ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

胡椒の雨

信仰心は疑わしい私でも「神の啓示か!」と思うときがある。
勘違いですけれど…。

読んでいた本の一文に衝撃を受け、
二度見をして、再び読んで、積年のわだかまりが消化された。

"I will take my document to the city hall and find the right..."
(市役所に行って、この書類が正しいかどうか確認する…)

市役所って、city officeではなかったのか?!と。
あれは高校受験のときだったか、英語のテストの最後に英作文があった。
「市役所への道を教えてください。」と英語で書きなさい。
市役所…わからん、そんな単語は知らない!!な私が
ひねり出した英単語は”city hall"だった。
友人たちは"city office"と書き、city hallは市民会館でしょ!と
言われて、「しまった!!」と思った記憶がある。

そんな思い入れがある市役所の英単語はcity officeだと思っていた。
20年以上、更新されないまま。
いま読んでいる洋書で”city hall”ってなっている!
えっ?市役所って、city hallでもよかったってこと?!と
急に過去の記憶が蘇ってきた。
「どうしよう、city hallで高校落ちていたら…」と心配していたけれど、
大丈夫!合ってる!と受験生の私に教えてあげたい。
それ以外の文法部分があっていたかどうかは謎だけれど。

そして、もうひとつ。
読んでいてわからなかった一文をロンドンのパルに聞いた。
"Rain was now peppering the glass."

雨が窓に胡椒していた…?
pepperって、香辛料の胡椒と同じスペルで、
これが雨の形容表現として使われているのだろうな…というのまでは
想像できた。
でも、塩コショウって、人によって振りかける量がすごく違う。
一つまみ、パラパラなのか、
「高血圧注意!」と言われるほど、ドバっといくのか、
それとも、ペッパーミルのように間隔をあけて?
これ、どういう雨なの?

”small fine drops"(小さい雨)で、
地面にペッパーミルをするかのような
たくさんの小さな雨、と。小雨ってことか。

胡椒の雨と聞いて、土砂降りってこと?と思った私は
胡椒ふりすぎなのかもしれない、と反省。