ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

オンライン家庭教師

娘の花子が中3の夏から大手集団塾に通った。
週3回、往復で2時間!塾と家を行ったり来たり…
大手塾のさすがの受験情報は毎回メモをとりたくなるほどの
素晴らしさではあったけれど、大学受験まで続けるのは
子も親もきつく退会。
中1の太郎も3か月通ったものの、成果は全く出ず。

そこで、個人指導に切り替えてみた。
最近はオンライン家庭教師なる先生とサイトがたくさんあり、
その中のひとつをすること4か月目。
大学生のバイトからプロの家庭教師、予備校講師と
本当にいろんな先生がいる。性格も教え方も主義もそれぞれ違う。
先生たちのプロフィールを熟読し、合いそう?と思った先生に
連絡を取る方式。

中1の太郎、英語(とたまに国語)を教えてくれる女性の先生、
私立高校の非常勤講師のもよう。
英語の最高峰!の大学出身。
東京大学”より私が興奮した大学名…しかも英語の発音は
完璧なブリティッシュ イングリッシュ…ではない。
バリバリの国産子女ですね…というところも好感が持てる。
この先生はとにかくほめ上手!
「すごい!」
「合ってる!」
「うん、正解!」
「調子いいね!」と
誉め言葉の種類がとにかく豊富で褒めちぎる!
我が家の太郎に限って言えば、お調子者なので、
「また先生にほめられちゃってさ~」と喜んで宿題をする。
この先生は「要望があれば、お知らせください」と保護者への
要望を聞くことも欠かさず、とても伝えやすい。
「宿題を多くしてください」とか
「あの単元があやふやだと思います」とか、
つい伝えると、「生徒さんと一緒に頑張っていきます!」と、
いつも前向き。

また、太郎の数学の先生は多分、文系だと思うけれど、
講師歴も30年以上。一人の生徒の指導歴が長いのも納得。
数学のあやしい箇所や点数の話をすると
「それは心配ですね」と保護者に寄り添う言葉を忘れない。
また要所、要所で「だんだん数学力、上がってますよ!」と
保護者が喜ぶコメントをくれる。
いやぁ~、さすが!!と私でも思う先生たちは
やっぱりいつも予約がいっぱい。

それでは微妙な先生たちはどうか。
一応、微妙…と思った先生はいまのところ一人。
(こちらもプロフィールの文章で相手を選択するため)
「これだけは守ってほしい」という先生のルールを最初の授業で
語られた。それも4つか5つあって、一番最初の確認は
「猫、大丈夫?」オンライン指導なのに、それ?
それが一番最初?と驚いた。
その後に宿題の提出や質問についてのルールを説明されたけれど、
順番違うだろうし、そういうことは口頭ではなく文章にしてよ…
と思った。この先生の優先順位おかしくないか?と
思った勘は正しかった。
案の定、数回の授業後に「最初に言いましたが…」と後に言われる。
「いや、言ってないって…」とこっちは思うようなことを。
水掛け論になるので、「そうでしたか、すいません」と伝え、
終了。

その先生には花子の数学の疑問解消をお願いしていた。
花子との相性は悪くないようだったけれど、
カリキュラムとかスケジュールを立てることのできない先生と
花子だったので、先が見通せず、現状の可視化もできず、
場当たり的な授業が多かった。
今後の見通しを二人で決めてほしいと話すと、うやむやになり…
「もう無理だ!」と私がなった。
先生のヒントの出し方や考えさせ方は賢い人なのだろうという
やり方ではあったのだけれど、それ以外の先が見通せず
現時点の問題を片づけていくだけという方法は私にとって
ストレスになった。
先生の提案力のなさに正直、呆れてしまった。
しかも、花子はあまりその先生を必要としなかった、
というのも致命的。

そこで、次郎の数学のオンライン家庭教師に花子も
お願いすることにした。
職人の先生です。
「それはどうなのでしょうか?」なんて口を
はさめるような感じの先生ではない。
「ついていきます!」「よろしくお願いします。」の2つしか
多分、言ってはいけない…そんな昔ながらの先生。
その先生の授業を聞いていると、「私が生徒なら無理だわ」
と思うようなあっさり説明ながら、
次郎には「わかりやすい」と好評。
理系向けの理系のための理系の先生です。
文系の私は呼ばれもしない…。
直球どストレートで、言葉を選んでますか?とか言いたくなる、
私が生徒なら、とても無理…な先生。
でも、「言いたいことがよく伝わる」と理系の次郎や夫からは
高評価…。

「わからないところを一緒にしよう!」というカリキュラムなしの
先生から、「では、このページをやってみて」という先生の
カリキュラムで、滔々と授業する先生を体験した花子。
吉と出るか凶とでるか…
「楽しかったわ~!!褒められたし!」と喜んでいた。
やっぱり理系にはすごく好評の先生。
「久しぶりにこれをすっと解ける子に出会った!」と
褒められたらしい。
先生の出した問題も花子の好きな数学力を問う問題で…
趣味趣向が合致したようです。
へー…あの先生が良いんだ、と私には納得できないけれど
花子と次郎は簡潔でわかりやすいと好き。

職人気質の先生に花子の状況を説明すると、
ルートは3つありますよ、と選択肢を3つ明示し、
まずはルートAを選択して、途中で花子ちゃんに合わせましょう、
という提案があった。
くぅ~!!それ!それ!そういうその道のプロの提案を
保護者も求めているんですよ、と言いたくなる提案で
さすがプロ。
最初の授業も飛ばして、宿題もプリント10枚ほど出して…
1週間に?!さすが鬼コーチ!
私はついていけないけれど、花子と次郎はついていってほしい。