ちょっと前に、日本のママ友から聞いたいじめの話がかなりひどくて、
日本ではこんなのだけれど、そちらではどうなの?とパルたちに聞いた。
たまに「アメリカにはいじめはないわよ。」と書いている人や
「○○(国名)にいじめはない。」
「昔はなかった」とか書いている人を見るけれど、
私はそういう類のものは全く信用しません。
どこにでもあるに決まってる。
優越感を感じるとか、弱い者いじめをするとか、
そんなのに人種も国名も時代もあるわけない。
寧ろ、優越感を感じたり、弱い者いじめをしない人種を作り上げることに成功したら
ノーベル賞だよ、と思う。
パルたちにいじめの話を聞いたら、意外なことがあった。
子どもがいるママたちは「嫌よね~。心配だわ。」という子どもの話として
みんなが書いていたけれども、
子どものいないパルたちは自分のこととして、
現在のことや学生時代のことを書いていた。
私のパルから聞いた限り、アメリカでも、ポーランドでも、オーストラリアでも
カナダでもいじめはあるそうですよ。
それぞれに体験を書いていた。
例えば、オーストラリアのパルはかなり壮絶だったようで、
高校は希望のところで、とても楽しいスタートを切ったらしいが、
半年でいじめに耐えれず退学。
勉強も学校も嫌な記憶でしかなくなった、と。
今でも、許すことはできないし、書いていて思い出すと怒りでいっぱい、と。
アメリカのパルも高校時代にPCオタクのちんちくりんな格好の奴らに
(彼女の英文を端折って訳してもコレ。実際はもっと…)
「デブ」とからかわれたのが嫌で、嫌で…
お母さんにホームスクーリングに切り替えて、とお願いしたらしい。
却下されたらしいけれど。
公立も私立も行った彼女は、公立のほうが学習環境もいじめもひどい、と。
私の中学時代もいじめがあって、
クラスが違う友達が一人の男子からいじめられているのを友達伝いに聞いた。
「同じクラスの女子は見て見ぬふりだって~。」と。
ひどい!友達として聞いた以上は見て見ぬふりはできない!と
女子20人くらいで、「ちょっと○○クン、あんた最低!!」と言いに集団で行きましたよ。
どんな人でも集団になれば怖い。
1人1人で文句を言いに行けないなら、みんなで行こう!
あなたのいじめている子の友達はこんなにいるのよ!
私たちの友達をいじめてるって?!と女子の結束を見せました。
以後、彼はいじめをやめ、先生から「お前ら怖いなぁ~」と言われましたとさ。
なんでもその男子生徒の親から「女子生徒数人にいじめられた」と学校に
報告があったらしい。。。
たった1回、文句言いに行っただけでいじめ?
あんたが毎日していたのは何?
ちゃんと最初から親に話したら?と思ったものです。
か弱い乙女なもので、暴力行為は一切しておりません!
ただ数十人で話をしに行って、その男子を取り囲んだだけなのに、
しかも体育館裏とかで隠れてではなく、教室でみんながいる中で堂々と、
という思い出話を夫にしたら、「やっぱり女子はこえぇ~!」と言われた。
”女子”が怖いんじゃなくて、”集団”が怖いという心理を使っただけです。
いじめを容認するのが大多数ではなく、いじめに怒っているのが大多数だと
彼に見せたかっただけ。
いまはそういう”いじめに怒れる人が少ない”と聞くけれど、
本当なのだろうか?
そういう人って、やっぱりいじめをする人とセットで、
どこにでもいると思いたい。