ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

憤懣やるせない

スイスのパルから今年もカレンダーが届いた。
郵便局員のおじさんが
「Switzerland…スウェーデン?スウィ…?」と
国名に悩んでいた。
スイスです

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スイスのパルはすでに成人しているこどもたちの学校に
とても悩んだことがあるので、
(7年以上ね!と)
彼女につい最近の私の学校への愚痴?怒り?憤り?を
聞いてもらった。

2学期の期末テストの5科目学年順位3位、
3科目だと学年2位。
そんな花子の通知表!
すごく期待した。副科目もそれほど悪くない点数だった。
どれどれ、学年3位の通知表はどうなっているのかしら?と
興味津々で聞いてほしい。
オール5!…ではなく、5が2つ。
2つ?!
学年3位で?
数学と英語が5をとったが、国語が4だった。
国語、中間テストで学年2位ですけれど。
期末でも上位10%なのに?

こういうときは、「提出物は?」とみんな聞く。
提出物は締め切りをきちんと守りすべて提出!
提出したときに日付もきちんと先生が書いているか私が確認、
というとことまでしているので完璧。
問題は…多分…「出席日数」。
”出席停止”とはいえ、全日数の1割休んでいた。
出席日数って、所詮、欠席と同じ扱いなのか、
公立中学校の平常点(出席点)の大きさに呆然…というか
憤懣やるせないってこういうことか?

発熱は休まなければならない、というルールになって、
発熱は休んだ結果がコレ?
なんだこれ???

そして、兵庫県では内申点が県立入試の50%を占めるため
花子の内申点でいける高校(2学期現在)は…
トップをA高校、2番手をB高校、3番手をC高校…とすると
ギリギリC高校らしい。
5科目学年3位で?なんだこれー!とちゃぶ台を脳内で
ひたすらひっくり返し続けているままいまに至る。

毎日登校することは大切だ、という学校の話はわかる。
そりゃそうだ。できたらそうしたい。
でも、発熱頻度が多くて行けないし、コロナ予防のために
体調不良の場合は無理をしないっていう前提は?
これだけ休みながらも好成績をとることは楽勝…
だと思ってるのかしら。
公立中学校が求める優秀な生徒って、とにかく健康で、
ほどほどの成績をとることなのか?

知り合いのママさんが花子と同じ状況に陥った生徒の
話をしてくれた。
副科目が致命的にできなかった、と。

(副科目ではなく、実技科目と言わなければならない、と
花子は中学校で言われたらしいけれど…
便所はトイレといってもお手洗いっていっても
示すものは同じ、便所でしょ!
言葉だけきれいにしたって意味ないわよ!と
”実技科目”と聞くたびに思う。)

内申点でいくとC高校…となった彼は県立高校ではなく
私立高校を選択し、その後は現役で京大。
「花子ちゃんもそっちやで!」と言われた。

花子自身は「3学期は休まない!発熱があっても休まない!」と
宣言していた。
これ、正しいのだろうか?
あの中学校に発熱して、しんどい中に行くほどの価値はないわよ、
と喉元まで出そうになりながら、口には出さないでいる。
ただ、内申点が関係ないという私立高校、アリだな、と
今回の通知表で思った。

そんな話を化学の塾の先生にしたところ、
とある生徒の話をしてくれた。花子とは真逆の副教科が
すばらしい成績の子が花子が行きたがっている高校へ入学した話。
兵庫県は副教科は7.5倍)
その子がどうなったか。
底辺から上がれそうもない、と。
副教科の内申点に支えられて、実力はないのに
それなりの進学校へ進学した、
これも内申点の悲劇だと思う、と先生が語った。

「出席で評価されるっておかしいわ!
それならガンや白血病で登校できない人はどうなるの?」と
スイスのパルは聞いてきた。
不登校の人と同じく、評定不能かと…。
中学校は義務教育なので卒業できるけれど、
その後は県立高校への門戸は限りなく閉ざされている。
では、みなさんご一緒に。「なんだかなぁ~。」