymoon"

約54000語と一般的な本の半分くらいの短さで読みやすい。
あらすじは、ほぼ10年付き合った彼が浮気をしていたことを知る、
クリスマスに!
しかも、クリスマスプレゼントはプラスチックを使っていない歯ブラシ…
環境にやさしいものに傾倒している彼とはいえ、それはない。
「ちょっと距離を置こう」と言われて彼のアパートを出ていくように
言われる。クリスマスの日に破局、家無し、ボロ車有り、
最後のプレゼントは歯ブラシ。
ボロボロのまま実家に戻り、変身を遂げ、両親の旅行について行った
リゾート地でリアリティショーの祭壇で花嫁に逃げられた男性と出会い…。

本の中で出てくるリアリティショーは「結婚式で初めて会う」という
リアリティショー。
専門家が好みの人を選び、結婚式で初対面!というもので…
あれ?これ、アマゾンプライムで放送している『マッチングの神様』と
ほぼ同じじゃない?と思ったり。
『マッチングの神様』を観たことないけれど、見知らぬ二人が結婚式で
会う、というところとか似てるわ~。

元カレの愚痴を女友達と語るところや、
元カレの謝罪を受けにパブに行って、そこで非難の嵐をするところとか
読んでスッキリ!7か月後の謝罪って…あんたねぇ~と読者もなる。
意外に、これだけ非難の猛攻撃をする主人公、今までいなかったかも。
主人公の女友達が”force of nature"(半端ない)"feisty"(攻撃的な)
"I wouldn't want to be on the wrong side of her!"
(彼女を敵には回したくない)と
形容されているから主人公も目立たない…と見せかけて、
この主人公もおとなしいわけではないような。
これ、翻訳されたらどんな日本語になるのかしら?という悪口もあり
面白く読んだ。私が訳すなら…と考えて、これ私の生育環境とか
現在の環境がばれてしまいそうで嫌だわ~と思ったり。
そう考えると、翻訳本も違う視点で読めるかも。