数日前、本屋で教育関係の雑誌を見ていた。
「こどもがいじめられていると知ったら」というような特集を組んでいて、
学校と対決しない、
親が先回りして解決しようとしない、
子どものサポートに徹する、
ただし、「どう思う?」「どうしたらいいかな?」と話を聞く程度。
最後まで読むこともなく、買うこともなく雑誌を置いた。
えぇ?!でした。
簡潔に言えば、「私の考え方とは違うけれど、それが正しいの?」と
夫に話すと、「子どもの性格にもよるし、学校や担任によっても
対応は違って当然だから、黄金則なんてものはない。」と。
あぁ、そうだよねぇ。それも一理あるねぇ、と思いつつ、
なんだか違うんだよなぁ…と思いながら、
消化できない感情を抱えて「private practice」を見ていたら、
児童虐待を報告しようか悩む医師のエピソードがあった。
通報すればシングルマザーの母親と引き離すことになる、
何を重視するのか、と問われた医師が言った。
「何がいいかはわからないけれども、
あの子に教えたいんだ。君を助ける大人がいるってことを。」
そうだよ!!そうなんだよ!!と大きく頷いた。
確かに、学校と対決しないとか先回りしてことを広げないとか
それは日本の文化では重要なことで、大切なのかもしれない。
でも、私が一番にしたいことは、子どもに
「あなたの味方はなによりもこの私、母ちゃんですから!!」と
いう態度表明なのよ。
「どうしたいの?」「どうしたらいいかな?」ばかりじゃ
結局は子どもに任せているだけ。
狭い学校という世界でどうすればいいかわからず、
子どもが自分の価値を見失ってしまったり否定する前に
子どもの価値をしっかりと肯定してあげて、
親にとって、子どもがいかに大切か話すのが先だろう、と思うわけです。
なんてことをアメリカやオーストラリアのパルに語ったら、
「あなたが正しいと思うことをしたらいいのよ。それが正しいことよ。」と
みんながほぼ口を揃えて言う。
文化の違いなのかしら。
日本のママ友に言ったら、「不登校にさせたらいけない」とか
「学校に言えばいいわけじゃない」とかばかり。
それはなんだか違う…と思うのは私だけなのかしら。