ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

どっちもどっち

私のパルたちは子持ちが多い。

しかも、こどもたちはほぼ同年齢。

この前、同じ5歳の息子を持つパルからメールがきた。

「息子が泣いてばかりいるの。あなたのところはどうしつけしている?」と。

彼女の5歳の息子はなんでも泣いて物事を通そうと、

泣いてばかりいるらしい。

別に驚きませんって。

うちの5歳の息子は、毎朝、登園を渋って、

初詣では「風邪をひいて休めますように!」と願ってましたから…

という話をしたら、

「ちゃんと子どもに学校に行くのが仕事って言ってる?」と聞かれた。

こういうのって、アメリカも日本も最近は同じなのね。

私も言いましたとも。

「それはあなたの仕事だ。」と。

耳にタコどころか、イカもえびも、まぐろもできるほどに。

でも、効果はない。

私も学校が嫌いだったので、わかるのよ~と話したら、

「えっ?あなた、勉強好きでしょ?学校嫌いだったの?」と聞かれた。

勉強とか学校とかいうものは好きでも嫌いでもなかったけれども、

”先生”が嫌いだったんだ、といまならわかる。

あの、さも俺はすべて正しい!言うことに間違いはない!というのが

どうも苦手を通り越して、嫌いでね~と話したら、

「噂には聞いていたけれど、日本の先生って、厳しいの?」と聞かれた。

アメリカの先生がどうかはアメリカで授業を受けたことがないのでわからないけれども、

日本は授業を一方的に先生がするだけで、先生の知識も考え方も価値観も

すべて正しいという前提で教えられるのよ。

娘の先生への思いは尊敬を超えて信仰にしか見えないほど、

盲目的すぎて、あれは宗教だよ!と私は見ていて怖い。

発言は挙手によって、許可され、それが正しいか間違っているかで、

意見を求められることは滅多にない、と。

う~ん・・・とアメリカのパルは悩んでから、

「アメリカの先生は…」と語った。

アメリカの先生は生徒に自由に思ったことを語らせる。

したいことをさせる、自由にさせることがいいことだと思い込んでいる。

その結果、人種差別や偏見を助長させているし、いじめもなくならないのよ、と。

・・・日本もアメリカもどっちもどっちだなぁ~と

なんだかお互いに黙り込んでしまった。

希望としましては、適度な教育理念を持ちつつも、

生徒一人一人の人格を尊重しつつ、子どもの意見をきちんと引きだし…

「できるもんなら、やってみたら?!」と私が怒られそうですが。

最近は日本だけでなく、海外のパルたちとも学校の話になると

出てくるのは先生への愚痴、批判。。。

私たちが辿り着くのは妥協点。

どっかに立派な先生とやらは落ちてないものか。

それとも、もしかして、あれは都市伝説?

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