ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

特別郵袋郵便物

 日本に住んでいたアメリカの友人は帰国準備中。
そんな中、風邪を引いたようで病院を受診したらしい。
そして、散々待たされた挙句、「Go home」と一言言われた、と。
なにそれ?!と聞いただけで憤慨してしまった。
医師が言った言葉が「カエレ」だったようで…
ドイツ語だけぺらぺらな医師だったと思うことにしよう、と慰めた。
そういえば、大学時代、ドイツ語の先生がドイツ語を学べば医師のカルテがわかる!
と言っていたけれど、私のカルテを覗き見たこと数回、
汚すぎて判別不可だったり、そもそも最近は英語だわ!!と思ったり。
ドイツ語使えるお医者さんって、日本にまだいます?と逆に疑問。

話を戻して、そんなアメリカのパル、本をアメリカに持ち帰ろうと思うんだけれど
「60キロの本、特別郵袋郵便物なるものを使いたいんだけれど、
袋でしょ?大丈夫だと思う?これで送るのが一番安いの?
値段がどこにも書いてなくてわからない」と質問がきた。
その質問を郵便局でする日本語力がないから手伝ってほしい、と
言うので、「喜んで!!」と、どこかの居酒屋風に威勢よく。

いつもよく行く国際郵便にも強い、
仕事のできる局員さんのいる郵便局へまずは電話で聞いてみた。
すると、さすがの局員さんも知らず、折り返し電話をくれることに。
その結果、特別郵袋制度は利用できる郵便局が限られていて
料金も含めて、取り扱ってない局ではわからない、と。

それなら、彼女が行く予定だった東北の中央郵便局へ。
東北に電話するの初めて!!と、海外のパルと話すより緊張したけれど、
おぉ、東北弁…イントネーションが全然、聞いたことないぞ!と驚き。
こちらでも「特別郵袋」については担当者を変わられ、
変わった担当者もすごく詳しいわけではなく…
「いま資料を見ているんですが…袋のようですね…30キロまでの」と
私と同じ情報レベル。それ、まさか郵便局のHPじゃないよね?と
ちょっと不安になる。

EMSや船便とどっちが安い?
特別郵袋のその袋って、事前にもらえないの?
(箱に60キロの本詰めていって、郵便局で袋に詰めかえって、
無駄に大変じゃないですか?)
ラベルとかあるのなら、そのラベルも事前にほしい。
(郵便局でラベル書くより家で書いて持っていきたい!)
ついでに、集荷はできるんですか?と各種聞いたら
「折り返し電話させてください…」と言われる。

途中経過もアメリカのパルにラインで伝えると、
「最も恐れていたのはそれよ。そんなの知らない、とだれも
その特別郵袋を知らず、門前払いされること。」と。
大丈夫!そんなこともあろうかと、あなたの住所から行くだろう郵便局に
電話してますから!

結論からいうと、特別郵袋の袋もラベルも事前にもらうことはできず、
集荷も不可。袋が破れた場合に備えて箱や袋で小分けして、
それにも住所と名前を書いた上で特別郵袋に入れるらしい。
特別郵袋は60キロ、5万円。EMSだと7万3千円。船便だと2万強。
(特別郵袋は30キロまでなので、2つに分ける必要あり)

特別郵袋(とくべつゆうたい)について、いくつかの郵便局に電話して、
「特別郵袋について聞きたいんですけれど」と聞き、
「あぁ~!特別郵袋ね。」と返してくれた局員さん、0!!
「なんですかそれ?」「特別優待?」と聞かれるばかり。
特別郵袋について聞きたい私が、それを局員さんに説明するという…
あれ?おかしくない?という状況でした。
私も知らなかった特別郵袋、一体、日本ではだれが知っているわけ?と
アメリカのパルに言うと、
「ALT!」(英語のアシスタントの外国の先生)と返ってきて
一緒に笑ってしまった。

とりあえず、東北のコールセンターのお姉さんには
アメリカのパルが言葉に不安があるので、特別郵袋を使う人が
〇曜日に行きます、と窓口に伝えてくれるようにお願いした。
「そうですね、準備がいりますね!」と快く了承してくれたことを
アメリカのパルに伝えると、とてもほっとしていたので、
無事、仕事は終わったかと…。
今日、半日かかった。
そして、同じことを英語で言えと言われれば、むーりーと私も思う。
アメリカから本を送るときは、手伝ってよ!と言わなくては。

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