知らない間にイギリス英語の単語を使っていた。
luggage,film,sweets,mobile,shopping centerなどで、
これらはロンドンのパルが使った単語をそのまま使っているから。
ものは借りパクしませんが、言語の借りパクはすぐします。
知らない単語を覚えるには使うのが一番!
そして、言われた、
「そんなところだけ、アメリカ英語は変!」と。
・・・私自身はアメリカ英語を使っているつもりなんですけれど。
環境、国籍、価値観の違う日本人、イギリス人、アメリカ人で
話をしていると、同じ英語でもあちこちで混乱が起きた。
私がこの地域はものすごーくスポーツに熱心で、
”soccer mom"だらけです、と紹介した。
soccer mom,元アラスカ州知事のサラ・ペイリンが自身のことを
hockey mom (ホッケーママ)と称し、知った単語です。
”スポーツに熱心なママ”という意味もあったけれど、
私の中では”スポーツに熱心すぎるママ”という意味も含まれていた。
しかし、後で気づく。
soccer mom(サッカーママ)っていうのは、中流階級の上位で
子どものスポーツ送迎ができるくらいに余裕があるママらしいぞ!と。
その話をアメリカのママにすると、
「スポーツに熱心=学校の成績にも熱心」、それでもってPTA活動などにも
熱心なママ、ということが多い、と言われる。
えっ?そうなの?サッカーママって、教育ママだったの?と混乱し、
ロンドンのパルに私の使ったサッカーママ、意味が真逆だったかも~と
話したところ、
「私はあなたが暗に意味した”勉強よりスポーツ優先のママ”っていう
意味で受け取ったわよ。イギリスでは、否定的な意味で言われるし。」と。
…そうなの?イギリスではそうなの?とますます混乱。
いまは東北在住のアメリカ人にも聞いてみた。
かくかくしかじかなんですけれど、
「勉強よりスポーツ優先のママって、なんて呼ぶ?」と。
彼女が言うには、サッカーママは子ども3人で富裕層、
ママは働いていないというイメージらしい。
教育ママは本の流行りもあって、Tiger mom.
(『Tiger Mother』という本があった)
そして、私が言うようなスポーツのみ優先のママは
Sports crazy mom(スポーツ狂ママ)ね!と。
あっははは、そんな言葉作っちゃって~!!
やだわ~、近頃の若い子はすぐに新しい言葉を作るんだから、と爆笑したら、
本当にあった!!
まさか本当にあったとは…と絶句。
ネットで書かれていたbaseball mom(野球ママ)、
いろんなタイプがいて、審判のようにバックフェンスで監視して
審判にケチつけるママ、自分の子どもだけ応援するママ、
コーチにうまく取り入るママ等々…
そうやってママたちを分類したブログがあった。
それに対するコメントで、「あら、私のこと?」だとか、
「やっと高校生になったから、そういう世界から卒業よ!」
といった具合のコメントもあり、
世界は広いようで狭い…と感じる瞬間。
「っで、あなたはどのママなの?」とロンドンのパルの
アメリカ人婚約者に聞かれた。
子どもたちにサッカーも野球も水泳もさせてないし、
させる気もないので、どのスポーツママでもない。
勉強をそれほどさせているとも思わないので、
タイガーマザー(教育ママ)でもない。
そもそも、運転が好きじゃないから、
タクシーママ(Taxi mama:習い事等、子どもの送迎ばかりするママ)にも
私はなれないのよ~と話したら、爆笑された。
どれにも属さないママがやっぱり一番多いと思うのだけれど。