ドイツのパルからの手紙で、
「日本の子どもたちって、毎日そんなに歩いているの?」と
小学校まで徒歩で行っていることを書いたところ驚かれた。
我が家のこどもたちの小学校までは片道2キロ。
ただし、その内の半分以上は坂…。
坂道を上り下りするからか、同じ団地の子たちもうちの子たちも
1学期に1足、靴を履きつぶす。靴がサイズアウトではなく破れる!
そんな子どもたちの小学校では、毎朝ランニングも行われていて、
大体、1~2キロほどグラウンドを走るらしい。
…2キロウォーキングして学校行ったのに?
また2キロ走るって???
私ならもう授業受ける体力ないかも…。
そんな小学校に行く途中に末っ子の通う園があり、
そこまでは1.7キロ、とGoogleマップで表示された。
入学前に、通学路の確認と体力をつけておかなければと
末っ子と歩いて行ってみることにした。
こどもと歩くと徒歩30分コース。
徒歩での園の送迎のメリットは、自然を発見し、
親子の会話が弾むというのを幾度も目にしたことがあったので
私もそういうのを想像した。
我が家の末っ子との徒歩での登園、それはそんな清々しいものではなく
居酒屋の酔ったおじさんにからまれているような、
中間管理職の愚痴を延々と聞かされているような、
月曜日の朝からこれか…と思う30分。
「園行っても、意地悪してくる子はいるしさ~、
年長になってもそういう子って、変わらないしさ~、
仲良しの○クンは別のクラスだしさ~」
といった終わらない愚痴をまず聞き、
合間に道路で潰れているカエルを発見する。
(これが自然の発見か?!)
園の愚痴が終わったかと思うと、
「大体、お母さんもなんで歩いて行こうと思ったわけ?
まだ5月やろ?入学までに時間あるやん。」と
すでに半分は歩いたところで、歩くんじゃなかった、と
延々と酔っ払いのおっさんよろしく6歳児にからまれる。
息子を園に何とか送り、気づいた。
私はまたこれを歩いて帰るのか…。
往復3キロほどに結局、1時間かかった。
本日の業務は終了ーと言いたいほどに疲労感でいっぱい。