ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ややこしい選挙システム

ウィスコンシン州のパルからラインが来た。
「トランプが郵便サービスやめるって言いだしたの知ってる?」と。
郵便サービス?
郵便投票をやめる(トランプに不利なため)んじゃなかったの?
と話したら、郵便サービス全体をやめようとしている、と。

www.mercurynews.com

ウィスコンシン州のパルが「郵便で投票できないと困る」というので
そもそもなんで郵便投票するの?
投票所で投票すればいいのでは?と聞いたら、
コロナウイルスの影響で、ウィスコンシン州の最大の州都、
ミルウォーキーで開かれた投票所は5か所だった、と。

www.jsonline.com
人口約59万人なのに5か所。
1か所に12万人?!
密でしょ!それは郵便投票いるわ…。

ちなみに前回、2016年のときに東京にいた彼女は東京で
郵便投票をしたらしい。
やっぱり郵便投票って、便利ね~と思ったら、
「違うから!!すごく大変なのよ!」と言われた。

まず、投票券の署名に証人がいる、と。
その証人はアメリカ人でなければならない、らしい。
・・・東京でアメリカ人を探して、投票券の署名の証人に
なってもらうの?
想像しただけで、すでに大変。。。
「大学時代の友人が東京から電車でちょっと行ったところで
日本人と結婚して住んでいた。」ということで、
彼女はその友人に証人になってもらったらしい。

「でも、その証人にはアメリカの住所もいるのよ!」
…日本に住んでいるアメリカ人なのに
アメリカの住所もいる?
結構な無茶ぶりな気がするけれど…
「彼女の実家の住所を書いてもらった」らしい。

そんな変なシステム、変えて!っていう意見はなかったの?と
聞くと、
もちろんあったけれど
”fall on deaf ears" (耳を傾けてもらえない)
そもそも郵便投票の投票券すら届かなかった人もたくさんいたとか。

"No more than I ever, I feel no one is listening to the people."
(今まで以上に、人々に耳を傾けていないと感じる)

彼女のため息は結構、深かった。