ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

「ヘルプがいりますか?」

時制が…
動詞の位置が…ときっちりと訳す人がいる。
私はいつも感覚で訳してしまう。
それで問題なくきてしまっているので、たまに「どういうこと?!」と
和訳の迷路になってしまう。

今回もそんな話。
アメリカのパルから手紙が来た。
誰とは言わないけれど、アメリカ人のパル。
彼女が書いていた。

"there was a point this past spring, ”
(それが問題だった、この前の春
”my daughter was suicidal."
(私の娘はsuicidal.)

suicide:自殺
suicidalって、自殺の?
自殺のなに?どういうこと?と読み進めると
「大学の成績もよく、学術的な成功をおさめつつあった、
10月には〇才になる予定だった。
ルームメイトとの関係もよくなりつつあったのに…」

えっ?全部、過去形で語られているけれど
どういうこと?
なに?
はい?と混乱しているうちに
「夫となにが足りなかったのだろうかと相談をした。
できるかぎりのことはした。
カウンセラーにカウンセリングもしてもらっていたし、
適切な服薬指導もあった。薬も変えたばかりだった。
いや、もう言っても意味がないことはわかってる。」

というところまで読んで、ますます混乱。
パソコンでsuicidalを調べると、
『ヘルプが利用可能 いますぐ相談』とでてくる。
いや、ヘルプは確かにいるけれど、
こころの健康相談統一ダイヤルは私のヘルプにはならない。
英語のヘルプ!!ロンドンのパル~!!と思ったら、
ロンドンはいま真夜中。
ということで、コロラド州のパルに聞いてみた。
"Suicidal means she had thoughts about dying."
(Suicidalの意味は彼女には希死念慮があったということよ。)
ということだったので、ほっとした…。

彼女の手紙を読んで、"Oh...."から先がでてこないけれど、 
きっとその先を私が語る必要もないのだろうと思う。
ただ聞いて、横に座る…それでいいんだと。

そんな話をコロラドのパルとしていたら、
彼女の最近の悩みは彼女の息子君が高校卒業後に入隊をしたいと
話していることらしい。
"Oh..."
あんな小さかったこどもたちがおおきくなって、
それぞれにいろいろあるんだと改めて知った。