今年も季節が巡ってきた。
始業式の次にくる一大イベントは家庭訪問。
長く文通をしていて日本の事情を知っているパルたちは
「掃除は進んでいるか?」と聞いてくる。
進んでない!
今年も例年の如く、家庭訪問は玄関先かリビングかでほかのママさんたちと
意見を言い合う。そして、例年のようにみんなそれぞれ違う。
玄関で何もなしの家もあり、
玄関に座布団だけの家もあり、
玄関に座布団とお茶の家もあり、
リビングに通す家もあり、
リビングでお茶菓子まで出す家もある。
これ、きっと正解はないと思う。地域差も大きいから。
15分ほどの限られた時間で、移動時間で前後するし…
「15分のため玄関先で結構です」という紙を我が家のこどもたちも
毎年もらって帰るけれど、
学校の規模が小さいため、先生、15分では帰りませんけれど…。
太郎の1年のときの先生は既定の15分が過ぎても
あまりにも落ち着いて話しているので、
「先生、時間ですけれど大丈夫ですか?」とつい聞いてしまい、
「次まで1時間空いているんですが、学校まで戻るには…」
ということだったので、お茶のお代わりをお出しして、
先生のご実家近くのおいしいケーキ屋談義してました。
そんな感じで、いままで6人の先生からの家庭訪問を受けたけれど
先生たち、とーってもゆっくりされる。
いやぁ、くつろがれますねぇ…、
あっ、窓の外まで見られます?
そっちの窓から見える庭は草を刈ってないのにぃ~!!とか
ピンポンを押されてから、あっ、チャイムのところ掃除してない…と
気づいたり。
そんな家庭訪問がもうすぐ。
去年の家庭訪問で出したおいしかったお茶を…と
高価な煎茶を久しぶりに飲んで、その劣化具合にショックを受けた。
貧乏人はこれだから嫌だ、と思った瞬間。
「もったいないから、来客用に」と取っておいて
高価だけれどおいしかったお茶をおいしくなくなってから
せっせと飲むなんて意味ないわ~と夫と反省。
今年もお茶屋さんでおいしいちょっと高価な新茶を買って、
家庭訪問にも出すけれど、私もおいしい内に飲もうと思う。
おいしいお茶でテンションを上げつつ、大掃除をスタートしなければ。