ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

”Finlay Donovan Is Killing It"

やっと読み終わった!
「そのピンクの本、コスパいいね」と家族に
からかわれながら、年末年始も読んでいた一冊。
”Finlay Donovan Is Killing It"

ジャンルは…ドタバタサスペンス…
いや、そんなジャンルあったかな?
"A Woman Is No Man"は女性の三代記なのに

背筋が凍るシーンが何度もあったけれど、
”Finlay Donovan Is Killing It"は殺人事件も
ポンポン起きるわ、マフィアに狙われて傷つけられるわ、
死体はあちこちで出てくるわ…なのにこのあふれるドタバタ感。
完全犯罪を作り出す気はあるのか?!
大丈夫か?とこちらが心配になる。
怖い殺人事件が苦手な人、2時間サスペンスとか
家政婦は見た!が好きな人におすすめの一冊。

不倫した夫と離婚し、親権争いをしている女性作家の元に
殺害依頼がくることから始まる。
妻に殺害依頼をされる夫はどんな奴かと偵察すると、
これがまた悪い奴だった…胸糞悪いタイプの。
殺すつもりはなかったのに(犯人はみんな言うけれど)
気づけば死んでいて、気づけば死体を埋めることになって…
しかも気づけばちゃっかり報酬までもらってほっとしていたら
次の依頼まで来て…からドツボにはまる。

10日以上かけて読んだ…。
内容は面白い!けれど、いままで読んだことのない
殺人事件ものだったので
でてくる単語がわからなかった。
culprit:犯人、
accomplice;共犯者
tip line:ホットライン
search warrant:捜索令状
plea bargains:司法取引
主人公の女性とベビーシッターの女性共犯者の会話が
とても面白かった。
主人公の女性が「私はまだ棺桶に片足突っ込むほど年老いてないのよ」
と話すと、「あら、あなたが棺桶に両足突っ込んでいるのを
こないだ見たわよ。」(死体を穴に埋めた時)といった具合。

これ、どうやってハッピーエンドに持ち込む気だろう?と
ひやひやしながらドタバタコメディのような殺人事件を
読んだけれど、結末もなかなか面白かった!

2022年最初の1冊!