ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

異様な不安感

スイスのパルから手紙が来た。
彼女は60過ぎで、クラシック音楽が好きで、ご主人は教授。
すでに成人した子どもたちも立派な職業で、
国際結婚しているこどもたちにも理解があり、
偏見なんて持っていないと思っていた。

だから、彼女の手紙に「コロナウイルスってどう思う?」
と書かれた後に、
「新しい病気が中国からいつもやってくる」と書かれているのを
読んだとき、とても驚いた。

「また中国よ!」と彼女が思った前回は、
SARSのことを言っているのかもしれない。
SARSコロナウイルスよりも新しくて怖い病気といえば、
断然、エボラ出血熱でしょ!と私は思ったけれど。
エボラ出血熱の致死率は25%~90%で変動しているらしい。
コロナウイルスの致死率は約0.17%でインフルエンザの倍程度、
なんていう記事も読んだ。

そして、全くニュースにはならないけれど
アメリカのインフルエンザの死者数が1万人を超えたという
ニュースも読み、
コロナウイルスよりもインフルエンザのほうが恐ろしい!
日本ではコロナウイルスへの警戒でインフルエンザ罹患者数が
少なくなっているらしい。

スイスのパルは理系で、きちんと情報を収集し、
数字を根拠に考える人だと思っていたので、彼女の手紙に
驚くと同時に、それだけ不安感を抱いているのかもしれないと
思った。