息子の入学式で在校生による君が代を聞いた。
娘が入学したときは、「何かと話題の君が代だ~」くらいにしか
思わなかったけれど、
今日、息子の入学式で歌われた上級生たちによる君が代は
とても美しかった。
君が代は戦争へと若者を駆り立てた歌だから、
そんな歌を歌いたくない!という人の気持ちは戦死者が
1人でも親戚にいる人には大いに納得できる気持ちだと
常々思っていた。
ただ、歌自体は、いつまでも続く治世を願うもので、
国歌として素敵だと思う。
海外のパルたちと文通するようになって、
「歴史は変えられない」ということを何度も感じた。
日本がしてきた歴史は国によって観る方向は違えども、
諸手を挙げて賛成しかねるものもある。
ただ、それをすべて”君が代”のせいにして、
「私たちは新生日本です!」なんて、名前を変えただけで
体質や中身は全く変わらないブラック企業や政党と同じでしかないだろう。
その歴史もなにもかもを抱え込みたいと私は思う。
この歌で戦地に行かされた人々がいる、
そのことを思いながら、いま意味を考えながら歌うことが重要なんだろう。
歌を聞いて拍手したくなったのはいつぶりだろう。
今日聞いた君が代が私の人生で一番、心に響いた。