ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『ガール・オン・ザ・トレイン』

以前、英語圏で書店員をしている知り合いに
おすすめの本を紹介して!と言うと、いくつかの紹介をしてくれた。
その中にあった『ガール・オン・ザ・トレイン』、
映画化されているので映画で観た。

サスペンスっぽい雰囲気に、間違えてる…
私の好みと違う~!と思いながら観続けた。
本だったら途中で放り出したくなるときも映画やドラマは
勝手に進んでくれるのはありがたい。

あらすじは、アル中の女性は同じ電車に乗り、
以前、自分が住んでいた家を見つめ続ける。
そこには元夫が再婚して家庭を築いているのだけれど、
再婚相手、ベビーシッター、元妻と女性たちが次々と不幸になっていく。
まるで、『源氏物語』の光源氏のよう!
出逢った女性をすべて不幸にするって、すごいわ…。
しかも、自分の失敗をすべて元妻のせいにしてって、ホラー!
結末がまた…救いがない!とまでは言わないけれど、微妙。
サスペンスでは『ゴーンガール』を超えない怖さで、
夜眠れないこともトイレに行けなくなることも
結婚について考え込むこともなさそう。
『ゴーンガール』は結婚が怖くなる…、いや怖いのはあの女性か。

ガール・オン・ザ・トレイン』にでてくるような、
こういう男性、いるんだよなぁ~と
思いながら観てしまった。
妻の人格を無視するというか、軽視するというか…。
映画の中の男性、トムはDV男で、浮気男ですが…。
そういえば、隣人のスコットも暴力していたし、
精神科医も…えっ?ダメな男性図鑑の映画か?!

児童書にも出てきて、洋書の中でもよく出てきた単語に
mansplainingというのがある。
”man + explaining ”(マンスプレイニング)
今日の新出単語はmansplainingだったわよ!とアメリカのパルに話すと、
「あぁ、その意味は…」と説明しようとしてくれたけれど、
説明不要です!日本にもいます!
きっと世界共通です!どこにでもいます。
性別問わず…だろうけれど。
mansplaining、偉そうに説明する男性のこと。

以前は男性の3条件、三高だったらしいけれど、
いまは三低らしい。低依存、低リスク、低姿勢、らしい。
そんな話を夫にすると「まだ三高!」と言っていた。
高血圧、高コレステロール、高リスク…その三高はモテないかも。