誰も興味がないだろうけれど、備忘録の花子の化学。
化学グランプリの過去問を解いている。
化学グランプリの中には化学基礎、有機化学、無機化学、
物理化学と大きく分けて4つある。
化学を履修した高校生が解きやすいのは化学基礎。
その後は好みで…理学部院卒の友人は無機化学ラブ。
花子は有機化学ラブ。
花子は基礎化学の次に大好きな有機化学の問題を解き、
あまり好きではないけれど、できるのよ…と言いつつ、
無機化学に取り組んだ。
そして、最後に残していたのが”物理化学”。
「化学の要素ゼロだからね!!」と、化学の塾で
物理化学を教えてもらった後は毎回、言っている。
量子力学、というところを先週からずっとやっている。
「中2の花子さんには習っていないことだらけで…」と
先生も進みが遅い理由を話していた。
「エネルギーの法則が…ほにゃらほにゃら」と
花子が説明してくれたけれど、聞き取れたのは”エネルギーの法則”
というところだけだった。
花子にいつも塾で学んだことを聞くのだけれど、
あまりにも理解していない私に匙を投げた花子は
「ノートを見て!」とノートを渡した。
(2012年の化学グランプリ過去問、物理化学)
・・・数学。
これ、不眠症になったら見るノートにしよう。
「物理化学、捨てたい…。
これ、化学グランプリを受験する高校生はみんなできるんですか?」と
花子は化学の塾の先生に質問していた。
「高校生ではむずかしいでしょうね。
どこまで花子さんがするかは、どこまで花子さんが求めるかですよ。
化学グランプリでトップを目指す高校生は
物理化学も当然マスターしてくるでしょう。」
と先生が答えていた。
「くそ~…」と言いながら、花子は物理化学と向き合っている。
先生、花子の扱い方を完璧にマスターしていて感心した。