ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語で始める

小学生のこどもの学級通信に英語が書かれていた。
意味は…えーっと…うーんっと…
「よい出会いに挑戦しよう」が直訳だから、
きっと言いたいことは「一期一会」?
いやいや、「新しい出会いに乾杯」?とママさんたちと議論…
がいるような英語だった。
文法が違う…もうどこから突っ込めばいいのかわからないレベルで
文法が違う!と思ったけれど、
もしかしてこれは何か別の意味がある言い方なのか?
とロンドンのパルに聞いてみた。

「文法が違っても、言いたいことが伝わるときもある。
文法があっていても、伝わらないときはある。
この文章は文法も違うし、意味が全くわからない」と
バッサリ斬られた。

「っで、 日本語ではなんて言いたかったわけ?
言いたかったであろう英語は何?」と、ロンドンのパルに聞かれ
多分、「良いスタートを切ろう!」という類のことを
言いたかったのですよね?と先生に確認しないと真意は不明。
それを英語で言うなら…とロンドンのパルが言ったのは
"Let's get off to a good start!"
get off to a good start:良いスタートをきる

get offに始めるっていう意味があったのか~と聞きつつ、
ん?そういえば、アメリカのパルはkick offを始めるっていう
意味で使っていたけれど…と聞くと、kick offはイギリスでも使うらしい。
スポーツ大好きな人が使うならいいけれど、
あなたは違うでしょ?と言われた。おっしゃる通りです…。
(kick offはサッカーの試合開始が語源)

ロンドンのパルは芸術ホールのようなところで働いていて、
何度か"What time is kick off?"(何時に始まる?)
と聞かれたらしいけれど、
「そういう発言は低い階級の人に見られて、見下されるわ。」と…
でた!!イギリスの階級社会。
単語で階級が低いと見下され、発音が上品だとそれはそれで
上流階級(posh)って…と嘲笑され…怖っ!!

安心してください!
外国人はそもそも同じ土俵で考えられていないので多少の失敗にも
相手が外国人なら寛容よ。日本も同じような社会よね?と
にっこりとロンドンのパルに言われた。
…私もそう思います。

それにしても…学級通信の英語レベルの低さにロンドンのパルと驚いた。
ロンドンのパルも夫も「その先生に英語を学校で教えてもらっているの?」と
心配していたけれど、今年の英語の教科書は見てないけれど
去年の教科書は曜日や時間、色と、どこまでいっても基本だったので
間違えることはないハズ。
「早くロンドンに花子を送りなさい。
低い階層に見えない英語を教えるから!」
とロンドンのパルに言われる始末。
超心配性の私、こどもをロンドンに行かせるのはまだ無理…。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村