ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

我が家の家康


ずっと探していた植物があった。
花屋を3軒回ってもなく、問い合わせたら聞き返され…
というレベルで出回っていなかった植物に
隣の市まで大きな園芸店を目指して行き、見つけた!

その植物名、万年青と書いておもと、と読む。

万年青 オモト おもと 都城 5.5号鉢サイズ 鉢植え


引っ越しのときに、まずは”おもと”を!というほど
引っ越しのときに重用されているらしい。
江戸時代、徳川家康が3種の万年青と江戸城へ入場し、
江戸時代は長く続いたことより、
あやかろう、と始まったのが万年青を引っ越しのときに
一緒にもっていくようになった始まりだとか。

迷信の類はアレルギー反応がでるレベルで嫌いだけれど、
万年青のシュッとした(←関西人はよくこう言う…)感じが
私の好みだったので、迷信に乗っかることにする。
万年青、ネットの販売店では”3代将軍家康公が…”
なんていう記述もあったり。
(3代将軍は徳川家光です…)

枯れにくそうな万年青ではあるけれど、
自慢ではないけれど、観葉植物を枯らす天才の私、
あまり自信がない。
それでも、徳川時代には家康公の万年青がずっとあったということは
江戸時代でも管理できる観葉植物ということか?
もし、枯らしたりしたら、責任をとって切腹していたのか?と
こどもたちも興味津々。
万年青が枯れた時の代替品を育てる人もきっといたに違いない!
枯れたら闇夜に紛れて交換!切腹回避!なんて空想を家族で楽しんだ。

そんな万年青、我が家では”家康”と呼ばれている。
「家康、水は足りてる?」と、こどもたち3人がせっせと
世話をしてくれている。
こうやって根腐れさせそう…。

ロンドンのパルに引っ越しのときには一番に万年青を
家に入れる予定で、名前は”家康”と話すと、
「立派な名前で…」と驚かれた。
まずは引っ越しまでに家康が枯れないでほしい。