ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

先生の呼び方

スイスのパルから手紙が来た。
"You are so lucky to have found a menter for Hanako."
(あなたはとても幸運にも花子のメンターを見つけたのね!)
と書かれていた。

化学がわからない私と夫に代わって、
花子の化学の質問に答えてくれる塾か家庭教師…と探した。
結果的には高校生に化学を教えている”個人塾”に
花子は入塾した。

「進度を確認したい」と入塾前に言われていたので、
花子の化学の進み具合で高校何年生のクラスに入れるか、と
検討するのだろうと思っていた。
っが、現在、化学を学んでいる高校生はその塾にいなかった。
(一応、学年で行くと”高校2年相当”の化学レベル、
と花子は先生に言われた。)
ということで、花子は先生とマンツーマンで週1で1時間化学!

海外のパルたちに、こういう状況を伝えるとき、
日本文化を知っている人なら”Juku"でいい。
あぁ、塾…とわかってくれる。
ロンドンのパルのように
「あの高いと有名なところ?何時まで?週何回?」と聞いてくれる。
しかし、それ以外の人々には説明が必要。
塾…だけれど、マンツーマンで、このマンツーマンは和製英語
1対1という意味なら、one-on-oneというらしいけれど、
自然な英語はprivate lesson。
プライベートレッスンといえども、最早、家庭教師、
という場合は、tutor.
"I hired a tutor."(家庭教師を雇ったわ)
と私は手紙の中でスイスのパルにも書いた。

そして、彼女の返事に書かれていた単語は"mentor"。
チューターがメンターになった…。
「違いは何?」と、コロラド州のパルに聞いてみた。
「似たようなもの。先生を補足する」という回答。
メンターっていうと、なんだか技術以上に精神論的な何かを
教えそうな気配を漂わせているけれど、
その点はどうなの?と重ねて聞くと、
「そんなことはない。」と。
teacher,tutor,mentor、教える人でもいろいろな言い方があるもんだ。

ほぼ2週間前に書かれたスイスのパルの手紙には
コロナウイルスって、季節性インフルエンザと同じようなものなのに
みんな大騒ぎしすぎじゃない?」と書かれていた。
それがいまは「国境は封鎖。食料品店と薬局しか開いていない」状況だと昨日のメールにあった。

We have to go through this, there is no other choice.
(ほかに選択肢はないし、この状況を切り抜けるしかないわ)
と、スイスのパルがメールの最後に書いていた。