ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

思いやりの英語

中学生になった太郎の学級通信に英語が書かれていた。

compassion : 思いやり

思いやり…はcompassionなのか?
クラスの一人一人がほかの人のことを考えるクラスにしよう!
という決意表明に使われた”思いやり”の英語に
compassion…。

うーん、もし、私ならkind, thoughtful, careful. consideration
なんていう単語を”思いやり”の英訳には使うかも。
中1だということを考えると、
Be kindとかBe niceでもいい気がするし…。
一言で”思いやり”を英訳するなら、私なら
considerationを選択したなぁ、と思った。

アメリカのパルたちの英語でもよくでてくるconsideration
私はいつも”思いやり”と訳していた気がする…と
過去のメールを読んだ。

Please don't think of me as inconsiderate or uncaring
to not talk much on Google Hangouts this evening,
(今夜、私がグーグルハングアウトであまり話さないからって、
私のことを思いやりがないとか心無いとか思わないでちょうだい)
→手紙でいろいろ書いたから、いまは話せないの!というときに
インディアナ州のパルが書いていた。

I guess I'm feeling so very guilty and want to know
if there's anything I can do to make up for my
inconsiderate behavior.
(罪悪感でいっぱいだから、私の思いやりのない態度の
埋め合わせがなにかできるか知りたいわ。)
→安否不明のまま入院していたインディアナ州のパルのメール…。

inconsiderate(considerate:思いやりのある、の反対)、
思いやりがない、愛情がない、とやたらとこの単語を使うのは
やっぱりインディアナ州のパルか…。
ロンドンのパルは "thoughtful"を好んで使っている気がする。
アメリカとイギリスの違い?個人の趣味レベルかは謎。

ちなみにcompassionをアメリカのパルたちとの会話で
聞いたことも見たこともないんだよなぁ…と調べると、
日本語訳としては”同情”が近い、と知る。
では、なぜ太郎の担任は”思いやり”の英訳にcompassionを
選択したのか?
多分、”思いやり”で、グーグル検索したかと…。
一番にcompassionがでてきました!
もう一歩、compassionについて調べたら、”思いやり”でも
”同情”のほうの”思いやり”って、わかっただろうに…。

小学校や中学校の先生たち、大卒で英語も自信があるのか、
学級通信に英語を多用する。
その英語が毎回、「微妙…」だと唸っているママさんたちが多い。
なぜにここで自信満々にこの英語を使った?と疑問を抱いたり、
この文法ミスに気付かないのか?と不安になったり。
中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語でも同じ。
周囲には意外に「実は大学時代、スペイン語専攻でスペイン留学してたの」
なんていうママさんがいたりするんです!
おすすめはラテン語
ラテン語?!すごい!どこでどうやって学んだのですか?と
私なら面談のたびに質問攻めにする。

英語は突っ込まれやすいから、学級通信に書くことはおすすめしないわ~
なんていう話をママさんとしていたら、
そのママさんが花子の連絡帳に書かれていた先生の書いた化学式にも
「これ、間違えているし!」と突っ込んでいた。
リケジョもあちこちにいるので、化学式も安易に書かないほうがいい。
というよりも、生徒や保護者には、この程度で大丈夫だろうと
適当に先生たちが書きすぎなんだと思う。
いろいろな学部出身の保護者がいることに気づいてないのだろうな。