ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

恥らう本

オランダのパルと読んでいる本の話になった。
私が今読んでいるのは初めての作家。

 

さようなら、オレンジ (ちくま文庫)

さようなら、オレンジ (ちくま文庫)

 

 
まだ読み始めたばかりで、
あらすじを語るほどに読めてないけれど、
”言葉”がキーワードなんだと思う、
なんていう話をオランダのパルにした。
私の読んでいる本を聞くってことは、あなたもいま
読んでいる本があるのね、タイトルは?と聞くと、
「私のことをその本で変に思わない?」と。
本でその人のことを変に思う本?
私自身は凄惨な殺人事件や激しい暴力行為、虐待の描写などが
ある本はできれば遠慮したいけれど、
それを好きだからって、別に何とも思わないわよ~と伝えると
彼女が読んでいた本の画像を送ってくれた。
それがこれ、(日本語版を貼ってます)

 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (上) (ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫 NV シ 28-1)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (上) (ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫 NV シ 28-1)

 

 「マミーポルノ!!」と、わかってしまった。
あれでしょ?SMが激しいんでしょ?映画化もされたよね?
大人の官能小説でしょ?
なにがどうマミーポルノなの?と質問攻めにしたのに
「こんなこと女性が考えてるなんて、恥ずかしいわ~」と
オランダのパルは大層、恥じらっていた。

「ストーリーが大好きなわけではないんだけれど、
主人公の女の子がかわいそうで、続きが気になって…」で
現在3部作の3冊目。
それ、夢中になっているって言うんだって、と笑ってしまった。

いま図書館で借りた3冊が終わったら、私も読むわ!と
オランダのパルに宣言したら、
「英語で読んだら?」と言われた。
日本語で読ませて!大人の官能小説でしょ?
英語で読んだら、SM用語を必死に辞書引いてそうだもの…。
日本語で機微を味わいたいの…だって、官能小説だもの!

夫にも「今度、マミーポルノに挑戦するから!」」と宣言し、
呆れられた。
主婦が書いた官能小説、ちょっと楽しみ。
でも、SMではなくてもよかっただろうに…。

 

 


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憎悪犯罪

インドのスーと久しぶりにLineをしていた。

新しい車の話や彼女の友人の話をしていて、

ついでに噂の彼の話になった。

噂の彼、トランプ大統領。

 

スーが「カンザスの事件知ってる?」と聞いてきた。

カンザスの事件?

なにかあったっけ?

知らないわ~と言うと、教えてくれたのが

インド人男性がカンザス州で撃たれて死んだ、

というニュース。

 

news.infoseek.co.jp

 

Hate Crime(憎悪犯罪)がトランプが大統領就任後に

増えていて、ついに死者まで。

アジア人への差別や暴言もひどくなっている、と

インド人のスーは言っていた。

 

私のパルたちの中には、一人も、

ただの一人もトランプ支持者はいなかったけれど、

それでも結果を粛々と受け止めて、

「彼の政治をみてあげようじゃないの!」という感じだった。

もしかしたら、想像よりはうまくやっていくかもしれない、と。

期待を裏切ったというか、

期待を裏切らないというか…。

edition.cnn.com

 

トランプが閉め出したというCNNを貼っておこう。

 

 

 

 


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甘酒

「ココアを飲みながら手紙を書いている」とか

「紅茶を飲みながら手紙を書いている」と
最近よく手紙に書かれている。
寒いから、温かい飲み物がほしくなる。

我が家ではいまは甘酒!
前は断然米麹の甘酒だったけれど、
夫が会社の人から沢の鶴酒粕をもらってきてから
酒粕の甘酒に目覚めた。
おいしいんです!沢の鶴!と宣伝しておこう。
親戚で勤めている人がいて、買っているらしく
会社でも配ってくれるらしい。
我が家には去年に続き、今年も2キロの酒粕

スーパーで販売されている200gの酒粕ですら
消費したことがないのに去年はどうしようかと途方に暮れ
初挑戦の粕汁を作って近所のおばあさんたちに配ったら
大層、喜ばれた。
やはり人生経験豊富なおばあさまたち(70過ぎ)、
褒め上手で、のせ上手!
「またメイさんの粕汁食べたいわ~!」と言われちゃって…
あのおばちゃまたちには勝てる気がしない。

そして、今年もいただいた酒粕2キロ…
一週間で現在残り200g。
酒粕はどこいったん?」と夫が驚いていた。
ぜ~んぶ甘酒。私も子どもたちも温めては飲み、
冷えたまま飲んでもおいしく…
もう沢の鶴酒粕、すごくおいしい!とお礼に宣伝。

オンラインショップで1キロ単位で買えるようなので、
なくなったら買わなければ。

www.sawanotsuru.co.jp


2キロを甘酒で消費したって話したら、驚かれるだろうなぁ。
酒粕の甘酒の作り方はとても簡単。
酒粕、水、砂糖…を入れて鍋で温める。濃さはお好みで。
我が家は濃いめです。

沢の鶴酒粕で作る甘酒に目覚め、
何度かスーパーで酒粕を買った。
もちろん、あれば沢の鶴を!
でも、なんだか味がちょっと違う。
この時期の酒粕のほうがおいしい。
日本酒は飲めないけれど、酒粕はおいしい!

スイスのパルが春に日本に来るらしい。
「甘酒、ぜひ、飲んでみて!」と甘酒を手紙で紹介しておいた。


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結婚は一大産業?!

バージニア州のパルの娘さんが婚約された。
アメリカでは新婦の両親が結婚式費用を払うものらしい。
彼女は「息子が結婚するときには我が家も負担する」と言っていたけれど、
そうたくさんも負担できない。
なぜなら、来月は彼女の息子さんが結婚、
来年には娘が結婚するから。
花嫁の両親として結婚式費用をいかに節約するかが
大変なようで、
まず、ウェディングプランナーは雇わない。
パル自身がその役をするそうです。
式場の予約に花屋との打ち合わせ、ドレスも…とすでに
てんてこ舞いの中、
「婚約って、みんな1年なの~?」という私の基礎中の基礎のような質問に
「明日、結婚する!って言われても準備できないからよ。
1年後に備えて、すでに準備が大忙しなの」と。
彼女が結婚した35年前に比べ、結婚式にかける費用も上がったらしい。

As my husband says,getting married now is a big industry.
(うちの夫が言うように結婚はいまでは一大産業よ。)

そのお金のかけ方につい言いたくなる気持ちもわかる。
でも、それを結婚準備に大わらわのパルと娘さんの横で
よく言うらしく、いらっとする!とパルが書いていた。
どこの国も父親は空気を読めないのか。。。

彼女の娘さんは決断ができないタイプらしく、
「ママに任せる」ということで、すべて私が決めている、と。
娘さんは「どう思う?」と両親に聞き、
パパさんは「ママどう思う?」とパルに聞き、
彼女が決断。
…誰の結婚式?!と突っ込む人はいないのか。

ロンドンのパルも結婚式の式場予約より前に
結婚式費用のローン返済が始まったと聞いた。
費用は日本円で150万ほど。
最近は日本では地味婚が主流って聞くから、
えらい張り切ったわね~という気がしたけれど、
日本より式場を使う時間が長いから、こんなものなのかしらと
ネットで調べたら、イギリスの結婚費用の平均は約430万円、
ロンドンのパルはどんな派手婚をするんだ?!と思っていたけれど
地味婚だったのか…。

もちろん、ウィスコンシン州のパルのように
「結婚式にお金をかけるなんて、無駄だと思わない?」という
人もいて…。
婚約や結婚の話って、価値観や性格が顕著になって面白い。

 

 

 


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PTAママ

どうやら私は根に持つタイプのようで、
なんだかやっぱりイライラするわ~とアメリカのパルたちに
愚痴っていた。

PTAのママさんに読み聞かせ講座の受講を勧められたけれど
興味ないです、と断ったら、
「メイさんって、本当の本好きではない」と言われ、
本当の本好きって、なに?って聞いたら、
「内なる本への情熱で見ればわかる」って言われて…
その発言を鼻で笑わなかった私を褒めて!
今週は3冊しか読まなかったから、”金メッキの本の虫”とか
エセ読書家って、私のことを呼んでくれていいわよ~と。

読み聞かせって、講師によって、結構言うことが違うと
保育士の友人に聞いたので、”こどもが楽しむ”ことと
”私が楽しむ”というくらいでやっていたら、
読み聞かせ講座に誘われ、丁重にお断りしたのにこの言われよう…。

サウスカロライナ州のパルに愚痴ったところ、
速攻で返事が返ってきた。

Here in the States,moms are very...distrustful of
those PTA moms,which sounds like you are deaaling with that type.
(アメリカでもママたちはそういう
あなたが遭ったようなタイプのPTAママを用心している)

そういうママたちは学校行事には熱心すぎるほどに参加し、
参加しないママたちに罪悪感を感じさせたりする。
そういうママたちと毎日うまくやっていかないといけない先生って
本当にかわいそうだと思うわ、と続いていた。

実は、サウスカロライナ州のパルの本の友達もそういうタイプのようで…

"She tells me to try singing a book instead of reading it to J."

(彼女は私に息子のJに絵本の読み聞かせではなく、
歌の本でもっと歌えって言うのよ。)

singing book、初耳だけれど、何かしらと調べたら
童謡などが流れる本。
あぁ~、我が家にもあった。こういうものね。

 

うたってたたこう!  リズムあそびどうようえほん (音の出る絵本)

うたってたたこう! リズムあそびどうようえほん (音の出る絵本)

 

 


それが絵本の読み聞かせよりいい!と主張するけれど、
”I don't waste my time on those PTA moms!”
(そういうPTAママで私の時間を無駄にしたくないのよ!)
と思い出して怒ってた。

毎回、不思議に思う。
なんで「この理論が素晴らしいわよ!」って
押し付けてくる人は最終目的を聞かないんだろうか?と。
例え、途中のやり方や方法が違ったとしても、
私もサウスカロライナのパルも「子どもたちに本の楽しさをわかってほしい」
っていう思いは一緒なのだから、
歌の本を与えなくても、講座に参加しなくても、どちらをやっていても
「あら、目標は一緒なら、一緒にがんばりましょう」ってならないのかしら。
このやり方しか許しません!的な押し付けがましさが
結局、うるさい人がいるから嫌だ、となって去る人がいることを
考えないのだろうか、と。

私が遭った件のPTAママは我が家の蔵書数も聞かなければ、
私の年間の読書冊数も最近読んだ本についても聞かず、
「あなたからは本への情熱を感じられないから、
本好きではない」って言いきったわけで…
なかなかお目にかかれないわ、40過ぎてそういう言い方する人は、
と私は怒りを通り越して呆れて感心してしまった。

 

 


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フィンランドの切手

 

フィンランドの切手はかわいいものが多いけれど、

この切手は特に素敵。

おいしそうなチョコレート…

の切手はベルギーの切手。

 

f:id:bitter-chocolate3:20170222180926j:image

 

ベルギーの切手でチョコレートの香りつきの切手を

一度、ポスクロで受け取ったことがある。

これが例のベルギーチョコの香りつき切手か!!と

家族みんなで匂いを嗅いだ。

 

ベルギーから日本に来るまでの旅路が長すぎたのか、

匂いは…ありませんでした~!

 

以後、こどもたちはチョコレートの切手を見かけると、

「これも匂いつきかも?!」と切手の匂いを嗅いでいる。

今回のフィンランドの切手も、こどもたち3人が

鼻をくっつけて、匂いを嗅いでいた。

 

香りつきの切手、発想は面白かったのに

長持ちしないようで、残念。

香りだけでもベルギーチョコレート、感じたかった~と

一番残念がっていたのは私かも。

 

 

 


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日米で学校の問題は一緒

ダウントンアビーファンつながりのバージニア州のパルから手紙が来た。
ダウントンアビーの切り抜きつき。

ダウントンアビーのセリフ、皮肉、嫌味、当てこすりが上手で、
毎回、え~っと…どういう意味?と頭を悩ます。

 

f:id:bitter-chocolate3:20170222155205j:image

今回のこれも
バイオレット(おばあさん)
「メアリー、聞きなさい。
もし、あなたが未来にリスクがあるマシューをいま選べば
彼はあなたを人生の終わりまで愛するでしょう」

シビル(三女)
「まあ、おばあちゃん!あなたって、なんてロマンチック!」

バイオレット
「いままでいろいろとで呼ばれてきたけれど、
私はロマンチックとは違うね。」

という感じなのかしら?
字幕を見て答え合わせしたい。
ダウントンアビーで誰が好きかと聞かれたら、
断然、嫌味なおばあちゃんのバイオレット。

バージニア州のパルに太郎のクラスで起きた暴力事件の話を
前回の手紙で書いた。
「悲しいけれど、全く驚かないわ」と書かれていて
私が驚いた。
彼女の末っ子の娘さんは今年高校を卒業する。
その娘さんの高校で、先月、喧嘩が起きたらしい。
カフェテリアで二人の女子生徒が口げんかから乱闘になったそうで…
どれだけすごかったかっていうと、
「大人が5人で止めに入ったほど。5人よ!!」と
パルも手紙の中で”5”の下に二重線を引いていた。
大人が5人で止めに入る喧嘩…それはもうすごすぎる。
「女子よ、女子!女子でそれよ!
なんで女子って、あんなに意地悪になれるんだろうね」と
手紙の中で女子の陰湿ないじめについて書いていた。

私と彼女、国も違い、教育システムもいろいろ違うのに
たどり着いた結論が同じで、ちょっと面白かった。

One thing I have noticed is many parents expect the schools
to be the disciplines.
They would rather not be the parents, and I think that
it is a lot of the problem here.

(一つだけ、私は気づいたことがある、たくさんの親が学校に
しつけをすることを求めている。
そういう人は親をしないほうがいい、
そして、アメリカではそういう人がたくさんの問題となっている。)

日本も全く同じ状況になっていますけれどね…。


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