ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

年上の友人たち

ママ友と久しぶりにお茶をした。
大人になってからのお友達作りはむずかしい。
職場が変われば、それまで仲良かった人と疎遠になったり、
いままで仲良くしてきた人とも受験が近づくとギクシャクし、
学生時代の友人とも子どもの成長とともに疎遠になり…
って、疎遠になるばかりじゃない?!という話。

私も疎遠になったママ友や友人はたくさんいる一方で、
かれこれ10年以上の付き合いで、ママ友から友人だわ~と
思うような人もいる。

お茶をしたときに、ママ友(私の中では、まだ)に聞かれた。
「あのメイさんと仲良しの佐藤さんはいくつ?」と。
えーっと…かれこれ6年の付き合いで、
学年でいうと8つ上だったかしら、と話すと、
「そんなに年上のママさんと仲いいの?!」と驚かれたけれど、
それを聞いたママ友も私より学年で言うと6つ上。
ママ友から家族ぐるみで仲良しな友人も学年でいうと3つ上。

”同郷”ということで方言で盛り上がる友人は私より15歳上だけれど、
「ちょっと、ここだけの話ね…」と住んでいる地域の
悪口を毎回言い合う。
同郷の人にはわかる”あるある”ネタで。
ここが故郷のこどもたちにはわからないだろうけれど、
ここが故郷ではない私たちには違和感しかないわよね!と
毎回、ほぼ同じネタで言い合える。

こどもたちが生まれてから、ママさんたちの年齢が
いままで以上に気にならなくなった。
話していて心地いい人とは長く付き合えるし、
そうでもない人とは最低限の大人のお付き合い。
年齢が上の友人たちを見ていると、
「私もこんな50代になりたい」と思う。
我が家のこどもたちの反抗期をいくら語っても、
「いまが華!メイさん、怒鳴れるって、若さだわ!」と感心される。
ある意味、通じてる?と思うレベルで聞き流される。
それでも、あとから、「そうか、いまが華なのか。」と
ストンと腑に落ちて、
「怒鳴れる私って、まだまだ若いな!」と思うことにする。

年上の友人たちは私の失敗にもとても寛容で、
反抗期のこどもと同じ土俵で戦った話をしたら
「私も息子の襟元を無言で掴んだわよ、朝5時から!」と
あの温和なお兄さんと?!おしゃれなあなたが?!と
10年後の今はまるで想像できないことを語ってくれたり、
「あぁ~、私もやったわ!」と同じく失敗談を語ってくれたり、
「こういうのが便利よ」と先回りしてプレゼントしてくれたり、
気を遣わせない気遣いが、やっぱり違うわ~と感心したりする。
年上の友人たちの生き生きとした日常を知ると、
私の10年後も楽しみになってくる。

数日前、私より7つ上のママさんと話していた。
「あのママさんは若いからさ…」と彼女が語ったママさん、
私の2つ下なんですけれど…。
「ってことは、私も若い?」と聞くと、
「あんたは違う!ぎっくり腰したんやろ?」と…。
腰痛ベルトをつけているいま、返す言葉もございません。