ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

エイプリルフールの余波

アメリカのパルが離婚する準備にとりかかっている。
別居し、弁護士に相談し、その州では離婚までの別居に12か月必要らしい。
アメリカはそうなのね、と他の州のパルに話すと
「私の州は違うわよ!知り合いにも離婚した人がいるけれど、
別居が12か月必要ではなかったみたい」と州による違いを聞いたりした。

かれこれ知り合って10年以上の古い友人のアメリカのパル。
彼女の息子くんの誕生カードももらったことあるし(3歳だったけれど)
ハロウィンカードもクリスマスカードも
クルージングの写真だってもらったことある。
夫婦の笑顔で…。
涙もろい大男で繊細で、ちょっと精神的に弱いイメージのある彼女の夫では
あったけれど、その彼が彼女に暴力をするなんて…。
すごいエイプリルフールだったのよ、とロンドンのパルとインディアナ州
パルに語ると、
「メイより上手に騙した人がいたのか?」と聞かれたけれど、
10年来の友人が夫のDVで別居し、すでに別の女性と同居していて…
それなのになぜか彼はセラピーを受ければ、万事うまくいって
彼女とまた元通りの結婚生活になると信じている、
彼女は”もう終わった”と思っているのだけれど。
これが現実と受け止められないのよ、と話した。

ロンドンのパルは
"That's a lot to take on board!"
(理解することがたくさんね!)
インディアナのパルは”Whaaat? for real?"(はぁ~~~?本当?!)と。
二人とも私が話す内容を、「それ、どこかで読み間違えたのでは?」と
あまりにも不可解すぎて疑心暗鬼のようだったので
いやいや、彼女はこう書いてた、と話すと
絶句していた。
初めて見た、"O.M.G."(=Oh My Godness.)
ロンドンのパルには「メイが思っている以上に悲惨な状況だと思う」と言われ、
インディアナのパルは「彼女のことは知らないけれど、
聞くだけで胸糞悪い」と言っていた。
どうやら私の思っている以上にひどいらしい。
たまに思う。
ニュアンスをどこまで汲み取れているのだろうか、と。
今回はかなり軽めに読んでしまったらしい。
「夫は私の髪の毛を掴んでベッドから引きずりおろして、
家中引きずり回した」と訳したけれど、もっとひどいのか???
それとも受け止め方の違い?
人による受け止め方の違いなのか、
国による違いなのか…。

「勇敢な選択をした彼女におめでとうと言いたいわ!」と
インディアナのパルは彼女の選択に祝意を送っていた。
ロンドンのパルは
"I think he has dropped the ball more."
(彼はもっとへまをすると思う。)と呪いの言葉を送っていた。
私なら一言、"Shame on you!"(恥を知れ!)
明らかな体格と体力差の彼女によくそんなことができたな!!と
怒っている。見下げたわ…。

女子トークで散々に悪態をついて、ちょっとすっきりした。
彼女の新しい門出と2023が幸せいっぱいであるように!!と
日本からも精いっぱいの念を送りたい。